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はさみや改札だけではない - 左利きが本当に困っていることを5つ書いてみる

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みるみ
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みるみ

ブロガー、エンジニア。

文章を書くのが好きです。

左利きのみなさん、世界に苦労してますか?
僕はたまにしてます。

じゃあそれは一体いつ?

「はさみ」みたいな一般的なものは除きつつ、僕が本当に「これマジでなんとかしてくれ…!」と思っているものをピックアップしてみました。

みるみ
みるみ

ちなみにはさみは普通に右で適応した。もちろん左利き用のはさみでも問題なし!

1.LINEなどの送信ボタンが右にあるので左手の親指が届かない

昔から色んな人に言っているんだけどなかなか共感してもらえないので、今回一番最初に書く。

line-submit-button-right-top

LINEをはじめとした普段から常用しているアプリって、だいたい送信系のボタンが右にありますよね。
これが届かないんだよ!!!!

line-submit-button-right-top-tsurai

こういう風に物理的に不自然な使い勝手になる。

最近のスマホはどんどんでかくなっているので、左手の親指を右側に伸ばす作業はとてもしんどい。指痛いし、普通に使いづらいし、なんならスマホ落とす。

このUIは「意味的な流れ」、つまり「文字を入力したあとそのテキストを送信する」という構想から来ているはずなのでまあ納得は行くんだけど、左利きじゃなくてもスマホを左手メインで操作する人ってけっこう多いと思うんですよ。反転設定あったら絶対需要あるはずなのに…。

そして、この件はもっと言うとスマホの文字入力インターフェース自体がツラいということにもなります。

enter-key-right-bottom

確定キーが右下にあるのもけっこうきつくないですか?
スマホなんて世界中の人が使うんだし、IMEとして左利きモードみたいのがあってもいいのにな~といつも思ってます。

2.文字を書くこと自体がとにかく不利

字を書くことについても左利き界隈で定番の話題ですが、ここではあまり多くは言及されていない内容を紹介します。

アラビア語などを除き、多くの言語は左から右に書いていきますよね。ということは文字自体も左から書くように設計されています。

kakijun

どんな画でも、基本的に

  • 縦棒は上から下
  • 横棒は左から右

に書くようになっているということ。

この「左から右」というのがクセモノで、右手で字を書いた場合は「引っ張る」動作主体であるのに対し、左手を使うと「押し出す」格好になってしまうんです。

これは以下のような問題を生み出します。

  • インク系の筆記用具と軒並み相性が悪い。インクが出ない、かすれる、筆圧が出しにくい
  • 線を真っ直ぐ引くのが難しい。総じて奇妙な字体になりがち

よく言われるのは1つめで、これは最近分かりやすい画像をちょうど見かけたので紹介します。

left-to-right-moji

なるほどね。体感では間違いなく確信していた事実でしたが、実際のボールペン機構的にも正しい論理だったわけです。明らかに引っ張るときより押し出すときの方が抵抗感あるもんね。

ちなみに左利き御用達のボールペンというものがあって、

有名なのは

です。僕はゲルインキ大好き派なので後者を持ってます。

my-energel

気になる方は1本200円からでどうぞ。

で、ふたつめ。

「線を真っ直ぐ引くのが難しい」ですが、これはまだあまり共感を得られたことがないので今回特にお伝えしたい部分!

勢いを持ったハリのある横棒を書くことに関しては引っ張る動作に比べて押し出す動作は超不利と思うんです。これがすごく困っていて、字を書くときだけは右利きの方が有利だなあといつも感じてしまいます。

小さい頃から「みるみって字が汚いとかは全くないけど、なんか独特だよね」と数多くの人に言われ続けてきたんですが、今思うとこれは左利き効果なのかも。

みるみ
みるみ

あれ、これひょっとしてメリットになってる?笑

それと、項目としては挙げていないですが、書いた文字で左手が汚れる/文字がかすれていくも当然困る要素です。これはもう諦めてますね。

一般的にはゲルインキボールペンは使わないようにするとかで対策されているらしいんですが、僕は前述の通りゲルインキ大好きなので困ることは多いです。笑

ま、実は一番困るのは「鉛筆」なんだけどな!!!

3.水玉型おたま

比較的よく言われる方ではあるかも。

mizutama-otama-example

ここまで右利き専用設計になっているものは珍しいので多くの左利きから殺意を浴びせられていることでしょう。

どういうところで見かけるかというと、例えばこれ。

mizutama-otama

ファミレスのスープバーとかが代表的かな?

まあおたま単体なら水玉のとんがり部分は完全シカトして反対側から使えばいいだけなんですが、レードル(おたまのこと)の設置場所自体も右側に固定されていることが多いというのがこれのやっかいな点です。

soup-bar-lefty

こういう風にね。

おたま単品はなんとかなってもこっちはいただけない…。絶対に最初は右手で掴むことになってしまうからね!

調理・飲食関係はやっぱり利き手の制約が多く困りごとも多い印象ですが、みんなどうやって回避しているんですか~

あと、派生系として「絶対に右手でしか使えないヘラ」もありますよね。

hera-lefty

これどうしようもないのでクッソ腹立つ。笑

あとはこんなのも。

udon-otama

これ「うどんお玉」って言うらしい。

こんなん意匠ミスだろどう考えても!笑

4.腕時計を付けたまま竜頭を触れない

まあ「日常生活ですげぇ困ってるか」と言われたら微妙なところではありますが、時計好きな人間からするとショックな事実ではあります。

右手に時計を付けていると竜頭を引っ張ったりするのがムズすぎるんですわ。

temaki-watch-lefty

特に、こういう風に4時の位置に竜頭がある手巻き式は絶対引っ張れない…。

なるほど、右手用に作られているものがさらに右側にあると利用不可のレベルまでいってしまうパターンもある、と…。回すだけならまだしも引っ張るのはほぼ無理に近いです。

装着したまま頻繁に時刻調整を行うことはあまりないとは思いますが、他の機能を使いたくて似たような動作をすることって結構ありますよね。

機械式の手巻き時計なんかは付けたまま巻くのは無理なレベルで、時計選択の幅も地味に狭められます。

また、これの類似系として温泉などのロッカーキーの出っ張っている部分が手首に刺さるというのがありますね。

何を言っているか分からないと思うので…。

locker-key-band-lefty

こういうやつ。

鍵が出ている方向は当然左手に付けたときに上腕側を向くようになっているわけで、これを右手に付けると鍵が手首側に向きますよね。この状態でちょっと手を動かしたりすると想像以上に邪魔ということ。

なので僕はいつも肩付近まで上げて装着するスタイルにしてます。

あ、それとどうでもいい情報ですがこういったロッカーキーなどのバンドを足首に装備するという行為は「私はゲイ(もしくはホモ)です」という意思表示になってしまうので十分注意してくださいw

何されても知らないよ~

5.結んだり巻いたりすると人と逆になる

これは利き手以外の要素も絡んでいそうではありますが、僕は左利きが原因だと思っているので挙げてみます。

  • 結ぶ
  • 巻く

みたいな動作は利き手によって逆向き、もしくは裏返しなどになってしまったりしやすくないですか?

初めて気付いたのは子供のときで、なぜか僕だけちょうちょ結びをすると蝶々の羽の部分がいつも手前にあったんですよね。しかもなんか結び目の順序も変…。

my-kutsuhimo-lefty

今の結び方はどうなってるのかなと思って見に行ったら、なんか蝶々の羽と1本出るやつが対角線上になっていてさらに意味不明な状態だったw

あとはベルト。

ズボンのベルトを巻き付ける方向が人と逆だと気付いたのはたぶん高校生くらいになってからです。普段は自分の姿を鏡で確認しているので、目で見る他人の見え方と一致していたことが罠だったんですよね。

で、こういうのがどんなときに困るかというと。

例えば

  • 共同作業をしていて、同じ見た目のものを大量に作る作業をしているとき
  • 衣装など大勢が同じ格好で揃っているものに意味があるとき

なんかで苦労した経験が多いです。
作業し終わってから「お前全部逆じゃね?」みたいに言われて「は?」みたいな。

ちなみに対策はほぼないと思ってます。

紐の結び方は意識すればまあ大丈夫ですが、ベルトを逆向きに付けるなんて気持ち悪すぎて卒倒します。死んでもできない。うおお、考えただけで身の毛がよだつ…。

おわりに

その他、この記事の原稿を書き終わってから見つけたものとして

binder-lefty

とか

right-side-table

がありましたが、

  • 前者は普段の生活で全然関わる機会がない
  • 後者はそもそも大学とかでまともに勉強したことがなかったので不便もクソもなかった

などの理由でやはりランク外という風に感じました。

 

それとですね。今回新しく気付いたことがあって、例えば

  • ATMで暗証番号を打つとき
  • 電子レンジでダイヤルを回すとき

みたいな精密な動作を求められないものに関しては右側にあることについて特に何か思ったことはないんですよね。

これつまり「世界中にあるほぼ全てのUIが基本的に右仕様だからもう勝手に適応しているんじゃないかな」と考えました。

よくよくまわりを見渡してみたら想像以上に「右」が中心の世界なんですよね。だからほとんどの作業は右手で行うことに違和感がないのかなーと。まあ僕はもともと両利きに近いというのもありますけど(純粋な左利きさんは苦労しているシーンも多いですよね)。

逆に言うと

  • 文字を書く
  • 箸で食事する

以外はだいたいどっちでもできます。スプーンとフォークは難易度が低いので右でも全然いけるしね。飲食店に入ってカウンターで狭かったときは右で食べたりもします。

というわけで、「想像以上に右寄りなものが多いけど想像以上に僕らは適応していた」という発見がありましたとさ。

サウスポーのみなさんも「これは!」というお困りごとがあったらぜひコメントにお寄せくださいー!

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この記事へのコメント

  1. もずく より:

    私も20年以上左利きで不自由な生活を続けてきたので、とても共感できる内容でした。

    しかし、ある時をきっかけにふと『利き手』という概念にこだわらない生活を始めました。
    とは言っても、そう簡単に右手で綺麗な字が書ける様になる訳でもなく…

    書けと言われれば書けますよ?…小学生の落書き程度の字で良ければ(笑)

    物を持ったり使ったり、手すりをつかむ手を変えたりボタンを押す手を変えてみたり。
    ただ、ココで重要なのは『意識的に右手を使う』のではなく『左手にこだわらない』考え方です。

    意識改革を始めてまだ1年程ですが、おかげで茶碗を左手で持つなどの補助的動作を無意識に左でも
    行えるようになり、結果、箸程度ならぎこちなく使える様になりました。

    行き着く所は『両利き』なのかもしれませんが、別に特訓してまで右利きに変えたい訳ではないので、当面は今と変わらずゆる~く生活を続けて行くつもりです!

    ま、大して誰の役に立てる訳でもない自分流なスタイルをちょっとだけコメント汚し程度に…(笑)

    • みるみ より:

      とても面白いご報告ですね…!
      なるほど、「右利きになろうとするのではなく利き手の概念を捨てる」ですか。非常に興味深い。

      たしかにそういう意味では僕もそれに近い状態になっているのかもしれません(意図的ではないですが)。文字と箸以外は基本的にどっちでもなんとかなるので、これら2つも自然に右手でも行える状況を用意してやればいよいよ「利き手」はなくなるのかも。などそんなことを考えました。

      左利きはいかんせん人数が少ないから普段から共感を得られにくいですよね。笑
      この記事がそういった場になれればいいな~と思っております!!

      • もずく より:

        ご丁寧に返信ありがとうございます!!

        みるみさんの記事自体は以前よりちょこちょこ読ませてもらってましたが、今回あまりの共感ぶりに思わずコメントしてしまった次第です(笑)

        世の中が右利き前提で構築されていく中、ふと思い起こしてみれば私と同世代の人たちにも左利きがあまり多くない気がします。

        一時期は『ゆとり世代』だとか『さとり世代』などと揶揄されている内に、他人と違う事を避ける様に幼くして矯正され育った人がもしかしたら多いのかもしれませんね。

        ちなみに、生まれながらにして『一般的な右利きの』他人より努力や工夫を強いられる境遇に育った事を個人的には誇りにさえ感じています♪

        まだ物心さえつく前の幼き頃、無意識とはいえ『左手で物事を行う道』を選んだ自分を褒めてあげたい位です。

        数少ない『レフ友』としてこれからも応援しながら記事を読ませて頂きますねー!!

        p.s.
        どーでもいいコトを長々と失礼しました…(笑)

        • みるみ より:

          いえいえこちらこそ!!
          以前からお読みいただいているのですね…!ありがとうございますm(__)m

          僕も母親から「左利きをあえて矯正しなかった」という旨の説明を受けたことがありますが、もずくさんとおなじく、その母と『左手で物事を行う道』を選んだ自分を褒めてあげたいです。笑

          あと、左利きに誇りがあるというのめちゃめちゃ分かります!!超共感できる…。
          別に右利きの方より秀でているわけではない全くありませんが、なんか良い個性だなって思えますよね。

          楽しいコメントありがとうございました!
          引き続きよろしくお願いいたします~