【ねこ入手方法徹底比較】猫を迎え入れる方法を全て試した僕が紹介します

【ねこ入手方法徹底比較】猫を迎え入れる方法を全て試した僕が紹介します
みるみ

僕が「男の一人暮らしなのにねこを飼っている」ということが知られると途端にねこの話題になります。「ねこを飼いたい」と思っている人の多いこと多いこと!笑

…あなたもきっと今新しいねこちゃんとの出逢いに心をウズウズさせているはず。

でもねこってペットの中でもちょっと独特なポジションにいます。
普通にペットとして飼うことができる動物の中では、その出会える方法の種類数が圧倒的に多いんです。

  • ペットショップ(ブリーダー)
  • 里親探し
  • 保健所引き取り
  • 保護団体から
  • 猫カフェ譲渡
  • 友人や知人にあたる
  • 野良猫を捕まえる

などなど、みなさんも今いくつか思いついていることと思いますが、僕はこの全てに実際にチャレンジしました(試しただけで即刻門前払いのものもあるんだけど…)。

というわけで、今回は「これからねこを飼いたいけどどうやって出逢えばいいか分からない!」というあなたのために、僕の今までの経験をフル活用して色々お伝えしたいです。

ちなみに結論を先に言っておくと里親探しが一番おすすめです。

僕は実際に里親探しで2匹を引き取っているんですが、

  • 里親探しで希望のねこを探す上手い方法
  • 実際に引き取ったときの経緯

などもお話します。
ちょっと長いですが、これからねこを飼い始めたい方には絶対参考になれると思うので、ぜひ読んで欲しいと思います。それがねこちゃんのためにも繋がります。

それぞれの入手方法を実際に試してみた!

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まずは一応、一般的な比較もやっておきましょう。
でもまあ表も細かいし読まなくていいです。すっ飛ばしちゃってください。

  健康状態 選びやすさ ペットとして 難度 品種 必要費用
ペットショップ まずまず~良い 他の猫と人に慣れていない傾向あり かなり低い 純血種 最もかかる。最低でも5万~
ブリーダー 良い傾向 かなり良い条件が揃っている 連絡を取るのが大変、手間はかかる 純血種
(雑種)
ペットショップよりは低め
里親探し 悪い~良い 元の飼い主さんによるが、人慣れもよくトイレ躾も◯ 引き取りの条件は緩いが探すのが大変 雑種
(純血種)
ほぼなし
保健所 悪い傾向、不明 状態不明な子が多く場合による おそらく一番探すのが大変 雑種 ほぼなし
保護団体 悪い~良い けっこうピンきり まあまあいける 雑種 ほぼなし
保護猫カフェ まずまず~良い 人慣れもよく良い方 引き取りの許可条件が最も厳しい印象 雑種 意外と諸費用がかかる
知人から 良い傾向 かなり良い条件が揃っている 去勢してない家庭は減ってきているのでやや難しい どっちも その人次第
野良猫 悪い傾向~不明 100%ノラだとかなり条件は✕ ハンタースキルによる 雑種 ほぼなし

良いと思われるものは青色悪いと思われるものは赤色にしています。こうやってちゃんと表にしたのは自分でも初めてなのでちょっと面白かったです。

どうでもいいんですが、この「赤と青はどっちが良い色なのか?」でだいぶ迷ったのでこんな記事も書いてみました。上の表は今思うと逆な気もする…。

基本的に「希望のねこを選べるか」、「より健康体で純血種」などに対して「必要費用」がトレードオフの関係です。言うまでもないって感じですが。

表にして一括比較するとこういう風に身も蓋もない感じになっちゃいますが、実際にはその性質はそれぞれで全く違います。正直「こっちがこうだから~」みたいな選び方はできないし、そもそも条件的に全部の選択肢を選べないことの方が普通です。

ではでは、それぞれの方法についての詳しい内容と僕の体験談による説明を次からどうぞっ!

全部で7つ。

1.ペットショップ(ブリーダー)

cat-pet-shop

最も最初に思いつくものでしょう。
むしろ他の動物だとこれ以外に手に入れる方法はないのが普通なくらいです。
※僕としては「お金を払うもの」ということでここではペットショップとブリーダーを一緒にしちゃってます

主な利点は

  • 好きな品種を選べる
  • じっくり見てじっくり検討できる

などだと思ってますが、その分とにかくお金がかかります。高い。めちゃ高い。

比較的「健康状態も良い」と思われがちですが、ここはそうでもない点にも注意です。特に

  • ずっとお店の一室の空間で飼育されている
  • 人と触れ合っている時間は短い

というのは十分に留意する必要があると思います。他のねことじゃれ合えないと社会性も育たないですしね。

僕の体験談

とまあそれはさておき、そうは言っても自分が「かわいい!」と思ったねこちゃんをお金さえ払えばものにできてしまうのはやっぱり魅力的です。

お店側も商売であるがゆえ、余程こちらが劣悪な環境じゃない限り「あなたには売れません」ということにはならないでしょう。僕も実際に5,6件ぐらいは回ったと思いますが、「男一人暮らし」という条件を伝えても嫌な顔をされたことはありませんでした。

ちなみに回ったペットショップは

とかです。あんまりよく覚えていないけど。あと一応リンク先はペットの通信販売ページにしてみました。

で、時系列的にバラバラだけど「ペットショップで探す」という選択肢は2,3回検討しました。

もともとねこは雑種が好きだったので、それに近い純血種となると

くらいなものだと思うんですが、この辺は特に高いんですわ。知名度もあるし万人受けするかわいさなのでとにかく人気が高い。価格も高い!!笑

しかもそのほとんどが子猫の取り扱いなのでさらに価格は上がります。

ペットショップは基本的に子猫/子犬を積極的に扱う。年齢が幼いほど価格は高騰していきます。

「ペットショップはじっくり見て選べる」ということをメリットに挙げましたが、「あっ!かわいいな!」と思ったねこちゃんは、数日後見に行くとだいたい売れてたりします(ほとんどアメショー)。

なので、結局「自分の予算と欲しいねことの兼ね合いをじっくり検討する余裕がない」ということに焦りを感じ、どんどんペットショップからは足が遠のいていきました。実際に行かないとどんなねこがいるかすらも分からないというのは大きいですね。

 

最後の回はいよいよ他の方法でも見つからなくなったときで、

みるみ
みるみ

もう他の方法じゃ無理だ。ペットショップにしよう…!

と決意できたと思ったんですが、最後の最後で「命を手に入れるのに他の方法がないからお金を払う」ということにめちゃめちゃ抵抗を覚えてしまって、結局断念しました。そのあと運良く里親探しの案件が見つかったから良かったんですが…!

これ以降、ねこに限らずペットショップというものにすごい違和感を覚えるようになってしまって、なんとなく敬遠してしまっています。
※別にペットショップやビジネス自体を否定するつもりは毛頭ありません。僕の勝手な感想です。

2.里親探し

cats-Looking-for-foster-parents

「ねこといえば」って感じですよね!

メリットは

  • とにかくお金がかからない
  • 健康状態がしっかり管理されている
  • 人慣れしている
  • トイレを覚えている

などです。「ねこの飼育」という観点で言えばメリットは購入より遥かに多いです(ブリーダーの場合だと差は縮まると思います)。

「里親を探している」というのはその飼い主さん自身もねこを思いやっての行動なはずですし、とにかくねこちゃんに対する気遣いは絶対に信用して良いレベルだと思います。局所的に怪我や病気があったりする場合でも、包み隠さずしっかりと説明してくれるでしょう。

ちなみにですが、初心者さん的には「トイレを覚えている」というのは絶大なメリットですのでよく覚えておくといいと思います。

で。

里親探しといってもその中身は実に多種多様で、本当に色んなシステム/形態を含んでいます。

  1. 自治体運営の掲示板
  2. 民間(運営元不明?)の里親募集掲示板
  3. 地域独自のネットコミュニティなど
  4. スーパーや街中の掲示板、電柱などの張り紙
  5. 保護団体っぽいやつと同化してるやつ

上3つはインターネット、4つめはアナログ、最後のはちょっと特殊なので「4.保護団体から」のところで書きます。

ちょっと思いつくものを挙げてみましたが、たぶん細かいことを言い出したら無限にあります。明確な定義やルールがないからです。

ここがやっかいで、決まった場所に決まった様式でねこちゃんが並んでいるわけではないゆえに、ネットを使うにしても探し方をかなり工夫しないとだいぶ苦労します。

次へ行きましょう。

僕の体験談

里親探しは一番最初からずっと検討していました。

なにより家に居ながらにして探せるということ、そして無料であること(こういう言い方嫌ですが)のメリットが強大すぎて、とにかく里親探ししかない!と思ってました。

しかし、引き取りの許諾をもらうハードルは超高いです。

掲示板の体裁にもよりますが、最初から条件を開示している飼い主さんも少なくありません。そうなってくると、

  • 男性
  • 一人暮らし
  • ねこ初めて
  • 日中はフルタイムで仕事

とかなるともう役満です。全っ然相手してもらえなくて本当に泣きそうになりました(実際は猫カフェの方がひどかったんですが後ろで書きます)。

というか「男性」で引っかかるの男卑女尊では!?とか思ってましたがまあしょうがない…。

「女性一人暮らしだと譲ってもらえるのに男性一人暮らしだとだめ」っていうケースはネット上でも結構マジでよく見かけます。まあ言いたいことは分かる。分かるんですが…!!そこは僕たちの話もせめて聞いてくれよと!!

という感じだったので、最初に抱いていた期待とは裏腹に結構辛い現実を見せられることになりました。終盤では里親探しはほぼ諦め、ペットショップや他の方法に心移りしかかっていました…。が。

住んでいる地域の里親探し掲示板をいくつもピックアップしてウォッチし続けていたおかげで、奇跡の出会いと巡り合うことができました。

最終的には掲示板みたいのを5,6個くらいブックマークしていたと思いますが、毎日F5を押しまくっていた結果、めちゃめちゃ好みのねこちゃんを見つけた上に条件のハードルはほぼなし。「会ってお話できれば」というくらいしか書いていなかったので、即連絡して自宅に来てもらい、その場で快諾していただけました。バンザイ!!!

というわけでみなさんには、

「自分が住んでいる地名 + 里親探し」

みたいなワードでいくつも検索して色々見続けることをおすすめします。こういうところに積極的に掲載してくれる方たちですし、どんどん連絡しても問題ないと思います。変わった人はいましたが…(いきなり「家に餃子を食べに来て欲しい」と言われた)。

実際にブックマークしていたサイトはもう全く記憶がないんですが、地方自治体の公式ホームページからリンクされていたりすることもあったので、注意深く観察するといいと思います。

3.保健所引き取り

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盲点になりがちですが、里親探しとは似て非なるものです。そもそも似てないかな?

以前は国全体の保健所では年間30万匹のねこちゃんが殺処分されていたという話ですし、最もねこのためにもなれる方法であるのは間違いないと思います。

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国の統計データ。このグラフを見る限りでは、年間30万匹という数字は平成11年を境にもう過去のものとなっているようです。だいぶ安心。

しかしペットして好きなねこちゃんを選ぶという観点だと、正直メリットは少ないんですよね。そもそも自由に見られないことがほとんどなみたいなので、あまり現実的な選択肢にはならないかもしれません…。

似たようなものでは「動物病院から引き取る」というのもありますね。ここに関しては僕は一切経験がありませんので説明できる内容はないです…。

僕の体験談

しかしもちろん試しました。

市のホームページから保健所のホームページにアクセスし、ややっこしい概要をひとしきり読んだあととにかく電話。保健所の建物自体はいくつもあって、それぞれで所轄が違うようなので何回も電話をする必要がありました。

結果は1匹もおらず。

まじで!!?!?!??
ってなりました。

年間30万匹の話はどこに行ったの…?と言わんばかりの空振りっぷりで、なんというかかなりびっくりしてしまいました。

「なんとなく希望のねこちゃんを伝えておいてくれれば、それに近い子が入ってきたら連絡することはできますよ」

という感じで、そもそも自由に選ぶなんていうレベルではないと感じました。もちろん地域によって千差万別なんだとは思いますが。

しかも新しく知ったこととして、「保健所の建物などどこか1箇所にまとまって飼育されているわけではなく、完全にバラバラにいるところから連絡があった子のみ連れてくる」ということのようでした。考えてみれば当然かもしれません。保健所って普通の事務施設だし…。

というわけでこの「保健所という方法」はみなさんはあまり気にしなくてもいいかもしれません。地域によると思うので一度は覗いてみた方が良いとは思いますが!

4.保護団体から

cat-protect

僕もいまだに定義がよく分かっていないんですが、なんかそういう団体がいます(雑

さっき初めてちゃんとググってみましたが、どうやら公益財団法人もあればNPO法人(非営利)もあるみたいです。公共では保健所や動物愛護センターなどもここに分類されたりすることもある模様。民間だと個人で愛猫家が里親探しみたいにやっていることもあるみたいです。一家で何十匹も飼っている"あの感"じですね。

メリットはやっぱりねこちゃん自身の健康状態の良さと費用の少なさでしょう。里親探しとほぼ似たイメージだと思います。

しかしそれに加え、

  • 子猫時代での予防接種の類など、受診系の面倒まで見てくれる
  • 相性の良い子を一緒に提案してくれる

など、ちょっと独自の視点も入ると思います。「個人と団体のハイブリッド」的な感じというか。

あと、別にデメリットというわけではないですが引き取り後の飼育の様子を定期的に連絡して、とお願いされることもよくあります。向こうは「その猫がそのあとちゃんと飼育されてほしい」のが目的なので、ここはしっかり要望に応えてあげましょう。ちなみに普通の里親探しでもこれはわりとよくありました。

僕の体験談

なんで体験したはずなのに定義などをよく分かっていなかったかというと、実は里親探しで見つかったさっきの出逢いの方が、どこかの保護団体に属している方だったからなんですよね。ちょっとずるいですが一応経験済みということにさせてくださいっ!

しかし個人での里親探しより間違いなくメリットはたくさんありました。

  • 混合ワクチンなど予防接種等の受診を全部無料で引き受けてくれた
  • 飼育に使っていたものをそのまま譲ってくれた(ケージ、トイレ、猫砂)

などなど、他にも細かいところではすごく良くしてくれました。本当に感謝しています。

特に、予防接種は引き取り前のタイミングと年齢的に引き取り後にもやらなければいけないタイミングがあったんですが、わざわざ車で僕の家まで来てくれて、受診まで全部やってくれたんです。「慣れててひいきにしている動物病院があるから」とおっしゃっていましたが、本当に助かりました。

というわけで、里親探しをベースにしつつ、こういう観点も取り入れるととても良いと思います。

5.猫カフェ譲渡

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猫カフェでは普通の「営業用のねこちゃんたちしかいないお店」と「保護猫の里親探しを兼ねているお店」の2種類があります。

もともとねこカフェには何回か行ったことがありましたが、たぶん僕が行ったのは全部前者だったんですよね。お店にいるねこを譲ってもらえることがあるなんて思いもしなかったです。

ここのメリットは間違いなくこれです。

  • 引き取りを決定する前に十二分に会える、遊べる、触れ合える

普通の里親探しでも運が良ければゆっくり触れ合える機会があるかもしれませんが、それでも一度に大量にはできません。しかし猫カフェなら1回の訪問で色んなねこちゃんと遊べますからね。

しかも譲渡扱いなので費用の負担も楽!となるとここも積極的に試そうと思ったわけです。

で、結果はというと…。

僕の体験談

一番きつかったです。

たぶん4件くらい回ったんですが、例の「男一人暮らし」の時点で全て断られました。ちゃんと「男性の一人暮らしなどでも譲渡経験ありです(*^^*)」みたいなところ選んでたんだけどなあ?

しかもお店がどこもやたら厳しくて、

  • 入店前に手を洗う
  • 飲食物持ち込み禁止
  • 寝ている子は触っちゃだめ
  • 1人の子と遊んでいいのは何分まで
  • 希望のねこは1匹に絞ってください

とか、わりとまじで冗談抜きでほぼこういう感じでした。すごいところだと「抱っこ禁止」っていうのも見たことあって(入店はしてない)、「それなにしに行くん?」って感じです。

で、めちゃめちゃ手続き多いんですよ。説明受けて何回もサインして、最後に「こちらで話し合ってOKなら連絡します」みたいな就活的な感じになって退店。なのに、それで結果は全部だめとなるともう心折れるんです。
(連絡あったのかなかったのかは忘れちゃいました。就活もそうだけどサイレントはちょっとひどいよね)

せっかくかわいいと思える子とたくさん遊べてこれからの生活とか想像もしちゃうのに、「だめ!」って言われるとやっぱりしんどかったです…。猫カフェ巡りは早々にして諦めました。

ご家族や二人暮らしの方ならたぶんおすすめだと思います。そうやってたくさんで行くと向こうも譲渡のイメージが湧くだろうし、結構Win-Winになれるんじゃないかと!

6.友人や知人にあたる

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見落としがちです!

「大切に飼ってるねこをくれるわけないでしょ」

って思うかもしれませんが、そうじゃないです。

たくさん生まれた子どもの1匹なり2匹なりをもらうんです。

最近はペットに対するちゃんとした考え方がかなり広まってきたので、今は多くの飼い主さんが去勢させているとは思いますが、もちろんそうじゃないところもたくさんあると思います。

そうなると、家庭内はもちろん、ねこの場合は外で勝手に子どもを作ってきちゃったりするのでそのお世話はとても大変になるわけです。一度に何匹も生まれますしね。

そのタイミングを狙えるとこれまたWin-Winです。

考えられるメリットは以下。

  • 飼育環境を超詳細に聞ける
  • 健康状態もかなり保証されている(先天的な病気などがない限り)
  • 母猫の教育をしっかり受けられる

という感じですかね。費用は双方で話し合えばいいと思います。まあ知り合いならお金が発生するとは思えないですが…。

3つめに書いた母猫の件は結構ポイントで、他の方法だとここが達成されていないものがほとんどです。子猫時代から仲良しの子がいればいいですが、ねこはひとりっきりだと色々育まれないものが多いのでやっぱりちょっと不安ですからね。

僕の体験談

やったことは簡単です。

ねこを飼っている思い当たる知り合い全てに声をかけ、「去勢してる?子ども生まれる予定ある?」と聞きまくっただけです(最低

結果はゼロ。

犬を飼っている話ってけっこうよく聞くんですが、ねこを飼っている話ってあんまり聞かないんですよね。だからなのか、母数も少なかったのでここは全然だめでした。

でも、絶対試してみる価値ありますよ。

7.野良猫を捕まえる

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いつもの僕のブログならおまけ的扱いかと思いきや、今回はマジです。

ネットを見ていると「ねこを拾った」という話はしょっちゅう聞きますよね。自分から捕まえに行くかは別として、野良猫をペットとして迎え入れるのは常套手段のはず。「チャンスがあった!」という経験のある方も多いのでは。

メリットとして

  • 費用ゼロ
  • 好きな雑種を選べる(?)
  • 殺処分を減らせるという社会貢献

などはありますが、健康状態が不明だったり圧倒的に人慣れしていない可能性があるのもまた事実です(野良猫全てが人に慣れていないわけじゃないですけど)。

まあここはそういう細かい比較で選ぶ感じじゃないですね。候補になっている子がいるなら積極的にアタックするのがいいと僕は思います。

注意点は「ねこおばさん」。

野良猫かと思いきや実は放し飼いでなんとなく飼育されているというケースはかなり多いです。

ねこはある一定の範囲を自由に行動するので、その範囲内にねこおばさん(野良猫に餌付けするおばさんの呼称)が複数いるパターンもよくあります。

勝手にそのねこを捕まえるとその人たちからバッシングされるのはもちろん、その地域の生態系を壊すことにも繫がるそうなので、わりと注意が必要です。

有名な話ですが、「ねこの耳」に切り欠きがあったら放し飼いなどで飼育されている証拠です(厳密には「避妊去勢手術済み」のマークです)。

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こういう感じで、「さくらねこ」なんて呼ばれたりもします。右左どっちのパターンもあります。ちなみに「飼ってはいけない」わけではなく、むしろ過酷な野良猫環境より「ぜひ家猫にしてくださいね」というメッセージの方が強いんだそう。

その他にも

  • 特定の場所、特定の時間に現れる
  • やたら人懐っこい、あげたものをすぐ食べる

などが観察されたらその傾向を疑った方が吉です。

僕の体験談

ええやりましたとも。

パンとチーズとケージを持って毎晩同じ駐車場に足繁く通ってました(不審者

まあ言うまでもなく惨敗です。そんな簡単には成猫は寄ってきませんね。

ただ、ねこは同じ時間にご飯を食べる習性がめちゃめちゃ強いので、同じ場所に同じ時間で餌を持っていくと一応遠くから姿を見せてくれるようにはなりました。

野良猫に餌を与えるのは非常に良くないことだという認識が当時は欠けていました。このときの行動は軽率だったと思います。気分を害された方にはお詫び申し上げます。

本当は書かなければ良かったんだと思いますが、良くないと思うことだけ書かないのも気持ちが悪いし、ねこの入手方法の説明として自分が試したことはちゃんと説明もしたいと思って書きました。どうかご理解ください。

もしも捕まえることができたらまず病院にGOですよ。絶対です。

僕のおすすめは里親探しです

ここまでそれぞれの入手方法を紹介してきましたが、やっぱり僕のおすすめは里親探しです。

里親探しといってもその中には色んなものが内包されてますし、僕のときみたいに保護団体としての性質も一緒に享受できる場合もあるでしょう。そういう様々なメリットを存分に活かせると、みんな幸せなねこ探しができるんじゃないかと思ってます。

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僕が引き取ったこの2匹はこの時点で月齢で3ヶ月くらいのもんでしたが、今では立派に育ち

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こんなことに。三毛トラちゃんはちょっとお腹おデブ…?

 

里親探しはネットで調べられるのがなによりのメリットだと思うので、とにかく根気強くウォッチし続け、電話し続け、満足のいく結果が得られるまでがんばりましょう!(頑張る、も違うかな?)

希望のねこを里親探しで上手に見つける方法は?

さっきから言っている複数の掲示板を常にウォッチし続けるのは鉄則です。

それに加え、以下のような条件も足して上手く絞り込むといいでしょう。

  • 実際の写真あり
  • 希望の色、柄があるならそのワードパターンをいくつか控え、ページ内検索を上手に使う(整備された掲示板ではフィルタ機能があることもあります)
  • 引き取り方法(市単位で探していても、こちらが車を持っていないと対応拒否される場合も結構あります)

そしたら、この条件にマッチする案件のページをブラウザのタブにざーっと開いておき、総合的に優先順位が高いと思われるものからとにかく電話します。

「男で一人暮らし」など、拒否される確率が高い事情から先に話すようにします。これから何度も電話することになるので、一件一件時間がかかってしまうともったいないです(もちろん相手の飼い主さんへの誠意は忘れずに)。

正直根気のいる作業ですが、ねこちゃんとの出逢いのためならきっとがんばれるはず。今もあなたとの出逢いを心待ちにしているねこちゃんが必ずどこかにいるはずですよ!

おわりに

長かったですが、僕の体験記をベースにした「ねこ入手方法の比較とおすすめの方法」まとめでした。ちょっと体験記自体が冗長かなあとも思ったりしたんですが、やっぱり概要だけなら他のサイトでいくらでも調べられるし、「僕にしかできない発信を優先させたい!」という気持ちで書かせてもらいました。
どなたかの参考になれたらとても幸せです。

最後になるんですけど、おせっかいついでにもう1つだけ言わせてください。

みるみ
みるみ

初めて飼うなら1匹じゃなくて2匹にしましょう!!

と。

ねこ飼うのが不安、というかペットが初めてなら全てが不安に決まってます。そうなると「まずは1匹から…」ってなるのは当然ですね??

でもそれちょっと待った!!

ねこを初めて飼うのが不安なら、それこそ1匹じゃなくて2匹をおすすめします。

ねこちゃんの気持ちになって考えると色々分かるんですが、それは別の記事にまとめていますのでそちらもぜひ。

実は僕も最初は1匹で探していたんですが、例の里親探しの運命的な巡り合わせのとき、「良ければもう1匹仲良しの子がいるんで一緒に引き取っていただけませんか?」と言われ、引き受けることに。2匹一緒で本当に良かったと今では思っています。ぜひご検討ください。

それでは、長い記事をお読みいただきありがとうございました!

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

この「みるめも」というブログの筆者です。

この記事へのコメント

保護猫カフェの引取り審査に落選した翌日で落ち込んでいます…。
大変参考になりました。ありがとうございます。いいなぁ。家に2匹の猫をお迎え出来たら…。

猫カフェの審査に落ちるの、本当にしんどいですよね…。なんか就活よりショックなんだよなあ…。

ぜひ里親探しなどから探してみてください!

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