みるめも

個人的に好きな漫画を20作選んでみたので色々書いてみる(古いもの多め)

個人的に好きな漫画を20作選んでみたので色々書いてみる(古いもの多め)
みるみ
\ Follow Me! /
みるみ

ブロガー、エンジニア。

文章を書くのが好きです。

雑記ブログといえば「エンタメコンテンツおすすめ系」の記事が醍醐味ではあるけど、ゲーム・映画と来て漫画だけはまだやっていなかったので今回満を持してやる!

ちなみにやっていなかった理由は、普段あんまり漫画を読まないから。

漫画が好きじゃないということでは決してなく(むしろ漫画という表現方法はかなり好き)、読み始めると大量に時間を失ってしまうので年齢を重ねるごとに読めなくなっていくことが原因。「読みたいけど、今はだめだ~~!!」とか永遠にやっている。

というわけで最近の作品は少なめです。気になっているものはいっぱいあるけど、流行りが過ぎ去ったあとにでもゆったりと読みたい…!

珍しいものが多いわけでもないので、新しい漫画の発掘めあてというよりは「ご自分が好きな漫画の紹介部分」などこの記事自体を読み物として楽しんでいただけると特段に嬉しいです。よろしくどうぞ。

みるみ
みるみ

いつも以上にただ好き勝手書くだけの記事になりました。めっちゃ楽しかった。笑

個人的におすすめしたい漫画20選

今回もランキングではありません。

なんというか、漫画に順位を付けるという行為はゲームに順位を付けるのとはまた全然違うベクトルでかなり無理を感じます。なんでかな、エンタメとして表現したい方針が個々で違いすぎるからかな?

1.ドラゴンボール

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期1984年11月20日 - 1995年6月5日
単行本巻数42

これね、書かないわけにはいかないよね。少年漫画の頂点だと思っている。

僕が初めてドラゴンボールと出会ったのは小学校低学年くらいの夏休みでした。家にあった全42巻のコミックスをどこかからいきなり持ち出してきてドンッ!とリビングの中央に積み、「僕は夏休みでこれを読むんだ!」と高らかに宣言したのを今でもよく覚えています。

それからたぶん少なくとも20周くらいは読んだと思う。

少年漫画においていかに伝説的な作品であったかを理解するのはずっと後になるわけだけど、年を重ねて読むたびに凄まじい面白さに毎度ビビるのよね。これみなさんも分かりますでしょ?

そしてこの作品を激烈に面白くしている要素は何かというと間違いなくこれだ。

beji-ta

©集英社

こんなにも魅力的なキャラクターってこの世に存在する?

こうなんていうか、彼ほど一言で表せない"キャラ感"ってないと思う。後半になるほど溢れ出していくその人間味にどんどん心が奪われていきます。(DANDAN心惹かれてく~♪)

だってさ、ここまで初登場時と比べて人間的変化をしていくキャラクターって本当に珍しいよね。

最初はまだ生きている仲間(ハゲ)のトドメを刺すくらいの悪役っぷりだったのが、いつしか侵略しに向かったはずの星に住み着き、家族を持ち、プライドに邪魔されながらも仲間とともに戦う…。良い。

そしてこのシーン。

beji-ta-2

©集英社

なんて、なんて素晴らしい…!!!
何度読んでも涙する。

そして最後、悟空SS3とブウ(純粋)が戦っているときに「がんばれカカロット…お前がナンバー1だ!!」というセリフに至るわけですが、このときのベジータの心境はもう計り知れないものがある。あのベジータが、最後の最後で悟空を認める。アツすぎる…!

実はこの記事のこの部分を書くためだけにまたブウ編あたりを全部読んでしまって全く仕事が進みませんでした。やはり漫画は罪深い。

いかん、一作目から無駄話が多すぎた…!(無計画)

2.スーパードクターK

連載誌週刊少年マガジン
連載時期1988年17号 - 1996年42号
単行本巻数44

凄まじい外科手術スキルを持ちながら物理攻守も最強というスーパードクターが主人公のお話。なおどこかの黒いやつとは違って無免許ではない。

「卓越した医療技術を持ちすぎるあまり、古くから時代の権力者に狙われ続けるサダメを持った一族の末裔」という設定になっていて、実際物語の大半は危なっかしい奴らとの頭脳及び肉体の戦闘がメインだったりします。

めっちゃ強い主人公というフィクションはやっぱり漏れなく面白くて、読んでいて圧倒的な安心感がページをめくる手を速めてくれます。

super-doctor-k-comic

©講談社

短編と全体ストーリーのハイブリッドのような構成で、それぞれのキャラクターとの関わりや一族の過去のお話の回が。あれだな、コナンと似ているというと分かりやすいかな!

子供の頃に初めて読んだときは「医者になりたい」とか色々思ったりしてました。中二病なので一歩間違えばマントを身に着けて外に出てしまいそうなレベルだったけど、すんでのところで思いとどまった。危うく社会的に死ぬところだった。

実は44巻で数々の伏線を持ったまま突如シリーズが終わるのだけど、その続編(K2)があったということを知ってから10年以上「読みたい」と思いつつまだ読めてません。読みたい。

3.DRAGON QUEST -ダイの大冒険-

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期1989年第45号 - 1996年第52号
単行本巻数37

かなりの名作なジャンプ漫画なのに実は意外と読まれていないランキングで1位取れそうな作品。結構古いので今20代の人が世代じゃないのが原因?

とても胸がいっぱいになる作品で、読み終わったあとの感動的な充足感は筆舌に尽くしがたいものがあります。

なんとなく「ゲームが題材のパロディ漫画」みたいに思われてしまっている向きもあるようだけど、それマジで史上最大の勘違いだから絶対に読んだほうがいいよ。心からおすすめしたい。

何度も勇気を与えてくれるダイやポップはもちろん、絶対死なないクロコダインおじさんとかヒュンケルもとても好きなんだけど、ここはセオリー通りハドラーを推しておきたい。僕はやっぱり敵役が好きなんだな。

dainodaibouken-2

©集英社

この漫画、「味方役になったキャラクターの目は綺麗に光り輝く」という面白い特徴があるのだけど、「敵だったキャラが心まで味方になってくれている」という描写になるおかげで超胸アツになるんだ。そしてハドラーは最後に…。

「魔王を倒す」という間延びしない分かりやすい脚本の上に頭脳戦含めた緻密なバトルシーンの展開。そして感動的な展開にマジで何度も泣かせられます。こんなに読みやすく面白いジャンプ作品はなかなかお目にかかれません。

まだ読んだことがないという方、絶対読んでほしい!!

4.寄生獣

連載誌月刊アフタヌーン
連載時期1988年 - 1995年
単行本巻数10

ものすごい高い評価を得ているのだけど映像化権の問題でマルチメディア化されず、最近になって一気に知名度を増した作品。アニメと映画で知った人も多いはず。

グロテスクな表現とバトル漫画的なノリから「ちょっと異色の少年漫画」程度に思われがちなものの、実際は「せい」や「命」などの哲学的な要素にとてもフォーカスされた作品です。「寄生」という言葉がチョイスされたことにも色々意味を感じるなあとか思います。

漫画の主人公って大きく2パターンあると思っていて、本作はそのうち「どこにでもいる普通の少年」というパターンです(もうひとつは最強パターン)。

ではそれが「ひょんなことからいきなり超人的な能力を身につけるか」というとそうでもない。人間側と寄生獣側、そして新一とミギー(主人公たち)という第三の立場がこの作品を面白くさせてます。

kiseijuu-1

©講談社

身体能力的にも成長しつつ、それによって変わっていってしまう自分の「生死への価値観」に揺れていく描写がたまらなく同情を誘います。読者の僕らが「情緒不安定すぎでは…?」と思ってしまうくらい徹底的に描かれてますよね(それが醍醐味だと思う)。

著名な大学教授たちが徹夜で読んでしまうとか、カイジなどの作者で知られる福本伸行先生がおすすめ漫画ベスト3に挙げるとか、竹田青嗣さんという人は徹夜して読んだら結果吐血して入院してしまったたなど色々言われている模様です。じっくり腰を据えて読むのがおすすめ。

5.BLACK CAT

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期2000年7月10日 - 2004年6月14日
単行本巻数20

矢吹大先生による(真面目な)作品。

今思うと僕が中二病になったきっかけはこの辺りにあるような気がしないでもなく、例えば一番好きな数字は13なんだけどその理由の一端はこういうところだったりするのでは、など…。っていうかね、僕はそもそも素数が好きなんだ!(これも中二病っぽい)

「かつて裏組織で活躍した天才暗殺者が今は足を洗って平和な世界で生きている」という設定の物語です。

これめっちゃ面白くて、

  • キングダムハーツにおけるロクサス
  • 空の軌跡におけるヨシュア

が全く同じ設定である上にこの3人とも与えられているナンバーが13であるという偶然(まあ不吉な数字なので当然っちゃ当然なんだけど…)。
どれも大好きな作品なのはたまたまです。

black-cat-comic

©集英社

主人公は「銃」の使い手で、天才的な射撃スキルと身体能力で戦っていきます。視力は6.0あり、普通の銃だと早撃ちすぎて耐えきれず破損、近距離でも銃を使った打撃技があるなどかなりお強いです。それでいながらあのお調子者みたいなキャラクターというのが、またなんとも少年心を惹かせるよね。

単行本20巻というバランスの良いボリュームなので、読むものに困っているときはとりあえずおすすめできます。重くないしサクッといけますよ~

最後に、この漫画で僕が一番好きなセリフを。

「どんな世界でも、自分の心の持ち方次第でいくらでも面白くなる」

(このセリフを確認するために、またもや最初から最後まで全部読み返してしまい8時間が無に帰った)

6.ドラえもん

連載誌てんとう虫コミックス
連載時期1969年 - 1996年
単行本巻数45

「おすすめ漫画」でドラえもんを紹介しているものは僕は見たことがないんだけどどうでしょう。

なぜドラえもんがそういうものにランクインしないかというと、既に漫画という世界に留まる存在ではなくなっているからかなと思います。

「ドラえもん」というワードはそれ1つでもう世界観を持っていて、漫画というマルチメディアの一形態として捉えられているものではない、みたいな感じだろうか。

ではなぜ今回紹介するかというと、理由はとても単純で「僕が小さい頃から触れ合ってきたドラえもんはずっと漫画だったから」に他なりません。

doraemon-comics

©小学館

原作のコミックス45巻全部を読んだことがある人って僕の周りには意外といなくて、「テレビでやってたアニメは見たことある」くらいなことが多いです。僕なんかアンパンマンやトーマスはそっちのけでドラえもんにかじりついていたというのにだ!!みなさんはどうですか?

原作はドラえもんとのび太の絵柄がとても好きです。かわいい。

あと全然関係ないけどこれめっちゃ面白いから見て。

ドラえもんとドラゴンボールの雰囲気を秀逸に再現しつつよくできたオリジナルストーリーに仕上がっています。作者失踪かと思いきや、少し前におよそ8年ぶりに新作が更新されました。
見てね。

7.DEATH NOTE

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期2003年12月 - 2006年5月
単行本巻数12

漫画に限らずどんなコンテンツでも頭の良い人達が繰り広げるフィクションは大好き。DEATH NOTEはその最たる例でしょう。

よくあるご都合主義によって台無しになってしまうことがほぼなくて、「実際ならこうだろ…!」みたいな読者がモヤモヤする点まで全て、いや、それ以上の想像できない部分まで徹底的に描いてくれるのがこの作品の素晴らしいところでしょう。「そこまでやるか!」みたいな。

「実際に自分がキラだったらどうするか」とかよく考えたものですが、作品内でもそういう心情や内情が忘れられていない。

例えばあのテニスシーン。スポーツをしているとはとても思えないほど字がめっちゃ多いよね。

death-note-tennis

©集英社

それとどうでもいい話なんですが、「DEATH NOTEを読み始めて今面白くなってきたところだよ」という話を学校の休憩時間かなんかに友達と話していたら、止めるスキもないほどにいきなり「ライトはリュークに名前書かれて殺されるよ」と言われたことがある。あれ以来ネタバレというものに強烈な警戒心を持つことになったのだ…。

子供って、「先の展開を知っている系マウント」取ってきますよね。これで思い出したけど、昔「単行本が出る前にジャンプで知った先の展開を100円で売っているやつ」とかいたな。すごいビジネスだな。

8.亜人

連載誌good!アフタヌーン
連載時期2012年7月6日 -
単行本巻数16(連載中)

死んでも死なない人間、亜人。

これまで日本で確認された亜人は2人だけだったのだけど、主人公もある一件で亜人であると発覚して以降、ゾロゾロと世界中に現れます。

亜人側は残虐な人体実験を強いる人間側に強い反感を抱いていて、世界をめちゃくちゃにする戦争をしかける。のだけど、主人公達一行は人間側につくんですね。つまり「超現実的な人間世界をベースにしつつ数少ない異能力者が混じった頭脳バトル・物理バトル」というわけだ。これだけで面白そうでしょう?
っていうかこれ寄生獣とめちゃめちゃ似てる…?笑

ajin-comics

©講談社

さっき主人公は2パターンあると言いましたが、この作品の主人公は全くどちらでもない稀有な例かもしれません。

というのも、「頭は良いし強い方なんだけど元はただの少年」というどっちつかずな感じ。では何が魅力的かというとウルトラドライで理論的で利己的なところ。読者も引くような判断を躊躇なくするこの持ち味が本作を魅力的にしています。

「バッチリ計画を立てて綿密な作戦で攻めていく」とかが好きな人にはたぶんめっちゃ合ってます。徹夜するほど止まらない系ですねこれは!

9.星のカービィ デデデでプププなものがたり

連載誌コロコロコミックなど
連載時期1994年5月号 - 2006年11月号
単行本巻数25

こんなのも入れてみよう。
ギャグマンガってあまり読まないのだけど、たぶん僕が人生で初めて読んだギャグマンガはこれだと思うので紹介してみます。

紹介もなにもカービィの世界でくだらないことをやるだけの漫画なんですけど、意外にも社会風刺や時事ネタを多く取り入れるという変わった一面があります。

kirby-comics

©小学館

作者さんの色んな事情とかもあって絵柄がごっそり変わったりするのだけど、カービィのアホみたいなキャラクターはなんか病みつきになるんですよね。これを読むとゲームのカービィの印象も変わりすぎてもう…。

カービィとギャグマンガが好きな人はぜひ。

10.ジョジョの奇妙な冒険

連載誌週刊少年ジャンプ、ウルトラジャンプ
連載時期1986年12月2日 -
単行本巻数63 + 17 + 24 + 23(連載中)

はい、ジョジョ。
これは漫画というよりは「ひとつの芸術作品」みたいに思っています。

不老不死荒木飛呂彦が作るあの世界観は、他の漫画作品では描けない圧倒的な雰囲気を持っているように思えます。ジョジョを形作るそれぞれの要素が素晴らしいのはもう言うまでもなく、それらが合わさって昇華しているような、そんな印象を受けるんですよね。

jojo-comics

©集英社

「人間讃歌」という表現がシリーズ全体を貫いていることからも分かるんですが、世界観が安くない。他の王道少年漫画がチャチに見えてしまうかというほどの「気高さ」とか「誇り高さ」みたいなものがあって、ハリウッド映画を見ているかのような圧倒的スケール感を感じるのもこの辺りが要因かと思っています。

濃厚な駆け引きでの能力者バトルという意味では真新しさは全くないものの、それが他と一線を画しているのは読んだことがある方なら分かるはず。能力に関する背景設定が他の漫画よりかなり綿密であること、スタンドの性質が能力者本体ととてもマッチしているのでシナリオへの説得力が高いことなども一役買っています。

現在連載中のジョジョリオンを含めなくても軽く100巻を超える超大作ですが、まあこれは読んでおいた方がいいと思う、絶対。ジャンプの金字塔の1つであることも間違いないし。

ちなみに僕が一番好きなのは5部。でも承太郎が好きだから3部も好き。と言いつつ日常生活感溢れる4部もいいよね。で、実は6部も好き。(どれ)

11.ブラック・ジャック

連載誌週刊少年チャンピオン
連載時期1973年 - 1983年
単行本巻数25

手塚治虫作品は生まれたときから家にたくさんあったおかげで色々読みました。他にも好きだったのは海のトリトン、リボンの騎士、七色いんこ、三つ目がとおるあたりですが、今回はあえて(?)ブラック・ジャックにしてみた。

「何かのきっかけによってその人のベースとなるものが出来上がり、それをずっと貫き続けることになる」というのがとても好きです。この一貫性に惚れるというか、見ていて清々しいというか、自分もそういう人間でありたいと思うというか、そういう感じ。みなさんもきっとそうですよね。

ブラック・ジャックはこれを体現しています。

子供の頃に読んだときは「なぜ無免許で医者を続けて法外な金を巻き上げ続ける」のか1ミリも理解できなかったものの、彼の母親を思う気持ちを知ったときはかなりの衝撃がありました。自分の人生とも色々重なるものがあり、今読んでもクるものがあります。

black-jack-comics

©秋田書店

基本は短編集だけどちょくちょく同じ登場人物が現れたりする感じなので、気になる方は単行本を適当にピックアップして読んでもいいでしょう。この辺もドクターKに似てるかな?

ちなみにアニメ化されたときはあまり描かれなかったけど、実は「ある一定のお金を集める」「特定の人物に復讐を遂げる」という大枠のストーリーもちゃんと用意されています。

12.鋼の錬金術師

連載誌ガンガンコミックス
連載時期2001年8月号 - 2010年7月号
単行本巻数27

よく言われることであるけど、僕も強く思うことなので改めて言っておきたい。

ハガレンほど最初から最後まで綺麗にまとまった見事な脚本の漫画はないと思う。
(僕が知らないだけってことは大いにありえるので、これを凌駕するおすすめをご存知の方はぜひ教えてください!!)

ゲームではよくありそうなシナリオプロットなんだけど、「実はこの世界自体が◯◯だった」系ってめっちゃワクワクしますよね。これは完全に最初期で最後まで構成を検討していない限り実現しにくいからゲームみたいな雰囲気を感じるんだと思っています(ゲームは絶対発売する前にストーリーが決まっているからね)。これわりと的を得ていると思うんだけどどうでしょう?

fullmetal-alchemist-comics

©スクウェア・エニックス

キャラクターも魅力的な人が多いです。純粋にエドも好きだし、雨降ると役に立たない大佐もいいよね。

アニメは俗に言う「フルメタルアルケミスト」版という2期とそれより以前に放送された1期がありますが、1期のストーリーはオリジナルとはかなり別物です。

こうなったのは紆余曲折あるものの、この1期のストーリーと世界観も味わい深くてかなり良い。実際ファンは多いし、ハガレン好きならこっちも見ておくべきだと思います。考えさせられるものがある。

僕は朴璐美さんがとても好きなので2期のアニメはさらに好き。何周も見ちゃいます。特にさ、最後のみんなに応援されながら戦うタイマンのシーン、泣いちゃうよね…。

13.All You Need is Kill

連載誌週刊ヤングジャンプ
連載時期2014年6・7合併号 - 2014年26号
単行本巻数2

多くの人が同名タイトルとして知る"トム・クルーズ主演のあのハリウッド映画"でもなく"原作の日本ラノベ"でもない、第3のAll You Need is Killです。作画はなんとあの小畑先生。

これは本当によくできている。「死んでも同じ1日をループし続ける」っていうだけの簡素なシステムなのになぜこんなにも面白く感じてしまうかというと、僕ら人間が誰しも思う「あのときこうだったらな」をとにかく再現してくれるようなストーリーになっているからだと思います。つまり「潜在的な欲望を満たしてくれる」から続きを読みたくなっちゃうんですね。

脚本は映画とは異なったテイストに仕上がってますが、うーむ、甲乙つけがたい。特にこっちのリタはかわいすぎてもう…!!

また、「漫画なんて面白いかどうかは所詮ストーリー次第だ」と考えていた部分が少なからずあったものの、似たようなストーリーを小畑健の作画で読むという体験はそれを見事に塗り替えてくれました。やっぱり彼の画力はやばすぎる。

all-you-need-is-kill-comics

©集英社

このシナリオに対してこの絵だったからこそ、2巻しかないのに大長編映画を見たような満足感を得られるのだと思います。すぐに読み切れるので、ぜひ読んで。

14.幽☆遊☆白書

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期1990年51号 - 1994年32号
単行本巻数19

最後まで入れるか迷ったのだけど入れました。

「これ!!」というポイントすぐに思いつかないものの、やっぱり幽遊白書が放つ名作度合いには無視できないものがあり、事実僕も夢中で単行本を集めた記憶があったりしたので思い出深い一作です。

思い返せば思い返すほどどのジャンプ作品にもある要素ばかりな気がするけど、それでも圧倒的に面白いのはもう冨樫の実力としか言えない気がする。このあとに「休載キング」もランクインしているのでそっちで話したいけど、これはもう他のどの先生にも越えられない壁に思えます。

「おまえもしかしてまだ、自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」をはじめとした数々の名言はもちろん、全盛期の神がかった作画もたくさん見られます。あの辺やっぱヤバイよね。というかセリフも絵も幽白の真髄は戸愚呂編に凝縮されてるのかな、やっぱり。

個人的に好きなシーンは蔵馬の国語バトル。

yu-yu-hakusyo-cmoics

©集英社

戸愚呂編ではなくあえてこういうシーンにしてみたけどやっぱり映えないな…。笑

どうでもいいけど、「ジャンプは放っておくとすぐに武道会が開かれる」とよくネタにされる根本は、なんとなく幽遊白書あたりが原点な気がしてます。

15.アカギ 〜闇に降り立った天才〜

連載誌近代麻雀
連載時期1992年4月号 - 2018年3月1日号
単行本巻数36

毎日欠かさず打つくらい麻雀が好きなのだけど、それだけが理由でなんとなく手に取ってみたらすごい引き込まれた作品。打ち切りだったけどアニメもなかなか頑張ってました(ちなみにアカギの声優は俳優でいながら最近プロ雀士に昇格した萩原聖人さん)。

akagi-comics

©竹書房

「麻雀における"強い"とはなんなのか」を最近僕も毎日考えるのだけど、その答えはアカギ自身が体現しているのでは?というのが最近の見解です。そう、欲望をゼロにし、どんなときでもいつもと変わらない麻雀をできる強靭な精神力なのかなと。…なんで漫画の紹介の記事で麻雀の話をしているんだ???

アカギ含め福本伸行の漫画は小さい頃に色々読んだのだけど、どうもあの「リアルな残酷さ」が怖くてあまり気持ちよく読めませんでした。今読むとむしろ別種のエンタメ感を感じるけど。

哲也とかとは違ってアカギはちゃんと麻雀してるので麻雀好きならかなり楽しめるはず。天才主人公はやっぱり良い。

16.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期1994年19号 - 1999年43号
単行本巻数28

初めて古本屋を駆けずり回って単行本を全て揃えた漫画。何巻か忘れたけどすごい人気のあるシーンが含まれているとかで最後まで見つからなかった巻があった気がするなあ。

基本的には「主人公が超強いパターン」でかつ「昔は裏の世界で有名だったけど今は平和に生きている」的なアレです。BLACK CATといい、僕は本当に好きなものが明確でチョイスにも顕著に現れるな…。

rurouni-kenshin-comics

©集英社

連載していた時期がジャンプ暗黒期ということもあり、この作品が多くの人に愛されることになったのは必然かも。もちろん、時期が違くとも絶対評価で同じ地位を獲得できる作品であるとは思います。

そしてこれを言わないわけにはいかない、映画化!

漫画を完璧に実写化して大成功した稀有な例です。日本の映画は普段一切見ない僕ですが、るろ剣の映画はとても評価したい。佐藤健かっこよすぎズルい…。

もうすぐ最新作が公開ですねー!

17.うえきの法則

連載誌週刊少年サンデー
連載時期2001年34号 - 2004年46号
単行本巻数16

もうほとんど内容を覚えていないレベルなのだけどなぜかすごく好きだったので紹介してみます(もう単行本が手元にないから読み返せないのだ…!)。

1巻と最終巻(さらに続編のプラスも)の雰囲気が恐ろしいほど違う漫画で、絵柄どころかなんかもう別の作品を読んでいるかのような感覚になります。

でもこれが、続編の最後の最後で1周回ってきて美しく終わる…!というあの感じを余計に増幅してくれていて、なるほどよくできた漫画だなと思わざるを得ません。

uekinohousoku-comics

©小学館

↑よく素材に使われるこの女の子、実はうえきのヒロイン。

内容はバトル漫画で、典型的な能力者モノ。ただし「能力は必ず何かを何かに変える力であること」「能力者は中学生で、神様の気まぐれに巻き込まれているだけ」などが他の作品とやや異なる部分です。序盤の「あれ?駄作…?」感とはうってかわって後半はよく練り込まれたストーリー設定になっていると思います。

ところで小畑健&大場つぐみタッグで現在連載中の「プラチナエンド」という漫画があるんだけど、神候補が能力を与えてうんぬん~~のくだりがもうまるっきり同じなんだよな…。不可解。

18.ONE PIECE

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期1997年7月22日 -
単行本巻数96(連載中)

これね、あまりにも王道過ぎて絶対にこういう記事では登場しないんですよ。ましてや僕のブログだとなおさら登場しなさそうな感じがするでしょう?しかしワンピースは絶対に入れたかった。

なぜかというと、絶対評価として十二分に面白すぎるからです。…シンプルすぎて伝わらない?笑

つまり、「売れているから面白い」んじゃなくて「面白いから売れている」んですよ。うーん、うまく伝えられない…!!
「ワンピースが好きなんて子供だな」と言っている人に対して「それはこの作品に対して正当な評価ができていないんじゃないの?」という意味も含んでいるという感じかな。似たようなことを思ったことある方も多いのでは?

one-piece-comics

©集英社

僕がワンピースで最も秀逸だと思う点は、「◯◯編などの1つの大きな括りごとで、最初はルフィ一行がいつもバラバラになってスタートするのにそれぞれがその島ごとのそれぞれのエピソードを抱えて最後はまた必ず1つに集結してくるところ」にあると思うんですよ。めっっっちゃよくできてるな、って毎回唸らされる。

例えるならハガレン全体のまとまりの良さを毎回見せつけられているみたいな、そういう感じになるのかな。

それぞれのキャラが立ちまくっているので、「ルフィとその仲間たち」ではなく「全員が主人公」くらいに描かれているのが面白さの秘訣かと思います。いつもみんなでゾロゾロいるより、それぞれが違った事件に巻き込まれていくほうが新鮮に決まってるよね(なのにそれがそのあと全部綺麗に回収されていくからすごい…!)。

また、少年漫画において欠かせない要素である「仲間」についても、ワンピースは他とは一線を画していると思います。安っぽい仲間思いではなく、本当に心からクルー同士を信頼しきっている感じが見ていて大変心地よい。しかもアニメの声優さんたちもめっちゃ仲良さそうで楽しそうだよね!!

その極限でもある、僕が好きなシーンの1つがこちら。

one-piece-nanimo-nakatta

©集英社

「ゾロほどの男が全幅の信頼をルフィに寄せている」という事実だけで、なんかもうかっこいい。似たようなシーンは多いけど、いつも鳥肌立ちます。

最後はどうなるんでしょうね。完結するまで死ねないシリーズの1つです。

19.進撃の巨人

連載誌別冊少年マガジン
連載時期2009年10月号 -
単行本巻数32

びっくりするくらい有名なラインナップしかなくてすみません。本当にこのブログでも珍しい立ち位置の記事になったな…。

というわけで進撃。

漫画が連載し始めたときの衝撃はもちろん忘れないけど、やっぱりこれはアニメ化でさらに人気に拍車がかかりましたよね。特にあのオープニング!!!!

そして何より、サンホラファンである僕にとっては主題歌がLinked Horizonであることをここで前面に押し出したいところではあるが、今回は我慢して黙っておく…。

進撃の魅力がストーリーの伏線回収に凝縮されているのは間違いないですが、これは他作品のそれとは別種です。

何がどう違うかというと、いきなり非現実的なものを見せつけたあとに徐々に現実的な伏線回収で紐付けていくという流れが差別化要因になっていると思います。

attac-on-titan-comics

©講談社

この最初の1ページを見た僕らは一瞬にして「現実では有り得ない物語である」と悟ります。無意識レベルで。

しかし蓋を開けてみれば「~~~~~~という理由でこうなっていた」ということが分かってきて、その結果が現状だ、という形で提示されます。つまり僕らは歴史の追体験をしているみたいになるんですよね。

このスケールの対比がもの凄く高い完成度で描かれているからこそのヒットじゃないかと思っています。ただ「リアルで不気味な巨人がグロテスクに人を食べる」というだけじゃここまで多くの人は引き付けられなかったはず。

今後の展開が気になる漫画の1つではあるものの、海まで読んだらキリが良かったのでそこから先はまだ読んでません。完結したらまた読み返す予定!

20.HUNTER×HUNTER

連載誌週刊少年ジャンプ
連載時期1998年14号 -
単行本巻数36(連載中)

最後はHxH。

僕の中では「実力派No.1」というイメージの漫画で、「純粋にめっちゃおもしれぇ」みたいな印象を持っています。
というのも、「HxHがなぜ面白いのか」と訊かれてパッと答えるの、難しくないですか?

やっていることは普通のバトル漫画のはずなのになぜこんなにも惹かれるのか、僕はいつも不思議でならない。これが冨樫漫画の実力なんだろうなとしか思えない。

とはいえバトルや世界設定の複雑さは折り紙付きで、これが企画倒れせずちゃんと踏襲されていることも面白さの秘訣かも。僕はこういうの大好きなので、例えば能力が6つに分かれていて~とか"凝"とか"硬"みたいな技術があって~とかワクワクしゃいます。だからビスケのあたりは特に好きでした。能力に関する設定がどの漫画より深くて楽しいよね。

hunter-hunter-comics

©集英社

作者のお人柄はよく知らないけど、たぶんとても頭が良い人なんだろうなという気がしています。

登場人物のセリフや言い回し、話の展開に対するキャラクターの立ち回りなどを見ているとそれをすごく感じます。この辺はジンを見ていると顕著かもしれない。

そういう「こうだったら面白いだろうな」と僕たちが無意識的に思っているようなことを全部描いてくれるのがハンターハンターで、だからこそこんなに有り得ないほど人気があるんじゃないのかなーとなんとなく思っています。「質が良ければシンプルであろうと全体の完成度はいくらでも上げられる」というのを地で行く漫画です。

HxHが完結するまでは絶対に死ねない、と数年前までは思っていたけど、なんかもう無理な気がしてきている()

おわりに

この記事を書くのには異例と言えるくらいの時間がかかりました。

なぜかって?言うまでもない、ちょっと作品のことを思い出そうとして全部読み返しちゃうからに決まっているだろう。こうならないように今まで漫画と距離を取ってきたのに、それを紹介する記事で見事に全部ハマっていくというアホさ。。。なんで僕はいつもこうなんだ。。。。

でも大人になってからの漫画というのは、逆に良い時間にも思えるようになりました。

作者はその作品を通じて伝えたいものが絶対あって、それを登場人物や世界観に委ねていると思うんです。それに気付けるようになってきたというか、一歩引いて違う楽しみ方ができるようになってきたというか、新たな楽しさを分かってきた感じです。

あと、ページをめくるまで物語は動かないっていうの、めちゃくちゃロマンを感じませんか?

能動的にストーリーを味わえるということ、そこにあるのはただの紙と線の集まりのはずなのにそこに感動してしまうこと、漫画が持つ素晴らしさだと思います。時間が溶けるわけだ!(正当化)

「みなさんもおすすめを教えてください」と言って締めくくりたいところですが、それをやると大量に読みたい漫画がまた増えてしまうので適度に教えてください。

それと、よかったら個人的おすすめの映画集やゲーム集の記事も読んでいってくださいね。

では今回は以上っ!

関連しそうな記事