世界が変わる超おすすめ高級イヤホン ER-4PT (ER4XR) を使ってみてくれ…!

世界が変わる超おすすめ高級イヤホン ER-4PT (ER4XR) を使ってみてくれ…!
みるみ

あなたはイヤホンにどこまでお金を出したことがあるでしょうか?

もしスマートフォンに付属しているイヤホンしか使ったことがないとか、せいぜい1万円くらいまでのものしか買ったことがないなんていうことがあったら、あなたは人生の8割は損していると僕は思う。

今まで何度も聴いてきたお気に入りの音楽も、この ER4XR で聴くことによってこれまで全く聞こえることのなかった美しい音をたくさん浴びることができ、あなたの耳に極上の幸せを与えるでしょう。

「イヤホンにお金を出すなんて」というあなたにこそお届けしたい、新しい幸せを伝えるこのページ。

僕が実際に持っているモデルは「ER-4PT」という方なんですが、サウンドハウスで販売終了してしまったため事実上まともな入手経路はほぼ断たれてしまいました。

なので紹介を新モデルである「ER4XR」に切り替えました。方向性は大きく変わっていないと聞いているのでたぶん問題ないはず(購入者やイヤホン評論家のレビューなどを見てもこの2つのモデルの関連性は最も高く事実上の後継機とされている感を受けます)。僕も追って購入します。

記事内ではどちらの表記もありますが適宜読み替えていただけると幸いです。

そもそも高いイヤホンはいい音がするの?

headphones-earphones

イヤホンに限らずオーディオ全般に全く興味がなかった人からすればまずはここが疑問になっていると思います。

結論から言いましょう。劇的に変わります

分かりやすいところで言うと、まずは価格が1万をちょっと越えるくらいのものを使ってみると差がよく分かると思います。さらに、定価が1万以内に収まっているものとそうでないもの(目安12,000くらい)でもかなり違う印象があります。まあ実際には「ER-4シリーズ」を買った方がいいのでこの辺のものは買わなくていいんですが。

今回は「これくらいの価格帯ならこれだけランクが違うよ」みたいなよくある図の紹介とかはなしにします。たくさんの高級イヤホンを使い分けるようなオーディオオタクでもない限り、「ER-4PT」1本を買えば全てが円満に解決するからです。

「ER-4PT」ってどんなイヤホン?

さてさてじゃあその「ER-4PT」ってなんなのよ、という話に入っていく。一応再度申し上げておきますが、この記事の対象は「ほとんどイヤホン、もしくはオーディオになんて興味も知識もない」っていう方たちです。

イヤホンの紹介をする以上、多少細かい話も入ってきますが許してください。

ダイナミック型とBA(バランスドアーマチュア)型

イヤホンは大きく分けて

  1. ダイナミック型
  2. BA(バランスドアーマチュア)型

という2種類があります。

誤解を恐れず超簡単に言うと、中に入っている音を出す「ドライバー」というものの違いと思ってもらえればいいと思います。詳しく知りたい人は調べればいくらでも出てくるのでググってどうぞ。

  • ダイナミック型はドーンと迫力があるが繊細さは劣る
  • BA(バランスドアーマチュア)型は鮮明さと解像度(音のくっきり度)は素晴らしいが低音など迫力は控えめ

もちろん一長一短であって、どちらの方がいいということはないけれど、1つ言うなら高級イヤホンにはBA型が多い。もともとコストがかかりやすいっていう点を除いても、BA型のデメリットを補うためにドライバーをいくつも搭載しているモデルなんかがある。当然高くなるよね。

今回紹介する「ER-4PT」もBA型です。

なにより「ER-4PT」のメーカーである「Etymotic Research」のイヤホンは世界でもピカイチなくらいの解像度と忠実な再現度がウリなのでBA型なのも当然です。プロのレコーディング現場やアーティストがライブ中に使うイヤモニにも多数利用されています。それくらいこのイヤホンの鮮明さは認められているものがあるということです。

解像度の高さと全体のボリューム感のバランスが最高なのが「ER-4PT」

「低音弱いのかー。じゃあいらんな。」と思ったそこのあなた。甘い。

実は「ER-4S」っていう型違いの商品があるのだけれど、世界中で大ヒットした名器は実はこっちの「ER-4S」。これはとにかく解像度にステータスを全振りしたイヤホンなんです。でもその代償として「低音の迫力はかなり乏しい」、「インピーダンスがとにかく高い(音量が小さいってことだと思ってください)」せいで日常使用には向かなかった。

っていう背景の元、iPhoneやポータブルプレイヤーでそのまま使うことを目的として生まれたのが実はこの「ER-4PT」なんです。

解像度をほとんど損なわずに見事に迫力と低音を補った上でなんと音量も充分に取れるようになっている。なんといっても、サブウーファーで増強したような安っぽい低音じゃなくてあくまでも自然なバランス感で全体をまとめているのは本当に見事です。

しかもなんとER-4PTを買うとこのER-4Sの音が聞けるようになる「S化ケーブル」というものが付属してきます。ちなみに10cmくらいのこのケーブルだけで単品だと4000円くらいするシロモノです。(↓の図だと左上の袋に入っているやつ)

er4pt付属品

このクラスのイヤホンになるとケースや付属品もかなり充実しています。イヤーピースもたくさんあるので基本的に追加でなにも買わなくても安心。

S化ケーブル

これが「S化ケーブル」。それなりの耳とそれなりの音源で聴き比べないと差は分かりにくいかもしれません。でも音量が落ちるのは一発で分かります(これは音質とのトレードオフだと理解しておくといいと思います)。

聞こえ方は?

これはもう言葉だけ、しかも文字だけとなると伝えきれないというレベルなんだけれど、とにかく初めて聴いたときはまさに"唖然と"するでしょう。しばらく動けなくなると思う。

今までりんごイヤホンとかしか使ったことない人からすると、「音」というものにここまで差があるということ自体が知らない世界だと思うので、まさに蛙が海を見るようなことになるんじゃないかと。ホント、ヤバいですよ(語彙力

すべての楽器がぶつかり合うことなく聞こえてきて、どれもこれもが素晴らしいバランスとブレンド感で混ざり合います。極めつきは音量を上げてもうるさくない上に特定の楽器、音が聞こえなくなることがないということ。音量というのは大きすぎるとなにがなんだか分からなくなるものなのだけど、これはそれがない。

なにより音が明るく、高域はきらきらとしながらも耳に刺さらず高いレゾリューションで聞こえてくるのに、しっかりと土台を造り上げる低音感とそのバランス感覚も神業と言っていいレベル。泣きます。

あと言っておきたいのは、「俺は低音ブンブン鳴らすのが好きなんだぜ!」って人ほど1回騙されたと思って聞いてみてほしい。ブンブンの君も、きっとノリノリのダンスミュージックだけじゃなくてロックやJ POP、きっとバラードだって聞くだろう。

そんなとき、こいつのことを思い出して欲しい。きっと「ああ、生まれてきてよかった…」って思うだろう(大げさじゃなくて今でも僕はこのイヤホンを付けて音楽を聴くと今でもこう思う)。

普段使っている僕の感想

こっからは感想をベースに。

たぐいまれな遮音性能

あえて説明していなかったんだけどまず先に言っておきたいのは、その特殊なイヤホン形状に慣れるまでにちょっと時間がかかる。でも3分くらい。要はすぐです。

er4s_er4pt-earpiece

こんなん。三段う◯ことか色々ひどい呼び名がありますw(かっこよく呼ぶなら「トリプルフランジ」とかよく聞きますね)

この密閉度の高い構造のおかげで、かつて誰も経験したことのないだろう遮音性を体験できる。

mimisen

こういう耳栓とかしたことある人は、あれの比じゃないくらいなにもまわりの音が聞こえなくなると思ってもらって構わないです。

本機を使用中、目をつぶってホームで電車を待っているときに気付かずに乗り過ごしたこと数知れず。目の前で特急が通り過ぎてもなにも聞こえない。だから道を歩くときはかなり周りに注意を配るクセがついた。何度も車に轢き殺されそうになっているので。考えられる唯一のデメリットかもw

しかもなにが面白いって、サウンドハウスの商品説明に

・外部ノイズの低減は、危険な音量でのリスニングによるリスクを軽減します。

ってある。要はこれって「まわりの音がなにも聞こえなくなるから音量が小さくても充分聞けるよ」って言っているんだけれど、そもそも遮音性能が高すぎてまわりが聞こえない→なにもリスクは低減されていないってことなので笑えます。

まあ冗談はさておき、この遮音性の異常な高さゆえ他のイヤホンをもう使いたくなくなっている自分がいます。これくらいのクラスのイヤホンになるともう音質の優劣って一概に付けられなくなってくるので、この特徴にハマってしまうのと他のものが選べなくなる(それでもこのER-4PTの聴こえ方を超えるものには今まで出会ってません)。

極めつきは「イヤホンから音が聞こえている」っていう感覚がゼロであること。聞こえてくる場所が耳の方ではなくて、頭の中で鳴っているというか、もっと言うと音楽の空間の中に自分がいるような聞こえ方なんですよね。

この感じはもう言葉では言い表せないほどの感動で、まさに全身で音楽を浴びているような気持ちになれる。僕はこれを「音のシャワー」と呼んでいて、人生の中でもとても大切な時間として楽しんでいます。

静かな場所ではさらに威力を発揮する

僕はなにか嫌なことがあったときとかに、夜寝る前に部屋を真っ暗にしてイヤホンで音楽を聴く。とっても静かな環境です。同じことをやっている人も多いかな?

いくら遮音性能が著しく高いとはいえ、周りが本当に静かかどうかは大いに影響がある。というわけで、このイヤホンの真骨頂を体感できるのだけれど、これがもうすごい!聴く度にこのイヤホンの素晴らしさに涙を流しそうになるくらい感動します。笑

細かい聞こえ方を専門的に説明するのは省きます。探せばいくらでもあるだろうし、僕が伝えたいのはそういうことじゃない。「主観的な感想と、僕は感動してるんだよ!!」っていうのを伝えたいから!

第一聴かなきゃ分からないし。「百聞は一見にしかず」ではなく、「百見は一聞にしかず」である。

端子形状やケーブルなどその他の部分

イヤホンを選ぶ際ここは非常に重要なファクターとなる。長さはどれくらいなのか、Y字型かU字型なのか、端子の形はどうなっているか、ケーブルは絡まりにくいか…etc...

これも一応僕なりの意見を交えて解説しておきます。

長さ

およそ150cm。

平均的な長さであるんだけれど、Y字型であることも合わせてそのまま付けると歩くときにけっこう邪魔。しかもこのイヤホンの有名なデメリットとして「タッチノイズ」(コードにものがあたると耳にその騒音が聞こえてくる現象)も合わさって最悪なので僕は以下のような付け方を提案しています。

付け方

青いのがケータイなりプレイヤーでそこからの赤い線がイヤホン。ポイントは首のところで後ろから一周というか半周というか首に掛けていること。

こうすることによってタッチノイズはほぼ起こらないし、ちょっとイヤホンを外さなきゃいけないときも外せばそのまま首に掛かる。しかも平均的な身長なら少し首に巻くことによって余分な長さがなくなりケーブルの煩わしさもなくなるおまけつきです。

まあ文字だけだと何を言っているかよく分からないと思うので、ご自分でも色々試してみてください。

端子

写真で見て分かるとおり、L字型です。これは普段このイヤホンを差し込む相手がなんなのか、もしくはどこにイヤホンジャックがあるかによって利便性が変わってくる。僕は真っ直ぐ派なので、付け替えた。

ミニプラグを付け替えたER-4PT

端子自体がしっかりするので根本の断線に強くなるっていうメリットもあると思っています。メッキがかっこよくて見た目も気に入っています。

以下のような端子部分だけの製品が売っているので、イヤホン屋さん(代表的なのだと秋葉原のe-イヤホン。試聴もたくさんできる)に持って行くと作業してくれる。

実際これは耐久性の向上という意味でもかなり一役買ってくれます。おすすめ。

おわりに

とまあそんなわけで、僕の感想とかをメインにお伝えしてみました。とにかくこの世界を知らない人にこの驚きを知って欲しいんです!!その一心でこの記事書きました。ぜひよろしくお願いします!!

それと上でも言ったけど、購入は色んなところを覗いてみることをおすすめします。試聴に行くのももちろん大切ですが、試聴では本物の感動の10分の1も味わえないということをお忘れなく。僕はぜひ買って欲しい。「この感動を1人でも多くの人に知ってもらいたい」という目的以外のなにもないので。

それでは、ぜひぜひ良い音楽ライフを!人生変わりますよ

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

この「みるめも」というブログの筆者です。

この記事へのコメント

サウンドハウスのほうは販売終了になっているようですね

うわっ、ほんとですね…。
なんてことだ…。

しばらく様子を見てから解決策を考えます。ご指摘ありがとうございました。

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