iPhoneとAndroidの本質的な違いを理解すればスペック論争のアホさが分かる

iPhoneとAndroidの本質的な違いを理解すればスペック論争のアホさが分かる
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みるみ
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みるみみるめも筆者

Android 2.3くらいの頃からのカスタマイズオタク。

2020年にiPhoneデビューしたのでiOS寄りの記事も書き始めました。

この世にスマートフォンが登場して以来長らくAndroid一筋で過ごしてきましたが、

  • iPhoneのユーザー体験に興味が湧いてきた
  • 比較対象によく挙がるもの(=iPhone)についてちゃんと知らないことを恥ずかしいと感じてきた

などの理由で、ようやくiPhoneをちゃんと使ってみることとしました。

その結果、「ああ、iPhone/Androidの比較でスペック論争をしている人たちってやっぱりなんも分かっとらんのやな」という思いを新たにしたので今回ここにまとめます。

なお、iPhone歴的には未熟者が書いた記事であるという点はご了承ください。

みるみ
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Android 2.3の頃から英語サイトを読み漁ってカスタマイズしたりrootを取ったりしてきた身ではあるけど、iPhoneについては iOS14 から使い始めたペーペーなので…。

結論:iPhoneとAndroidではニーズもターゲットユーザーもまるで違う

今回の件はりんごとみかんを比べようとしていることに端を発しています。

要は「その比較、そもそも成り立ってないよね」という話。

  • 「スマートフォン」という言葉の定義が曖昧であること
  • 「アプリ」が共通で提供されていること
  • 一般的な選択肢がiPhone(iOS)とAndroidの2つしかないこと

などが原因だと思いますが、どうしても比べたくなってしまうもの同士が実は全然コンセプトの違うものであるということに気付けていない人が多いと感じます。

出発点が揃っていないもの同士の比較議論ほどお粗末なものはありません。

結果として

  • 「今どきUSB Type-Cが搭載されていないiPhoneなんて時代遅れ」vs「Appleは充電の無線化を視野に入れているから関係ないよ」
  • 「顔認証以外の生体セキュリティなんてAndroidには昔からある」vs「iPhoneの指紋認証と顔認証はスピードと精度が桁違いだよ」
  • 「自由にファイル管理できないなんてiPhoneはスマホとしてあり得ない」vs「MacやApple Watchとの強力な連携があるからそんなの関係ないよ」

などなど、目に見えている即物的な事実だけで比較するようになってしまうというのが現在の状況です。

smartphones-specs

数値化された分かりやすい指標は、ときに明確な差として議論の火種にもなってしまいます。今回は、「それらよりもう少しだけ広い視点を持ってみてはどうでしょう?」というわけです。

僕が今回言いたいことは、iPhoneとAndroidではターゲットにしているニーズ(需要)もユースケース(目的)も全然違うものだよということに尽きます。

この前提があれば数字だけのスペック比較をしてしまうことなんかは絶対に起きないはずで、

まず

  • 君はどういう生活スタイル?
  • スマホはどうやって使うタイプ?
  • 普段の考え方や性格は?

などの質問から入るようになるはずなんです。今回はこれを見える化したい。

で、本当はユーザー側もこれらを分かった上で選択をするのがベストではあるんだけど、それはハードルが高いしそもそもユーザー側にその観点での選択を強いるのはブランドとして問題なので仕方ないかなとも思っています。

でも、この観点が広まっていったら自然と正しい選択や建設的な議論だけが残っていくはずですよね。こうなったら嬉しいなと、思うわけです。

「お前のこの考え方自体が正しい証明がねぇだろ」というツッコミは甘んじて受け入れます。これは僕も悩んでいるところで、「それ自体が君の比較論に過ぎないよね」と言われると理論的な反論が今はできません。

みるみ
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とりあえずこの記事を公開してみて、コメントいただける方のご意見などで一回様子を見たいな~というのが正直なところです。

まあ個人ブログなので、別に何を言って何を言われようが自由だとは思うんですけど。

 

とはいえ、冒頭で少し煽り気味に「スペック論争をしている人ってなんも分かってないのね」的なことを申し上げてしまいましたが、「僕もその気持ちは超分かるんです」というのは書いておきたいです。

技術者の身であること、単なる "いち ガジェット好き" であることなどを含め、スペック議論そのものには大いに参加したいところではある。あるんだけど、iPhoneとAndroid、この2つに限ってはその比較はマジで意味ないと思うよというのが僕の立ち位置です。

なので、今までスペックでしかこれら2つを比べたことがなかった方は、ぜひ一歩引いて今回の話を聞いてもらえたらなって思うんです。

というわけで、ここまでが前置き。

iPhone/Androidへの印象とこれまでの自分の意見

今回の主張に至るまでのプロセスを、少しだけ時系列的に整理させてください。
全部で3段階です。

1.スマートフォン黎明期

まず、2010年ごろ。

まだガラケーの人も多かったし、今の日本では考えられないくらいAndroidの比率も大きかったはず。ちゃんとしたデータはないけど、感覚として「電車の同じ車両の中でAndroidを見つけられない」ということは当時はありませんでした。今ではわりとあるよね。

僕がこの最初期にAndroidを選んだのは「カスタマイズ性の高さ」が理由でした。

設定というものに目がないので、「自分の思うようなセッティングができる」という理由だけでAndroidを選びました。例えば「IMEはATOKを使いたいからiPhoneはあり得ない」みたいな、そういう考え方です(実際にATOKは大きな動機だった)。

android-atok-legacy-app

今見ると古代遺跡みたいな古めかしいPlayストア、やばいですね…。

しかし当時のAndroidはそれはそれはもう酷いもんで、

  • フリーズは朝飯前
  • バッテリーが1日持つなど夢の世界
  • 少しでも変わったアプリを落としてくると本当にマルウェア(ウイルス)が混ざってるし、喜んでそれに感染する

のような有様。

それでも僕がiPhoneに見向きもしなかったのは、やっぱりこのときが一番自分の中でもカスタマイズ全盛期だったからなんですよね。いじれることそのものが楽しい。そしてその通りに毎日動いてくれる相棒が好きだった、と。

みるみ
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当時はバッテリーも簡単に交換できたので「大容量のクソデカ電池をつけて筐体からはみ出た分も含めて樹脂製ケースで包む」みたいなこともやってました。意外と重量バランス的にもよかったんだよな…。

つまりこの時点では「カスタマイズできること自体に価値を感じてAndroidを選択していた」ということになると思います。

2.スマホ台頭時代、「iPhoneかAndroidか」が始まる

スマホが全てを置き換え始め、あらゆるサービスや機能がアプリで提供されるようになってきました。

「スマホ=iPhone」という謎の勘違いをする人が現れるようになるくらい、日本ではiPhoneが異常にヒットし始めます。

japanese-iphone-hits-data

2017年のグラフですが、タイミング的には良いデータですね。(出典:statista

この時代はAndroidのOSとしての進化がめざましく(今思うとiOSもそうだったのかもしれないけどね)、デフォルト状態では使い物にならなかったAndroid機がどんどん洗練されていくのがとても嬉しくて興奮しました。

この時点の僕は「なんでiPhoneなんか使ってんの」論のピーク時であり、本当にAndroidの方が上位互換じゃね?などと思ってました。

実際のところ動作スピードもかなりサクサク使えるものになってきてたんですよね。

しかしここが今回のミソで、単なる動作速度やサクサク感だけの比較ではユーザー体験は語れないという点を分かっていませんでした。この少しあとに気付くことになります。

とはいえ、最後の方は「意地でもiPhoneは使わない」のようなくだらない感情が混ざり始めていたのも否めません。ポンコツ青二才だったなと今でも思います。

でもこれがきっかけで次へ繋がり、今回の話にも絡んでくるというわけですな。

3.性能上のスペックも頭打ちになってきたここ数年

中華スマホの席巻などを筆頭に、モンスター級のスペックを持ったAndroidスマホがわんさか登場するようになると、いよいよ見かけ上の性能差はなくなったように見えました。というより、数字的にはAndroidの方が平均的にiPhoneを追い抜かしているのかも。

この状況はすなわち、スペック論争の激化を意味しています。人間は遠く離れたもの同士の比較より似通ったものを比べたがるもんなんですよ。

しかし毎年発売されるわりにはもう何が変わったのがイマイチ分からない。日常生活では全く困っていないし、仮にゲームをやるにしてもスペックも必要十分だ。

ic-chip

ICの性能は時間に比例して向上していくという説(ムーアの法則)が有力でしたが、現在は「鈍化した」とか「もうこの法則は終わった」とか言われています。半導体技術向上の鈍化は、スマートフォンの技術進化がなくなっていくことに他ならないです。

この時代になってようやく、僕も「結局iPhoneは何がウケているんだろう」と純粋に疑問に思えるようになりました。同時に「iPhoneを敬遠してるくせに(別に嫌ってはなかったです)それについて何も知らないって超恥ずかしくない?」とも思うようになりました。まさに食わず嫌い。

そんなわけで、そのうちiPhoneを買ってみようと思い始めて数年、ようやく手を出したということでした。

買ったのはiPhone 12 mini。OSの話はさておき、このサイズ感は僕にとってベストプラクティス。
※ちなみに海外版です。

最終的にはAndroidというOSは随分iOSを意識したものに変わってきてしまって、純正状態で素晴らしい使い心地にはなったものの、自分でカスタマイズすべき領域はどんどん減っていったのでなんだか寂しく思う気持ちがありました。

でも言うまでもなく、近ごろのiOSも旧来のアイデンティティを失いつつあるという状況です。まさかホーム画面にウィジェットを置けたりアプリアイコンを着せ替えるようにするとは夢にも思わなかった。

みるみ
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なんで僕がAndroidから乗り換えるときにそういうことするんだよ…!!

 

じゃ、次から「何が違うのよ」の話です。

iPhoneとAndroid、それぞれのコンセプトをおさらいする

「スペック論争は意味がない」という主張の理由は「iPhoneとAndroidではターゲットにしているニーズ(需要)もユースケース(目的)も全然違うものだから」と書きました。

その説明のために、それぞれのコンセプトをおさらいすることにします。たぶん本題。前置きが長すぎる

ついさっきも言ったように、お互いの垣根がなくなり始めているという背景はかなりあります。が、根本の思想は変わらないというか「そもそもそこが違うから今もまだ区別されている」と考えています。

その根っこの部分を考えてみようという話です。

Androidのコンセプト:PCライクな「機能重視の総合情報端末」

android-smartphone

話の都合上、Androidから先にいきます。

Androidのコンセプトは電子機器という側面からするととても分かりやすいものです。

今ではあまり言われなくなったけど、スマートフォンが登場したときによく言われた「小さいパソコン」という表現がまさに合っていると思います。

携帯電話(ガラケー)の潮流をたしかに受け継ぎながら、コンパクトな範囲内で一通りのことは全てできるようにする。これ以上でもこれ以下でもないと感じます。

  • 多くの人類がパソコン(Windows)というもので触れ合ってくるエクスプローラー感覚のファイル管理
  • ありそうなところにボタンや設定のUIが存在し、普通の人が思いつく希望はだいたい叶う
  • メニュー構造や設定項目の包含関係が一般的でクセがない(世の感覚と一致している)
  • PCと接続したときの直感的なインターフェース

結果としてこのような特徴を持つことになります。ここは多くの方が異論ないのではと思います。

良く言えば「機能に富んだ小型スーパーマシン」、悪く言えば「ストレートすぎる不器用マシン」みたいな表現がいい落とし所かと。

この素直で実直さのある印象がAndroidの良さであり、ファンもその特性に沿った人々が集まるようになっています。

「オタクはAndroid」みたいな風潮は僕はクソどうでもいいと思ってますけど、これはなるべくしてなっているものだとも思います。電気製品とかIT機器が好きな人って、要はなんでも自分でいじりたい人たちですよね。プラモとかDIYとかも一緒でいいかも。

android-iphone-Caricature

これはAndroidと比べたときのiPhoneの風刺画なんだけど(たぶん)、「Androidの内側にはたっぷりと食べる部分が実っている」という意味だと取れますね。(iPhoneには中身がないという表現自体は僕は賛同してません)

もっと言うと「全部が自分の制御内にないと不安で気持ち悪い」というのもあります。

これは他の記事で僕もよく言っているんですけど、何をしてるかよく分からないものって使いたくないんですよね。だから「おまかせモード」みたいなものが僕は総じて好きではない。

…などなどこれらから総合すると、Androidの使用はとても能動的であると言えます。

やりたいことに対してそのひとつひとつに過不足なく応えてくれるようなデバイスなんですよね。だから「俺は分かってるぜ!」な人はAndroidを使いたくなるし、「実現したい明確なスタイルがある!」な人もAndroidに魅力を感じる。そういう位置づけと捉えてます。

というわけでAndroid側の結論は

「PCと同じようになんでもできるものを電話として持ち運びたい」というニーズを満たすものであり、スマートフォンというデバイスに触れる体験そのものには重きを置いていない

という感じで一旦切っておくことにしましょう。

iPhoneのコンセプト:これ自体がもう新しい体験価値な「UX重視の徹底サポーター」

ios-smartphone

iPhoneを使う前から想像していたし、そのうちの一部は友達のiPhoneを一瞬触ったりしたときに確信が持てていたことですが、とにかくスマートフォンの利用に関する体験の満足度や価値そのものを向上させようという気概がiPhoneからは感じられます。

「体験」とは、

  • UIの見た目、アニメーションの美しさとストレスを感じさせないスピード感
  • 操作に対する細かいフィードバックでユーザーの満足度と欲求を満たす
  • 余計なものは全て取っ払い、多少自由度を落としても複雑度を増さないようにする
  • 多くの制御項目は見えなくしてブラックボックス化させるかわりに、全体に統一感を敷く
  • "サクサク感" だけでは表現できない「ハード・OS・アプリ」の密な連携

などを指しています。

iPhoneを使っていた人が初めてAndroidを使ったときに感じる野暮ったさは間違いなくこれらが起因していると睨んでいます。「やりたいことはできるし動作も速いんだけど、なんかなあ…」の「なんか」が、iPhoneが大事にしている "体験" の価値の部分だったわけです。UX(User eXperience)などともいいますね。

もちろん冒頭から言っている通り全てにおいて一長一短があり、例えば3つめの「自由度と複雑度の関係」については注意が必要です。

Appleの基本スタンスは「何かを増やすくらいなら全部やめろ」みたいな感じだと思ってますが(これは完全に私見)、その結果エントリーユーザーには受け入れられても少しリテラシーがあるユーザーからすると他の概念と違いすぎて逆に混乱を招くということが往々にしてあります。

現に僕も、

  • あるはずの設定にたどり着けない
  • 行き方が分からない
  • そもそもあるのかすら分からない

みたいな目にはよく遭いました。ここはUIデザイン学としてまだ向上の余地がありそうです。しかし全体の統一感を損ねずに敷居の低さを表現しているというのは素晴らしいことです。Appleにしかできないこと。

そしてこの「統一感」という概念は、Appleが個々のアプリに対して敷いている厳しい制限事項と裏返しでもあります。

例えばある操作を行ったときにフィードバックとして鳴動する短いバイブレーションがありますよね。

こういうスイッチをON/OFFすると ブッ っていいますよね。
これも実際に動かせるスイッチにしましたよ~)

これも、「こういう処理をするときのバイブレーションの種類はこれしか使っちゃだめだよ」というAppleの固すぎる意地が上手く機能して統一感の向上に役立っている良い例だと本当に思います。

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僕はまだiOSのアプリ開発をやったことがないので確証がないですが(近いうちやる!)、そこそこ的を得ているのでは?と思ってます。

また、5つめに挙げた「"サクサク感" だけでは表現できないハード・OS・アプリの密な連携」についても書いておきたいところですが、これは長くなるので今回は割愛します。別記事で細かく書く予定。

ここで重要なのは、Appleはスペックの高さだけで勝負しようとなど全くしていないという点だけです。

Apple-Logo-Black-Background-Wallpaper

この企業ほど「ブランド化」にこだわるメーカーは多くないです。さっきからの統一感の話然り、とにかくエンドユーザーが何をどう感じるかの「目に見えない価値観」を大切にしています。そもそも目指している趣旨が違うんですよね。

Androidというプロダクトはわりと一般的なものだと思いますけど、とにかくAppleの作るものは良くも悪くも普通からズレているので、それをスペックという単なる数値だけの同じ軸で比較しようとするのはどう考えてもうまくいかないんですよ。

この感覚が、たぶん僕が今回一番伝えたかった部分なんじゃないかなーと書いてて思います。

この記事のタイトルは「スペック論争とかどうでもよくね?」なんですけど、それも実はどうでもよくて、もっと手前にある「実は趣旨が全然違うんだよ」というところが伝わればいいかなというところです。うん。

 

というわけで諸々総合すると、能動的に使っていたAndroidに比べてiPhoneの使用は受動的なイメージが強いです。

こちらが働きかける動作に一対一対応する感じではなく、それらを包み込んで完全にサポートしてくれるような、抱擁感みたいな感じでしょうか。これもまた魅力的です。

なのでiPhoneの結論は

「スマートフォンを使うこと自体に価値を見い出してくれるもの」であり、普遍的な機能をストレスなく華麗に提供できることを重視している

みたいになるかなーと思います。

 

正直なところ、当初書きたいと思っていたような内容に全然近づけておらずうまく言語化できない自分の能力不足に歯がゆさを感じているところではあります。が、これで本質的な違いがだいぶ浮き彫りになってきました。

この期に及んで「有機ELなんかAndroidの方が早かったぜ…!」とかやっていても意味ないわけです。

じゃあどうやって比べたり自分の選択を検討したりすればいいの?というのが次のまとめの節です。

まとめ:人間タイプや使用目的別の「iPhoneとAndroidどっちがおすすめでshow」

ちょっと記事が長くなってしまっており、この章はやや蛇足感があるかもしれません。見出しがクソダサいのは仕様です。

しかし「iPhoneとAndroidの比較は数値化されたスペック議論ではなくそれぞれの使う人によって決まるものなんだ」と最初から言っている以上、まとめとして「あなたにはiPhone!」「君はAndroid!」というのも必要と感じたため書いてみます。

ここはだいぶ僕の意見が強いので、参考程度に読んでいただければなーと!

「いいからちゃんと使えるスマホよこせよの人」

Apple-iconiPhoneがおすすめ

余計なことを気にせずに使いたい機能(ここで言う「機能」とは「アプリ」の意味合い)がすぐにちゃんと使えるもの、というとiPhoneに軍配が上がります。

今の最新Androidを使ってもなお、初めて自由に使えるようになるまでの煩わしさはあんまり変わってないなーと思うし、それが端末メーカーによっても色々異なっているとかがあるのでやっぱり初心者には勧めづらい。

そしてiPhoneの魅力であるOSとアプリケーションのネイティブな関係、それに基づくシームレスな動作などなど、これらの使い心地を考えるならライトなユーザーには間違いなくiPhoneが合っています。

アプリケーションに入ってしまえば基本的に中身は同じなので(全然違うものもあるしむしろ個人的にはすごく取り上げたい部分だけど今回は無視)、だったらそれ以外が一貫して分かりやすいiPhoneの方が良いですよね。

あと日本でiPhoneが人気な理由は?というとよくコレが挙げられますが、たぶん違います。

それは生存バイアスというか「結果に対する理由付け」なだけで、日本でのiPhoneヒットの理由は価格設定や経済状況、販売チャネルや他メーカーとの関係などが正しい根拠としてよく言われているようです。だって別に日本人じゃなくても分かりやすいものが初心者に受け入れられるのは一緒だもの。

「PCを持ってないときに仕事でも使うし、他の色んなデバイスも併用する」

android-iconAndroidがおすすめ

色んなことをやりたいなら今でもAndroidの方が便利だと感じます。

あるひとつの「結果」に対してAndroidでできることがiPhoneではできないのか?と言われるとNOなんですけど、そこに至るプロセスの分かりやすさが違うんですよね。

  • そしてそのプロセスの存在に気付けるか(普通のITリテラシーの感覚と乖離したAppleおなじみのインターフェースになっていないか)
  • あったとして一般的な環境で利用できるものなのか(Appleお得意の他デバイス連携専用機能じゃないか)

などがネックになります。

色んな拡張子のファイルをスマホで見たいとか、色んなプラットフォーム上でスマートフォン上のファイルを触る必要があるとか、そういう利用ニーズがあるならAndroidを選択すべきだと思います。

「初めてスマホを触る人」

Apple-iconiPhoneがおすすめ

これは最近まで僕の中でも意見が割れていた部分ですが、要は「親世代とかに初めてスマホを使ってもらうときどっちがいいの?」というところ。

1つめに書いたiPhoneについての「分かりやすさ」の話はあくまでも若者目線だし、そもそも一般的なレベルのITリテラシーがあることが前提であったりもしました。

じゃあAndroidかなーとも思ったんですけど、たぶんこの辺での差は両者間にあまりないとも感じました。

そう、決め手は使っている(日本の)人がどれくらい多いかの差です。

まわりに使っている人がたくさんいること、それによって情報が溢れていること、そして端末やメーカーによる差が一切ないので齟齬が起きにくいことがポイントです。

僕もiPhoneを自分で買う前に、既に母にはiPhoneを使ってもらっていました。

実際、「◯◯がしたい」と言われたときは「たぶん△△みたいのがあると思うから探してみて」とか言えばだいたい解決しました。これがAndroidだと、解決方法は同じでも「私の設定にはないんだけど!」とか起こりがちですよね。

そんなわけで、初めてスマホデビューする人にはiPhoneを勧めてみてはいかがでしょう。

「スペックおばけの変態スマホを楽しみたい」

android-iconAndroidがおすすめ

iPhoneが「スマホを使うこと自体の価値を高める」ものだったように、「スペックの数値が高いものを使うこと自体を楽しみたい」なら当然Androidがおすすめということになります。

ハードウェアの形も無限の可能性があるし、スマホとどっちが主役なんだか分からないレベルのカメラがついているものがあったり、ガジェット好きとして楽しむのももちろんありでしょう。

「スペック論争は無意味」とは言ってますけど、特定の数値が抜きん出たものを体感したいという純粋な気持ちはもちろん僕にもあります。序盤でも言いましたけど。

ただ、ガジェット好きだからといってiPhoneだけは敬遠していた僕のような方が他にいるなら、ぜひやめたほうがいいとだけは思います。ガジェット好きだからこそ楽しめるiPhoneの良さがあるはずです。

みるみ
みるみ

こんな "ガジェット好き" はレアだと思うけどね!(自分が自称ガジェット好きのザコすぎた)

おわりに

そんなわけで、これまで書いてきたような内容がベースで「スペック論争とかやめようぜ」という結論の記事でした。

賛同していただけるまではいかなくとも、同じような考え方に気付いてもらえたりするきっかけだけでも与えられたら良かったなと思います。

 

いつにも増して記事のアウトラインを考えるのに時間を費やした方なんですけど、存外結論へのプロセスがブレていたように感じます。まだまだだな…!

こんな記事を最後まで読んでくださってありがとうございました。新年一発目ということもあり、なんとなく改まりたい気分です。

それと、ご意見・ご指摘も楽しみに待っております。

経験的に「この記事がアンチコメをもらいやすい記事だ」というのは分かっているんですけど、今回の話題については他の人がどう感じているかすごく気になっているのでやっぱり欲しいなーと思います。

なんか僕も保守的になってしまったのか最近はレスバもできないのでちょっと悲しいとか思っている。

ではおわる!!!

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みるみみるめも筆者

Android 2.3の頃からいじり倒している10年超えのオタク。2020年にiPhoneデビューしたのでちょっとずつiOS寄りの記事も書き始めてます。

詳しいプロフィールはこのページで色々書いてます。もやってます。

みるめも

この記事へのコメント

  1. 匿名 より:

    自分より1歩先を行く意見ばかりで参考になりましたね。
    iPhoneを体験するほどお金の余裕もないので楽しく見れました。
    iPhone、やたら値段高いですが性能だけがコスパに繋がるのではない、と確かに思うのですが、僕からしたらiPhoneに値段ほどの価値があるとは思えません。性能では語れない価値がどこにあるとお考えでしょうか?

    • みるみ より:

      さっそくコメントくださいましてありがとうございます!!嬉しい!!!
      新たな考え方を提供できるような記事になれたのなら、こんなに幸せなことはありません。書いてよかったなと思えます。

      「性能では語れない価値」とおっしゃっている部分がまさにポイントで(専門用語では非機能要件などとも呼びます)、それがAppleが大切にしている体験の価値なんですよね。実際には「ブランド代」も入ってると思いますけど(ルイヴィトンのバッグ、とかと同じ類のものです)。
      体験というのは言語化が難しく、記事中でも頑張って例を挙げようとしていますがあんまり伝わっている自信はありません。こればっかりは触ってもらって感じていただくしかないのかなーと。

      逆に言うと、「その体験の価値ってのがなんだか全然わからん」という方には、性能や分かりやすいサクサク感が向いている(=Android)ということになります。言うまでもなく、ここに優劣の差はありません。

      • 匿名 より:

        そういえばどこかでAndroidはそのまま使っても3~40%程度の力しか発揮出来ず、カスタマイズによって100%に近くなる。iosはそのままでも80%で、それ以上のポテンシャルは無い、というのを聞いたことがありますね

        返信ありがとうございます。
        これからも聡明なAppleアンチを目指して頑張りたいと思います☺️

        • みるみ より:

          なるほど、その話は真偽はともかく、例えとしてはかなりイイ線いっている気がします。まさにそういうイメージですね。

          ついこの間まで僕もそうだったわけなのであまりとやかく言えませんが、できれば「知った上でアンチ」になれるとよりかっこいいかと!笑

  2. 匿名 より:

    クソどうでも良いですが
    UX(User eXperience)になってます

    • みるみ より:

      はい、それはそのつもりで書いておりました。
      X はExperienceの発音的に X になっているのかもしれませんが、言葉の説明ではしばしば2文字目の X を大文字にして略語であることを示すときがあります。

      コメントありがとうございました!

  3. もずく より:

    みるみさんこんばんわー!!
    また私がついついコメントしたくなる様な記事を有難う御座います(笑)

    個人的にも〇〇派という考え方は自らのアイデンティティを主張している様で、実は自らその他への興味・関心を薄れさせるもろ刃の剣の様にも感じています。

    …けどどちらかと言うと私はiPhone派です。Androidもタブレット1台フル活用してますがw

    まず、Androidの良さはiPhone単体で手の届かない『痒い所』的な作業をこなせる所が好きです。
    後は大容量もMicroSD入れたりUSB-CのSSD繋いだりとオフラインストレージとしても最強です☆

    しかし意外と知られていない私なりのiPhoneの魅力が1つだけあります。
    それは、電話帳、写真アルバム、メールBOX等に至るまで『保存件数に制約が無い』と言う所です。

    ガラケーの頃からのお約束だった電話帳最大300件とか言われた煩わしいアレです!!
    Androidスマホは現在もその流れを汲んでいるのか、大なり小なり制約は付いて回ります。

    …でもiPhoneはそれが無いんです♪
    流石に登録してある電話帳が20万件近くなった時はモッサリしちゃいましたけど(笑)

    ストレージ容量の許す限り(あとは使用メモリの許容出来る範囲もなのかな?!)つまらない制限を気にせず長年使用できる安心感、コレに尽きると思います。

    それ以外の細かなスペックやら何やらの論争には私もへきへきしています。
    新しい端末が従来の端末より性能が良くても当然の成り行きだし、古い端末でも十二分に活用できるだけの有用性だって探せば沢山あると感じてますから。

    …ダラダラと何が何だか分からなくなっちゃいましたが、そんな感じです。(打ち切りw)

    • みるみ より:

      お久しぶりですー!
      今年もよろしくお願いします!

      そうですねぇ、僕もまさに「Android派」とやっていたおかげで自分の視野を狭めていました。何かを否定するときは特に気をつけろと教わってきたのですが、一番やってはいけないことをやってましたね…。笑

      なるほど保存件数ですか、考えたことなかったです。
      仕事で使うとなると特に重要なポイントかもしれません。その観点では業務利用でもiPhoneに軍配が上がることもあるんだなあ。
      (ちなみに僕はAndroidを使っていて件数の制限というものを意識したことがありませんでした。純正アプリとかそういう感じのかな?)

      ご意見ありがとうございました!!

  4. kiki より:

    最近、ミドル価格帯のAndroidスマホを購入して、
    その出来に驚いたのでコメントさせて頂きましたw

    「体験の満足度や価値そのものを向上させようという気概がiPhoneからは感じられます。」
    まさにまさに、自分が感じていた事そのままの言葉です。

    自分もずっとiPhone使い続けて、その時々の話題になったAndroidスマホを購入したりしてます。

    Androidは弄ってて楽しいんですけどねw
    iPhoneは使ってて気持ち良い。

    Appleは製品作りに「こういう事がしたい」がまず最初にあるのかなと感じます。
    いわばiOSを載せる為のガワ。
    「体験」を得る為の製品は必ずしもハイスペックでなくても良い。
    「体験」を得る為に結果ハイスペックになってる。
    (例えばカメラの画素数が何年も同じなのに対してCPU、GPUの性能アップ等)
    iPhoneは人間の感覚の延長上にあるような端末、そんな印象を使ってて感じます。

    自分はメインがiPhoneですがAndroidもとんがった端末が多いのでどちらも好きですw

    • みるみ より:

      いただいたコメントを拝見しましたが、たしかに僕が言わんとしていることと同じ考えをお持ちなのかなと思いました!!
      共感してくださってとても嬉しいです。

      まさに
      >Appleは製品作りに「こういう事がしたい」がまず最初にあるのかなと感じます。
      はご指摘の通りだと僕も考えていて、彼らは「◯◯の仕様というデバイスを作りたい」ではなく「ユーザーにこういう体験をしてほしい」からスタートしていると思うんですよね。

      逆にAndroidのとんがったデバイス感が好きというのもめっちゃわかります。笑

  5. Foo より:

    まだ周囲の3割くらいがガラケーだった過渡期の頃に、ガラケーユーザーに「何が違うの?」とよく聞かれたっけ。

    超絶ザックリ
    (大体小型電子端末としてやりたい事は)なんでも出来るけど、なんでも自分で考えなきゃならない(逆に言えば自分でいじくる余地がある)のがAndroid

    なんも出来ないけどなんもしなくて良い(失礼w)のがiPhone。どれ使ってもiPhoneはiPhone

    って答えてました。でもまぁ、記事を読んでて気付かされましたがコレはあくまでも自分が、なんというか機能性とか拡張性とか、その辺を重視する人間だからですね。
    みるみさんと似た人種ですかね。アイコンの一つも変えさせてくれないiPhoneは、なんというか、窮屈だと感じてしまう。「イジり甲斐」も無い。

    大変言葉が悪いのですが「バカなユーザーのため、或いはユーザーをバカにする」のがiPhoneだと思ってました。
    「選択肢は与えないし、必要無い。iPhoneがあればそれで良いのだ!」って感じ。

    そして自分達のような一部ギークを除くと、本当に「それで良い」のだと思います。

    いやぁ「ジェイルブレイク」って上手いこと言ったもんだなぁって、iPhone・iPad使ってみてから思いました。本当に刑務所みたいな端末。ただし探しに行くことも外に遊びに行くことも許されないけど、完璧な空調設備と、手の届く所にとりあえず生活するのに必要なアメニティを全て置いておいてくれる刑務所。もう出なくて良いやって感じ。

    少し怖い事を言うと、これは使う人間の根源的な感覚・感性でかなり感想が変わるのだと思います。
    つまりは「監視されている」と思うタイプなのか「管理してくれている」と感じるのかです。
    そして大抵の人間は管理してくれた方が楽だったりするし、細かい事で苦労したくないのです。

    実際しばらくiPhone使ってからAndroidに戻るとめんどくせーな…ってなる事あるんですよね。

    コレは100%偏見なんですけど、現代の監視ネットワークや顔認証、AIの進歩なんかに警鐘を鳴らしていたり危機感を覚える人ってAndroidユーザー多そうなイメージ。

    管理されたユートピアなのか、監視されているディストピアなのか。いや何が言いたいのかわからんくなってきたw

    ともあれ楽しく拝見させて頂きました。

    • みるみ より:

      たくさんコメントありがとうございます!
      おっしゃっていること全て共感できます。また、この記事を読んで新たな気づきを提供できたようでとても嬉しく思います。

      刑務所のたとえ、いいですね。
      ジェイルブレイクもたしかに言い得て妙って感じです。管理と監視の話も、まあいいたいことは分かりますよ。笑
      どっちがいいではなく、そのときの自分にどっちが適しているかだけ、なんですよね。それ以上でもそれ以下でもない。

      この考え方がもっと広まってほしいなと切に願います。