【Fitbit AltaHR 完全レビュー】AltaHRはお風呂でもずっと外せない相棒になった!

【Fitbit AltaHR 完全レビュー】AltaHRはお風呂でもずっと外せない相棒になった!
みるみ

本気で太りたいと長らく言いつつもカロリー収支の管理すらやっていなかった自分の甘さに呆れつつ、とりあえずいつも通り ”モノ” から入るか、ということで活動量計(アクティブトラッカー)をリサーチ。

結果購入したのがこのAltaHR

fitbit-altahr

活動量計の購入は初めてだったので、今回は

  1. 僕がどんなことに注目して選んでいったか?
  2. そもそもどんな機能やスペックが存在するのか?
  3. 使い始めて実際どうだったか?

という流れでレビュー記事としていきたいと思います。

なお、防水能力について、これが目的でこの記事に辿りついている人も多いと思うので先に結論だけ言っておくと、毎日付けたままシャワー浴びたり(入浴ではない)洗い物したりしてますが全く問題ない。水もお湯も全然余裕です。詳細は後述しています。

活動量計を買おうと思った理由

僕は病気かと思うほど異常に太れない体質だったので、なんとかして体重を増やしたいと思って数年に渡り色々な努力をしていたんだけど、うまくいかなかった。

でもなんとマヌケなことか、カロリー消費量よりカロリー摂取量の方が上回れば必然的に増量できるということに改めて気付くのにとても時間がかかってしまった。

しかしそうなれば話は簡単、まずは自分が1日にどれくらいのカロリーを消費しているのかを知りたいということになってくるので、ここで活動量計の購入検討が始まった。

あとは左手になんかかっこいいものを付けていたいとかいうクソみたいな思惑も見え隠れしている(僕は左利きなので、時計は右手で活動量計は反対の左手ということになる)。

メーカー・機種を絞る

さて、以上のことから僕が活動量計に求めるのは正確なカロリー消費量の計算である。

今回の話に限らずだけど、まず自分にとってなんの目的のためにその商品を買うのか?から考えると欲しいものを正しく絞り込めますよ。

必要な機能を考える

heart-pulse

これは色々調べてみて分かったんだけど、正確なカロリー消費量の計算には「心拍数計測機能」が不可欠らしい。

たしかに心拍数がカロリーの消費量を知るための情報ソースになりそうなのは簡単に想像がつくけど、なんとなくで話を進めたくはないのでちゃんと調べてみた。

カロリー計による運動時エネルギー消費量の検討 / 武蔵丘短期大学紀要 第3巻 / 文谷知明、星川秀利 / 1995

日常生活および付加運動時の消費カロリー測定法には、呼気ガス(酸素摂取量)を運動時に直接採気・分析する方法、運動時に心拍数を測定し予め作成した心拍数と酸素摂取量の関係式から推定する方法、タイムスタディ(生活行動時間調査)の記録から求める方法、歩数計による歩数から推定する方法などがある。

ふむふむ。とりあえず既知の方法でありそうなのはたしかっぽい。

改めて色々調べてみてみると、AltaHRではない活動量計の話で「同じ運動強度でも運動への慣れに起因する心拍数の低下によってカロリー消費量も減るのはおかしい」というなるほどなという意見もあったんだけど、どうやらAltaHRは安静時心拍というのに主軸を置いて計算しているらしく、やはり精度はかなり高い模様。つまり、運動時の局所的なカロリー消費量を知りたいのではなくて、1日の消費量を平均して目安で知りたい人には特に向いていそうということも分かった。

「Fitbitは高めに出る」とか「ガーミンは低めに出る」とかメーカーごとのクセはあるので、その辺も上手く併せて考えるといいんじゃないかな!

というわけで、結果的にも素人のイメージ通りというか、カロリー消費量を知りたいなら心拍数計測機能は外せないということが無事に分かりましたね。

活動量計のレビューに絞ってネットで検索してみても「心拍数計測があるとカロリー消費量の(他で測定したものとかの)実測値に近い値になる」とか「ばらつきも少なくなって値の信憑性もありそう」といった声が多かった(ただし関連に否定的な意見もある)。

ちなみに、「AltaHR」の「HR」はHeart Rate、心拍数の意味です。(僕もこの記事書き始めてから気付いたんだよね…)

使用スタイル・使用環境は?

air-bubbles-water

ちょうど今の話と繋がってくるんだけど、次に考えるべきは「自分が使う環境や使用スタイルはどんな感じか?」をイメージしてみること。

そうすると僕の場合、希望は「24時間付けていられて、邪魔と感じることがないもの」という一言に集約される。つまり、お風呂に入るときいちいち取るなんてもってのほかなので防水対応は必然ということになってしまう。

が、ここで1つ問題が。。

どうやら記事執筆時点でも、「心拍数計の搭載とIPX7レベルの防水機能の両立」はないらしい。

その辺はうまくやっとけよ!!

そういうこともあって、実は心拍数計がついてないけど防水バッチリ!という謳い文句のこいつ↓の存在のせいで最後まで迷ってしまってなかなか決まらなかった。

しかもより細くて目立たなさそう…。

でも、本来購入の目的であるカロリー消費量が正しく知れないなら買っても意味はないと無事に思い直すことができ、「AltaHRも防滴はあるしなんとかなるっしょ!」とほぼやけくそで決定した。壊れたらそれまで、と思った。

とにかく自分が実際に使うスタイルや使用環境を具体的にイメージすること、そしてそれが本来の目的達成に貢献するかをちゃんと考えましょうということが言いたかった。

そうして見つかったのが「AltaHR」

と、色々考えていった結果紆余曲折を経てこれになったというわけである。

かっちょいいね!

公式サイトでもファッショナブルな感じで紹介されてます。

fitbit-altahr-officialsite
Fitbit AltaHR 公式サイト

さてさて、ようやく次からレビューしていきますよ!

AltaHRの実機レビュー

まず外観から。

fitbit-altahr2

いや、ほんとに細い!つけててもこんな感じ↓で、控えめなのにブラックで締めてくれるのがかっこいい。
この目立たなさなので、付けていった初日から周りに「なにそれ?」と言われたりするめんどくさいイベントも一切発生していません。ぐっじょぶ。

fitbit-altahr3

ちなみに裏はこんな感じ。

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緑のLDが血流センサで、こいつが血流(心拍数)を計測していると思われる。いつも光ってて(写真では分からないけど実際では高速点滅している)、近くに物体がないと光が強くなる。よく分からんけど。

見えている端子っぽいのは充電用で、こう使う。

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fitbit-altahr6

バッテリー持ちについては後ろで説明しています。

バンドと本体の取り外しも簡単で、Fitbitのホームページでも説明がある通り公式のバンドやサードパーティ製のバンドと気軽に交換して着用できる。おしゃれ機能なんでしょうが、付け心地や素材の微妙な違いで人それぞれ付けやすい環境を実現できるのもメリットと言えます。

僕はデフォルトのゴム系のブラックがダントツでお気に入り。全体が黒で薄いデザインで、なんとなく内側も蒸れにくい感じで最高。

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ちょっと汚れて見えるのは、たぶん石けんカスとかがいつもベルトが重なっている部分に溜まってしまっているから。普段は見えませんし、水洗いで簡単に取れます。

ちなみに僕はこんなのも買った。上の純正のバンドは少し形が崩れてきてしまったので今はこちらを使っている。

fitbit-alta-hr-band

商品は以下。色の組み合わせは15個くらいあります。ほぼ3本セットですのでお買い得(下記リンクはピンクとパープルになっちゃってますが商品ページで選べます)。

こちらはメインディスプレイ。

fitbit-altahr8

ディスプレイのあたり(かなり広範囲)をダブルタップみたいに叩くと画面がON、以降1タップごとに各自が設定した計測データなどを表示できます。

設定はすべてFitbitの公式アプリを使う。これも後述します。

測定精度はかなりいい感じ

使い始めて1ヶ月以上経つけど測定精度にはわりと信頼を持っている。というのも、毎日でほぼばらつきがない上に、ちょっと歩いている時間が長かった日や明らかに疲れたりした日は諸々のデータにしっかり数値として表れているのがよく分かるから。

歩数計、心拍数、睡眠計測(これまじですごい!!)などはデータを見れば正しいのは明らかなのでいいとして、問題のカロリー消費量については色々調べてみた。

基礎代謝を知る

1日のカロリー消費量には当然基礎代謝も含まれているので、まずは自分の正確な基礎代謝を知ってみようということで、わざわざ体組成計も買ったw ちなみに買ったのはこれ。

表面がガラスだから高級感あってかっこいいんだなこれが。

で、出てきた数値は1520でド平均ストレート。

kisotaisyaheikinti

AltaHRも基礎代謝は入力した年齢・性別・体重などの基本情報から計算して1日のカロリー消費量に加味しているので、僕の場合基礎代謝の時点でズレは全くと言っていいほどなさそう。よし。

カロリー消費量の概算を調べてみる

その上で、こういうサイトを使ってなるべく正確なカロリー消費量/日を算出してみる。ちなみにこのサイトは気持ち少なめに出る(比較元は、僕自身が自転車につけるパワーメーターを使って仕事量から計算したカロリーを絶対基準にしたもの)。

そんなこんなで、1ヶ月AltaHRをつけて出てきたカロリー消費量平均値と比べると、おお素晴らしい、誤差は大きくてもほぼ200~300くらい

このサイトは少なめで、AltaHRは(Fitbitは)ちょい多めだということを考えると、理論的には見事ぴったりと言いたいところ。もともと目安を知りたいのが目的だったので、これは十分成功です!

一件落着。

防水とかその辺の話

ここがお待ちかねの方、多いと思います!

なぜなら、僕と同じ基準で活動量計選びをしている人も多いはずで、しかも機能やデザインから選んでもこの「AltaHR」に辿り着くパターンは多いのにもかかわらず「防滴どまり」なその微妙さに「どうしよう」ってなりがちだから!

ってわけでほい。

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毎日こんな感じw

全然気にせず水もお湯もかける。ただし「強いシャワーを意図的に真っ直ぐ当て続ける」とかはやんない方が無難です。

それと、入浴(湯船に浸かる)とサウナや岩盤浴類はさすがにアウトです。温泉オタク&岩盤浴オタクの僕的には残念なところですが、ここは日常からしたら例外と言っていいレベルでしょう、僕でも我慢できます。

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水に濡れたときに、タッチしていないのに画面がONになっていることがありますがそれは故障ではないので安心してください。パネルは静電容量ではないと思うけど、スマホの画面に電気類のコードや同じく水が反応するのと似たような現象だと思っています。いつもその後は問題ない。

というわけで、防水が不安で購入を迷っていた方は購入決定ですね??

バッテリーは1週間余裕です

fitbit-altahr-battery

公式でも同じように言っているから、「ああ、実際は5日がいいところだろう」ってみなさん思っているでしょう?

いいえ、9日はイケます。まあ実際には週1のリズムを作っているので僕は毎週日曜のお風呂時に充電ですが。

ただし条件あり。スマホ(アプリ)との常時Bluetooth接続をしてたら速攻で切れます

でも安心して!データの記録なんかはAltaHR本体が記憶していて次接続したときにまとめてすべて仕事してくれるので、常時接続の必要は一切ナシです。

このAltaHRをスマートウォッチみたく日常生活のためにバリバリ使おうって人はいないだろうから画面もなるべくONにする必要はないし、そういった設定の積み重ねでバッテリーがどんどん伸びます。

Fitbit純正アプリがとても楽しい!!

fitbit-altahr-app

で、その設定とかできるFitbit公式アプリですが。これすごく良く出来てます。アプリおすすめ記事に書きたいくらい。

こういうガジェットにおまけでついてくるメーカー純正アプリって本当に使えないゴミみたいなものが多い中、こいつはすごく多機能で分かりやすく、なおかつエンタメとして楽しませてくれます。

Screenshot_20181120-120803_Fitbit

それぞれAltaHR本体が記録したデータをもとに、色々なグラフを勝手に作っておもしろく情報としてまとめてくれたり、いくつもの「目標」に対して「達成」のご褒美を用意してくれたり、その通知が日中に届いたりと、健康へのモチベーションアップにたくさん力を貸してくれます。

Screenshot_20181120-120810_Fitbit

上の画像のように、手入力での情報蓄積も可能。とにかく画面数とデータ量がすごくて、無料でいいのかな?って思う。

Screenshot_20181120-120817_Fitbit

まだまだ僕にも謎なソーシャル系機能とかもいっぱいある(英語だけど)。

AltaHR本体に関する設定もこのアプリから可能で(違うFitbit製品も一括で管理可能)、手動同期もここからできる。

Screenshot_20181120-120526_Fitbit

同期だけど、僕は基本1週間に1回くらいかな。あとは目覚ましを使ったりするときにその設定の反映のために逐一接続したりとか。

そうそう、この目覚まし、本体の振動で起こしてくれるんだけど超気に入っています。朝にうるさい目覚ましの音にビクビクしたりしなくて済むので朝ぎりぎりまで良い睡眠が取れるようになりました。

そして特にすごいのがその睡眠に関するデータ。

Screenshot_20181120-121305_Fitbit

なんとこんなに睡眠ステージの段階を細かく記録できるのだ!!しかも全くデタラメではない。長くなるから詳細は割愛するけど、このデータがほぼほぼ正しいものであることは僕は確認できている。睡眠時間の管理もバッチリ!

これも、寝ているときでさえ邪魔にならないサイズ、デザイン、重さだからこそできることですね。

毎日使うようになってからの感想

実際に毎日着用して常用するようになってからの感想も軽く書いておきます。

なにより邪魔にならないコンパクトさが素晴らしい!

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こういう商品にありがちな実際に買って付け始めたらどうにも気になって結局使わなくなっていってしまうということが一切ない!

僕はこのブログで文章を書いているのももちろん、仕事もPC主体の人間だけど、それでも全く邪魔にならないです。

ポイントはこの、手首の下になる部分の薄さ。

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これはさっきも言った純正バンドだけど、着用の仕組みからどうしても2重になってしまうこの部分が極力薄く作られているのでキーボードを使うときなども全く気にならないという優れた能力を持つ。

その他日常生活で困っていることは特にない。

強いて言えば、袖がきつい服を脱ぎ着するときに一瞬引っかかるくらいかなあ。慣れたのであんまり気にしていないけど。むしろここでスムーズにいってしまうと充電後の付け忘れ状態に気付けるとかいうプラス思考まである。

実際に毎日の色々なデータが目に見えるようになって意識が変わる

これはさっきのアプリのところで言ったとおり、意識せずとも楽しいデータが勝手に溜まっていくのでなんの気無しにアプリを開いたときに「おっ!なんだこれ、おもしろい!」ってことがよく起こる。

Screenshot_20181120-105233_Fitbit

最近の新機能らしい。「フィットネススコ」の誤植を発見。笑

こういう風に頑張ろうと思わなくても自分の健康情報に興味が湧いてくるので、「よっしゃもっときれいなデータにしてやろう」とかゲームみたいな感覚で毎日を過ごせるようになるのがとっても素晴らしい。

毎日の睡眠時間だとか何歩歩いただとかっていう正確な情報を知り続ける機会はあんまりないと思うので、目的だったカロリーの項目以外にも興味を持ててとてもよかったなと思っている。

まとめ

さてさてそんなわけで、活動量計(アクティブトラッカー)「AltaHR」のレビューでした!

何度も言うように僕の目的は1日のカロリー消費量を知りたいということだったけど、その他にもたくさんの楽しい機能を今では便利に使えています。しかもかっこいいアクセサリーも手に入れられた感じもあってなお良い!

「目立たなくて邪魔にならない活動量計を探している」という人は、絶対買いですよ!

それではまたどこか別の記事でお会いしましょう~!

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

この「みるめも」というブログの筆者です。

この記事へのコメント

私もAltaHR使っています。2018年12月2日にアマゾンにて購入。今迄忘れたとき以外は付けています。付け始めた頃は仕事上の油圧試験や組立作業とか趣味の車いじりとか傷を付けない様に気をつかっていました。それと手洗い時は水がかからない様に気をつかっていましたが徐々に使い方が荒くなりました。手洗い時に水がかかっても気にしていませんが作動上全く問題は出ておりません。但し充電時は注意した方が良いでしょうね。バンド?ベルトは付け替えて楽しんでおります。本来の目的は契約している保険料を下げる為ですが果たしておりません(笑)でもお陰様でローソンでドリンクが頂けます(笑)!

ずっと使ってらっしゃいますね!
ものが良くて耐久性も良いのがたしかにメリットな気がします。水もやっぱり全然いけちゃいますね!

僕も本来の目的なんかすぐ忘れちゃいました笑

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