【明晰夢を見る方法②】WILDテクニック

【明晰夢を見る方法②】WILDテクニック

WILDとは「Wake Induced Lucid Dream」の略で、明晰夢への道としては非常に強い人気を獲得しているテクニックです。

その理由は、通常の眠りを介さずにそのまま明晰夢へ直行できる=つまり自分の好きなタイミングで明晰夢を見ることができるから。眠りが持つ様々な要素に成功の可否や中身の質が影響を受けてしまう明晰夢にとって、これは多大なるメリットなんです。

読み進めてもらうと分かりますが、実はやっていることは体外離脱に近いです。「明晰夢の先に体外離脱が並んでいて、脳の覚醒度によってその差が生まれている」という僕の考えからすると、WILDテクニックで見る明晰夢はやや体外離脱寄りのものということになります。

しかしあくまでも「明晰夢」であるので、特徴もこちらの「夢側」に当てはまるものが多いです。

WILDテクニックの基本的な手順

明晰夢を見るテクニックにおいてその中のステップに「瞑想」が入ってくることはかなり多いですが、このWILDテクニックではこれ全体が瞑想に近いようなイメージです。

実行するタイミングとしては、就寝後4時間~6時間くらいの間にある「深い睡眠」のあとの、レム睡眠時間が長い状態を狙えるとベストです。この時間に起きるようなにかセッティングを考えるか、二度寝を狙うのもアリですね。

この辺の睡眠時間とレム睡眠のお話については他の記事でも取り上げています。

さて実際の手順は主に以下のようなものになりますが、ほぼほぼ一口で「瞑想」と言えるような感じです。

  1. 身体的、精神的にリラックスする
  2. 瞑想状態に入る
  3. 夢を創り出す→明晰夢へGO
  4. 夢の世界を安定させる

やり方を無理に文章化するとこのようなものになってしまいますが、僕はWILDテクニックはわりと概念的なものだと思っています。体外離脱を目指している人や、明晰夢や瞑想などについて少しでも調べたことがある人にはなんとなくその言わんとしていることが分かっていただけることと思います。

実際、3番の「夢を創り出す」のところでは体外離脱で離脱するときの動作そのものを利用することもあります(今回はその部分は省略しています)。

あまり「テクニック」と名のついたこのWILD法にこだわるのではなく、理解を深める一助と考えるとより明晰夢へ近づけるでしょう。

そうは言いつつも、一応以下より各手順について説明をしていきます。

1.身体的、精神的にリラックスする

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このステップは瞑想の準備段階だとお考えください。

ベッドに入って眠りに就くとき、自分の意識は残したまま身体は寝かすのです。

「いきなり人の域を超えてくるなよ」と思うかもしれませんが全然そんなことはなくて、やってみるとこれが驚くほど自然な状態であることに気付きます。なんてったって、人間なら誰しも毎日レム睡眠の時間にそれを行っているんですから。

コツとしては、身体は寝かしたいので肉体的にリラックスできる状態を作ることから始めましょう。姿勢は仰向けで(余程他の姿勢に慣れているならまだしも、睡眠中に息苦しくなったり腕がしびれてしまったりすることを考えると仰向けで慣れていくのがおすすめ)、目をつむり、頭をすっからかんにします。

副交感神経を優位にしておく必要もあるため、万全を期すならお風呂から出たあとすぐに」、「スマホやPCやテレビなど電子機器の画面を見ずに」、「やることも全て済ませ精神的に気になるものをなくしておく」ことでより高い効果が見込めます。

2.瞑想状態に入る

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このまま瞑想へ突入します。

前のステップの時点で既に瞑想と言えるような状態になっているので、あとはそのまま意識だけを保ちつつ「無」になっていくだけです。

このあたりは非常に深い世界で、体験したことがないと感覚的にかなり難しい部分ですので解説は別の記事にまとめてあります。ぜひご一読ください。

WILDテクニックにおいて唯一通常の瞑想と違う点は、寝そうになってしまっても無理にそれを振り切る必要はないということです。

むしろその「眠りの境界線」を狙っていくのが目的なので、「あ!今寝てたかも…」という意識の浮き沈みをゆっくり楽しみ、そのまま流れに身を任せましょう。もし本当に寝てしまったら起き抜けの明晰夢を狙うパターンに移行することも可能です。

ここでもコツをひとつ。

うまく「無」になれないor眠りの境界線に近づけないなどの場合は、「身体の重さ」を感じるようにしてみましょう。あなたの身体は非常に柔らかいベッドにズーンと沈んでいる、そんなイメージです。

実際に少しでも自分の体を動かしてしまうと、脳は実意識を取り戻してしまって覚醒度も上がり、瞑想状態からも遠のいてしまいます。身体が動きたいと思うことのないように、もはや身体と意識を切り離せるように、ただ「ズーン」と、そこに沈んでみましょう。きっとうまくいくはず。

3.夢を創り出す→明晰夢へGO

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感覚的な理解が難しいポイント。

眠りのラインをうろちょろして、「実際に夢に入れそう!」と判断できたら自分が創り上げた夢にそのまま眠り落ちる、そんなステップです。

「ただ寝るのとどう違うの?」っていう質問に対しては、「意識を持ったまま夢に侵入していくっていう感じ」と僕なら答えます。普通に寝るときはそんなことは放棄してだらけきっていることでしょう。そもそもちゃんとした瞑想が行われていれば、今あなたの脳は凄まじい集中力と意識の研ぎ澄まされ度を放っているはずです。その状態なら意識を夢に持ち込むことなど造作もないのです。

やることは「創り上げた想像の世界に自分を置いて、いつしか本当にその夢の世界に入り込んでいる」という状況を用意することです。

今まで散々「無」にしてきましたが、ここからは任意のシーン・世界を細かく繊細に、超具体的に描いてみてください。あくまでも「無」は瞑想状態のためにやっていることなので、瞑想の段階からこの想像を始めていても構わないし、この辺は個人によってやりやすいものを選びましょう。

具体的に描いたその世界の真ん中に自分を置き、五感をフル稼働させます。大地を踏みしめ、風の音を聞き木漏れ日の眩しさを感じ、花々の香りを楽しみ、新鮮な空気を味わう…。この調子です。

ここでポイント。

この想像中は「自分は夢を見ているんだ」と常に意識しつづけましょう。もちろん明らかに夢ではないと分かっていてもです。

そうすることによって、いざ夢に変化するとき(本当に寝てしまうとき)に「これは夢だ」と認識しながら夢に入れるのです。そう、まさに明晰夢!

実際には夢へ入ったとしてもそこは明晰夢なので自分の感覚は鋭く残っているでしょう。むしろ、より強くてリアルなはずです。つまりベッドにいた自分はいなくなり、新たな世界で新たな身体を手に入れている瞬間をまざまざと体感できるということ。

間違いなくそれは明晰夢を見られている証です。

4.夢の世界を安定させる

最後に、せっかく入れた明晰夢の世界から抜け出してしまわないようにするのがこのステップです。

自分が創り出した世界からとにかく注意を逸らさないようにし、「自分は夢を見ているんだ」と言い聞かせ続けてください。夢を見ているという自覚が強くなればなるほど、実世界の身体の感覚を手放しやすく、かつ明晰夢の明晰度も上がっていきます。

通常の夢から移行する明晰夢と比べて大きく違う点として、眠りに就いたばかりなので単純に目覚めてしまいやすいということが挙げられます。つまり、単に「これは夢だ」と分かりながら映画のように楽しめるいつもの明晰夢とは違って、好きな世界に任意のタイミングで入れる代わりに気楽に楽しむのはやや難しいという性質を持つことが理解できます。

慣れてしまえばこのような差も往々にしてなくなっていくものですが、初めのうちは知識として理解しておいて損はありません。

こうやって明晰夢に関する文章を読んでいるだけで、あなたの脳はどんどん明晰夢を見やすい脳になっていっているんですよ。

この記事へのコメント  皆様もぜひどうぞ