【DIY】カーナビ取り付けを自分でやろう!メリットと車種ごとの調べ方

【DIY】カーナビ取り付けを自分でやろう!メリットと車種ごとの調べ方
みるみ

カーナビをはじめとした「車の電装品」を自分で取り付けてみよう、と思う方は多いはず。

ネットで調べながらならなんにも分からなくてもできるかな…?

と思っているところだと思いますが、できます。

この記事では、「車へカーナビを自分で取り付ける」ということ自体に関して、僕の経験から色々説明してみようと思います。

※理由は後述しますが、具体的な細かい取り付け方法まではこのブログでは詳しく解説していません。でもぜひこの記事は読み進めてみてください!

自分で取り付けることによるメリット

まず最初に、「なんでそこまでして自分で取り付けたいのよ?」という大もとから説明させてください。

たぶんみなさんが思っているお金の話とか以外にも、まだ知らないと思われる嬉しいことがあるんです。

圧倒的に節約できる

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まずはこれです。

カー用品店などで取り付けも一緒にお願いする場合、カーナビ単体のみでも安くて1万円~高くて3万円程度、バックカメラなど他の電装品との絡みによってはプラス1万、2万は普通にいきます。

取り付けの予約が混んでいる場合は何回も店舗に行かなければいけない可能性もあるし、作業中は数時間そこで暇を潰さなきゃいけないのも地味に嫌なところです(ちょっとこじつけっぽいと思われるかもしれませんが、結構よく聞く声ですよ)。

今後付け替えをする場合、ランニングコストを抑えられる可能性がある

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の記事でも書いた通り、一般的に社外ナビを同じ車付け替える場合、接続に使うケーブル類は同じものをそのまま引き継げます

その他継続して使えるものはけっこうあったりするんですが、お店へ行って見積もりをするとケーブル類は新規購入となってしまう場合が多いです。もちろん知識があればそこで「要りません」と言えますが、普通はそんなこと分かりませんし言ったとしても説得力がないですよね。

もちろんお店は嫌がらせでやっているわけではなくて、何年も使うことを見越して見積もってくれているわけですが、少しでも節約したい方はこういった点も見逃せないはず。

ちなみにDIYにありがちな「プロに取り付けてもらわないと結局だめになるのがはやくて損をする」などといったことは車のナビ/オーディオではまずありません。

作業としては伸びているケーブルをただ繋ぐだけなので、はめ込んで装着してしまえば見栄えにも差はありませんし、そういった心配はしなくて大丈夫です(余程無理やり詰め込んだりしてケーブルに負荷をかけたりするのはだめですけど)。

超簡単に「走行中にテレビなどの映像を見られる」ようにできる

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みなさんのナビ、走っているときもテレビは写りますか?DVDは見られますか?

純正品なので見られない人、よく分からずに社外品ナビを付けてしまってあとから「テレビキャンセラー」や「TVキット」に高いお金を払った人、色々いらっしゃると思いますが、自分でカーナビ取り付けをしている途中で、信じられないほど超簡単に写るようにできます(というかケーブルの繋ぎ先を1本変えるだけ)。

お客さん思いのお店はなにも言わずにやってくれることも多いですが、厳密にはグレーなのでお金がかかる商品も出回っているわけです。

それを自分でできると優越感もありますよ!

車に対する知識が総合的に上がる、カスタマイズが楽しくなる

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今までののまとめみたいな感じですが、単純に色々楽しくなります。笑

でもこれってすごく大事なことだと思っていて、楽しいから知識も増える、そうするとより楽しくなる、さらに節約知識なども増える、とかメリット盛りだくさんです。

最初は「取り付け工賃が高すぎてバカバカしい!」というところをきっかけにスタートしたとしても、気付いたら取り付け自体が楽しくなっているなんてことはよくあります。

なにより全部自分で分かって遂行できるのは満足感が違いますからね!

取り付け方法は「車種」と「ナビ」の組み合わせの数だけある

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厳密にはちょっと間違ったことを言っていますが、実際の取り付け方法は車とナビの組み合わせパターンの数だけあると今はご理解ください。要はめっちゃあるんです。

ゆえに、このブログでその全てを説明することはできません。

ですがその大枠と、取り付け方法の調べ方なら僕も共有できる知識があるのでそこを紹介させてください。実際の情報はこのようなブログより体系的にまとまっている媒体を参考にすべきと思うので。

というわけで、ここからは

  1. どれもに共通する取り付けの大きな流れ
  2. 詳細な取り付け方法の調べ方

の2つをメインに説明します。

取り付けのだいたいの流れ

全く知らない方からするとなにがなんやら全然イメージも湧いていないと思うので、超ざっくりですがどういう手順でカーナビを取り付けるかここで紹介しておきます。

色んなパターンが存在しますが、ここではそれも一括してしまっています。

あとちょっと脱線ですが、夏にはやらない方がいいです。暑くて文字通り死にます。

1.車のセンターコンソールパネルを外す

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ナビがはまっているまわりの部分を外す作業です。エアコンの吹き出し口なども外さなければいけないパターンが多く、たぶん全ての作業で一番苦戦する可能性があるのがここです。

こういう「内張り剥がし」という専用工具みたいなものもあるので、今後のためにも持っておくのもありです。個人的にはマイナスドライバーがあれば十分だと思いますが。

2.今繋がっている配線を全て抜き、ナビを取り外す

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ナビのまわりがなくなったら、後ろの配線を全て抜き、ナビを取り除きます。

ディーラーオプションナビの場合は抜き差しするケーブルの数が多く、「どれがどれだか状態」になりやすいので、テープなどにメモしたりすると作業が捗るかも。

cable-memo-sumally

こんなかわいいものも。ナビ取り付けには邪魔ですが。笑

社外品ナビの付け替えの場合は、継続して使えるケーブルがあることも含めてかなり楽ちんです。

3.新しいナビから伸びている配線を全て繋ぐ

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繋ぐべき配線を全て接続します。買って用意してきたケーブル類も含め、ここで全てを正しく使い切るように意識します。

想像以上にケーブル類の数が多くてごちゃごちゃになるので、管理が苦手な方は各自工夫をおすすめします。狭い車室内ですしね。

新しいナビは手前に置きながら接続をしますが、ケーブルが短くて届かないなどの場合は片手で持ち上げながら作業したりしなきゃいけなくなるので、少なくとも車の中は十分に片付けておきましょう。

4.動作確認をする

car-navigation-sample-start-example

ここ超重要です。

なにが重要かというと、接続した状態で、かつまだナビをはめ込まないタイミングで動作確認をするべきという点(上の写真でははめちゃってますが…。良い写真がなかったのですみません)。

苦労して全部ケーブルを抑え込んでやっと装着完了したと思ったら動作に問題があることがあとから発覚、なんて最悪です。

ポイントは、

  • 電源が入るか
  • GPSがちゃんと測位しているか
  • ラジオ、テレビの電波は入るか
  • ちょっと車を動かしてみて車速が取れているか確認する

あたりです。

5.ナビをはめて、外したパネル類も元通りにして完了

car-navigation-sample-start-example-2

あとは全部を逆の手順にしまっていくだけです。

基本的にはめる作業だけなので、片付けは楽。多少押し込んでも問題はないので(ケーブルが折れ曲がったりしていないかは確認しましょう)、ぱっぱとやってしまいましょ。

 

以上が大まかな流れです。少しだけでもイメージが湧きましたら幸いです。

「取り付け方」の「調べ方」

ここからは「具体的な取り付け方法の調べ方」です。大きく2つあります。

  1. パイオニアの適合情報サイト「JUST FIT」を使う
  2. 「みんカラ」で過去の先人たちの力を借りる

それぞれ説明します。

1.「JUST FIT」で車種ごとのマニュアルを見る

「JUST FIT」とはカーナビの取り付けに必要なものを調べるための業務用のもので、元は店舗において使う「本」の形態ですが、インターネットからも見られるように公開されています。

これ自体は取り付けに必要なものをリストアップするためにかなり重宝するツールなので別で使い方の記事を詳しく書いていますが、今回は違う部分を利用します。

以下図を追って紹介します。
なんとなくN-BOXをチョイス。圧倒的に売れてますし、ちょうど良い例でしょう。

n-box-fitting-guide

車種名を選択したあとに、「取外し分解図」がありますのでそこをクリック。

するとこんな感じに。

n-box-fitting-guide-fig

ちょっと長い画像で申し訳ありませんが、実際のイメージを知っていただくために全掲載としました。ちなみにこの絵柄のタッチは車種によってなぜか違います。笑

このサイトの運営元も実際に同じ手順で取り付け等を試しているとのことですし、基本的にこれを見ればまず問題はないはずです。というかこれ以上丁寧な説明は他にあるかな、という気がします。

ただし、最近の新しい車両は情報がまだ掲載されていなかったりするので、そういう場合は次の方法も試します。

というか新車納車時ならオーディオレスで買えばいいのでむしろ楽です。困ったら新車を買ってやったよしみでディーラーの助けを借りましょう。笑

2.「みんカラ」で実際の取り付け実践例を見る

カーナビを自分で付けようと持っている方なら知っているかと思いますが、「みんなのカーライフ」略して「みんカラ」という、「車のDIYやレビューなどあらゆる情報が集まるユーザー投稿型のサイト」があります。公式でも「クルマのSNS」と表現していますね。

minkara-carview
https://minkara.carview.co.jp/

カーナビに限らずあらゆる電装品、その他車に関するカスタマイズについてネット中のユーザーが写真つきなどでレポートしてくれています。

ちゃんと車種でページを絞り込める機能などもあるため、余程珍しい車に乗っているわけではない限り必ずインパネ取り外しなどの写真は見つけられます。

minkara-carview-seibitetyou

使うのは「整備手帳」のコンテンツ。

minkara-carview-seibitetyou-example

メーカーと車種名を選択したら、「パネル 取り外し」などでフリーワード検索するのがおすすめ。もちろん適宜ワードは変えてOKです。左ペインのカテゴリ選択はあんまり使わなくていいと思います。

minkara-carview-seibitetyou-example-2

良い記事が見つかるかどうかはやや運頼みなとこもありますが、だいたいこうやって丁寧に写真付きで報告してくれている人がいます。

実際の手順で困った点などリアルな情報を入手できるのがこちらの強みです。

 

先ほどのJUST FITもあわせてこれらをうまく活用すれば、特に問題なく「取り外しから装着まで」のイメージが湧くので、あとはただ実行するのみです。

真夏や真冬にはあまりやらないようにして、怪我に気をつけてぜひDIYしちゃってください!

自分の車は自分でカスタマイズして楽しんでいこう!

以上で取り付けに関する概要説明は以上です。

相当レアなことをしようとしているわけじゃない限り、僕のブログのカーナビの関する記事、それと上記適合情報サイトやみんカラを駆使すればまず問題なくカーナビの取り付けはできます。絶対大丈夫です。

苦戦することがあるとしたら「エアコン吹き出し口やコンソールパネルの取り外し」、「ごっちゃになったケーブルをナビ裏に収める作業」あたりです。でもここは正直気合です。なんとかなります。笑

ナビ裏の様子が分かるとその後の電装品取り付けの理解も一気に進みますので、これを機に色んな商品に手を出してみると楽しいですよ。ドラレコ、外部モニター、HUD(ヘッドアップディスプレイ)などなど、車に人を乗せたときの自慢ネタにもなりますのでぜひぜひ。

それでは、ここまでご精読ありがとうございました!

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

数百人分の車/カーナビ/取り付け事情を見てきた元カーナビ販売員。どこよりも詳しいカーナビ情報を書いています。

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