【キーボードレビュー】キーボードオタクの僕がようやく辿りついた最強の「ビットトレードワン BFKB88PCBK」

【キーボードレビュー】キーボードオタクの僕がようやく辿りついた最強の「ビットトレードワン BFKB88PCBK」

ものへのこだわりが人三倍くらい強い僕だけど、PCのキーボードはその中でも特に気に入るものが見つからなくて苦労していた。

僕がキーボードへかけてきた労力と金額たるや、もう考えたくないの一言に尽きる。まあおかげでこんな記事も書けましたが…

…のだったのだけど、ついにその泥沼から抜け出すことができた!!のでその商品を紹介したい!!!

キーボードに求めるもの

なんでそんなことになったかって、キーボードに対して求める仕様や条件が多すぎるからなんだよね。

僕はこういうこだわりが本当に人より強いのは重々承知しているんだけれど、他のものはある程度妥協できるんだ。「こっちとこっちは両立できる条件じゃないからこの仕様は諦めるか」とか「希望するものが存在しないんだからこれを使おう」とか思えるんだけど、
キーボードだけは100点満点じゃないと満足できなかったんだ!!!

はあ。

ちなみにこの次からの項目は「僕が求める項目」をただ説明していくだけなので読まなくていいです(読んで

表面的な仕様

キーボードには「メンブレン式だよ」とか「キーピッチは19mmだよ」とかいう見ただけで分かる絶対的な仕様というのがまず存在します。

いくつか使ってみて自分に合う条件を知っている場合は、まずこの項目からかなり絞り込める。それでもキーボードって電気製品の中でも特にこの仕様要素数が多いものだと思っているので、大変ではあるけど。

以下がその主だった項目と、それに対する僕の意見。

テンキー付きか?なし。テンキーがあるとキーボードの中心とモニター・身体の中心が合わないのが困る。その分右にずらすと今度はマウスの可動域とぶつかる。
キー数特定の数字へのこだわりはないけど、87~90くらいでいい。
有線/無線絶対有線。キーボードはワイヤレス化による恩恵は小さいのに対して、充電必要性、遅延、復帰遅れなどデメリットが多すぎる。持ち運びは対象外です。
キースイッチ方式パンタグラフ一択。もちろん全て経験あります(冒頭のリンク先記事をご覧ください)。
キーピッチ19mm±0mm
キーストローク2mm±0.3mmくらい
キー言語JIS配列。英語配列はEnterが1段分しかないのがだめ。
キー印字完全なしだと記号で困る。あってもいいけどうるさいデザインは視認性が驚くほど悪くなるので✕。経験的に記載量が少なく、色使いも1種類だと見やすい。
ケーブルの長さ短すぎると困ることがあるけどほぼ気にしたことはない。
チルトスタンド死んでもいらないし、デフォルトで角度が付いているものはその時点で候補から外れる。
サイズ幅はキーピッチが19mmで固定でテンキーもないという条件なので、ほぼ配列だけによって決まる。というわけで幅から指定することはない。奥行きは小さいほうがよくて、特にキー最下段から本体の縁までが小さいほど◯。高さは極限まで薄いのがベストです。
Nキーロールオーバー対応ゲームでキーボード使わないのでどうでもいい。

自分で書いていてもアホかなと思う細かさだけど、でもネット見てても意外とみんなキーボードには要求があるんだなと思うこともあるので、そんなでもないのかな?

スペックとしては表れない項目

ただでさえスペック項目が多いのに、仕様として明記されないものや、ユーザーの体感による部分なんかが存在するのがまたやっかいなところ。問題はほぼこっちだよね…。

キー表面の材質感ちょっと摩擦感のあるものからサラッサラのものまで色々ある。ある程度抵抗感がないと指の収まりが悪くて意外とミスタッチ率が上がったりする。普通であってほしい笑
キーの重さメカニカルスイッチ式や静電容量方式などの場合はグラム単位でキーの押圧感が仕様として提示されているけれど、パンタグラフとなると僕は数値での表示は見たことがない。だいたい同じではあるけど、運が悪いとネット通販だと「届いてみたらストローク感が全然違った!」なんてことになりかねない。
アイソレーション設計ThinkPadクラスのものでないと明確に仕様に「アイソレーション設計です」とは書かれていないものが多い。それでもちゃんとキー同士を離してくれているものは多い。適度にアイソレーションだと良さそう。
右端の記号系キーの横幅が小さくないかテンキーなし系で探しているとこれすごく多い。しかもこのことを前もって気にしていないと買って届くまで100%気付かないので、覚えておくことをおすすめします。
タイピング音もちろんうるさくないことに越したことはない。でも既にパンタグラフと決まっているなら気にしなくていいかも。
Fn機能のデフォルト例えばFnキーとF5で音量調整できるよ、みたいのがよくあるけど、なんと驚くことにF5キー単体で押したときにその便利機能がデフォルトで動作してしまうキーボードというものがこの世界には存在している。もちろんデフォルトを逆にするくらいはできるんだけどシャットダウンするとまたもとに戻ってしまうとかいうアホみたいなものもあるのでここ注意が必要。

ちょっと挙げてみた。

でも実はここは項目数の少なさからも分かる通りそこまで重要な感じではなくて、僕の中でもっとも問題になっているのは次。

各キーの大きさや場所に気持ち悪いほどのこだわりがあって、しかもなかなかレアな組み合わせだから選択肢がなかなかなかった。

Enter太っちょデブEnterじゃないとやだ。横に広いと小指の可動域が小さくていい上にミスタッチも減るのでもうこれ絶対です。
BackSpaceこれも超横長がいいのです!!初めてBackSpaceが他のキーと同じサイズのキーボードを使ったとき、「文字を消したいのに¥を連発する」っていうのが何回やっても慣れなくて、BackSpace横長も必須条件となってしまった。
スペースこれはちょっと珍しいニーズだと思うけど、僕は半角/全角キーは使わずに[変換]キー(スペースの右隣)で日本語入力の切り替えをやっているので、ホームポジションに指を置いたときに右手の親指が変換キーに来ないとだめなのだ。スペースキーが長いとこれが達成できなくなる。目安は[J]キーと同じ列くらい。
左下CtrlとAltここも普通くらいでいいから、幅を取ってほしい。狭くなければいいって感じかな。最近は最下段にキーを敷き詰めるために細くなってしまうケースが増えてきた。頻繁に使うキーなので重要です。
EscとDeleteこの2つが端っこにないものは論外。なにも考えなくても押し間違いをしないことが大事です。超レアケースかと思えば、Escの左側に便利ボタンみたいのが並んだり、Deleteの右側にもキー配列が続いたりすることがわりとある。コンパクトサイズではなくでフルタイプないしはテンキーありの場合はDeleteキーの場所がやっかいなパターンが多く、候補数が一気に減る(まあ僕はDeleteは半角/全角キーに当てているのでほぼそちらを使うのだけど)。
矢印キーが孤立しているかソースを書いているときやExcel利用中など、集中して細かいことをやっているきにカーソルを1つだけ動かしたいシーンで真価が問われる。端っこにいてかつキーが独立したような配置になっていると、視線も動かさず頭も使わず無意識にカーソル移動できるので、超大切。個人的にはキーの高さが半分になっている小さいのも好き。
矢印キーのFn矢印キーにFnコマンドでHomeとEndが指定されているかどうか。文章入力中やフォームやボックスの利用中には行頭行末移動を頻繁に行うんだけど、僕は手元でできるこの方法が一番身に染み付いている。右上にこの辺りのキーが揃っているものが多いけれど、そんなところにはなくていいと思っている。
最下段のキーの縦の長さ話題になっているのを見たことすらないけど、意外とまわりにあるキーボードを観察してみると最下段のキーだけ縦の長さが微妙に長いものがけっこうある。これ実は知らず知らずのうちにすごく恩恵を受けていて、長いので慣れてからそうじゃないものを触るとかなり意識される。最下段のキーの端っこなどは特に小指で使うシーンが多く、かつショートカットのように同時押しするケースが多いので少しでも面積が増えるのがベター。

どうでしょう。ここまで来ると「そこまで気にしてねーよ」って人、多いんじゃないかな…。”ひかれて”読者が減らないといいな…(遠い目

そこで出会ったのがこいつ

というわけで、このアホみたいな「条件の網の目」をかいくぐれるキーボードは、今の所この世界にはこいつしかいない。僕が知る限り。

今までとは違って、色々広い視野を持って絞り込み検索をうまく使いながらネットを眺めていたときにたまたま見つけた。

もともとゲーミングキーボードとして発売されているもので(有名なモデルを製作していたメーカーが消えてしまったそうで、その復刻版のようなものらしい)、Nキーロールオーバー対応とか無駄に良い仕様も付いていたりする。

このビット・トレード・ワンというメーカーはキーボード専業では全く無くて何個かしか作っていなし、他の全てはパンタグラフではない。縁を感じますね。

一般的なレビュー

とりあえず普通の人が役に立ちそうなレビューもやっておきますw

外観

全体

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見て分かるかと思いますが、無駄がない。

「コンパクトキーボード」と銘打って発売されていますが、まさにそのとおり。それなのにキーが狭くなったり意味のわからない配列になったりしていないのが素晴らしい。

手前

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キーが必要とするスペース以外はなにも用意されていない感じがすごく好き。

実際、上の表にも書きましたがキーボード本体最手前からキー最下段までの距離が短いのは多大なるメリットです。手首を置いた位置から操作する指先までが遠いという状態は、疲れしか生まないので。

サイド

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サイドのベゼルもほぼないですね。横がコンパクトなのは当然机上のスペース確保に直接貢献します。

座っている姿勢が変わったり、微妙に自分の位置がズレたりなど、適切なキーボード位置というのは常に変化しているので細かく動かしやすいのは紛れもない利点。

印字

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黒地に白字で視認性は抜群。それでいて日本語表記もないのでうるさくないし、スタイリッシュというかデザイン的にも◯。

色々キーボードを触ってみると分かるけど、たとえばFnキーの数字を確認するために0.1秒視線を動かしたときにすぐ数字を認識できるのか、というのは印字内容によって相当変わります(そこまで完璧なブラインドタッチができたらいいんだけど、Fn系はミスるとめんどくさいことになるシーンも多いから…)。

「無駄な色使いがない」「メインのキー名が大きく書かれている」などが揃うだけで本当に見やすいキーボードになります。

チルト

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現在では「チルト機能によってキーボードに角度をつけるのは疲れなど人間工学的にデメリットしかない」とはっきり断言されています(ソース→これとかこれ)。
メリットは「初心者向けにキーが見やすくなるためだけ」だそうです。

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そんなわけでもちろんチルトはオフで、こんなに薄くなる。

昔、僕のキーボード探しの旅が一段落してから再び泥沼にハマったきっかけに「どうやら手首の傾斜が問題なので、真っ平らなキーボードかパームレストつきのものを選ぼう」みたいな結論が出たことがあって、今回は少し不安もあったけど、この薄さならそのまま使っても特に問題は感じられないです。good job.

ケーブル

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唯一不審に思っていたのがこのケーブルの出ている場所と方向。

「なにをどう考えたらキーボードの配線をマウスがあるであろう右側に出すの?」と設計者を拷問にかけたいところだけど、使ってみたら全く気にならなかったw

 気になる人は、元の配線をちょんぎって裏蓋あけて正面からつなぎ直せばたぶんいける。

キーの使い心地

まあ打ちやすいですわ、これ。

パンタグラフだから一定の保証があるにしても、すらすらパタパタと入力できる。

キーピッチは一般的な19mmのはずなのに、なんかキー面が平べったいイメージがあって、信頼して指を乗っけられる感じ。

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わずかに中央が窪み状になっているのかな? スペースやEnterに無駄な重さや「ズコッ」っていうサウンドもなくて、ほんとに無心で使い続けられる。 これだけでも素晴らしいキーボードだ!

僕が気に入っている点の解説

さてさて一般的なお話とは別に僕が「たまらない点」も書いていくよ。

でも実は…
最初に載っけた表の全項目をクリアしている時点でもう書くことはないのだ!!!

まあマイナーなキーボードだし、あんまり書いてもそれこそ需要ないかなって思っちゃったし…。

まとめ

そんなわけで、「そもそも万人に勧められる秀作モデルである上、こういうキモいニーズにも対応できるポテンシャルを持った素晴らしいキーボード」、「BFKB88PC」のレビューでした!

おわり。

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みるめも

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