【毎日できる!】瞑想で自己意識を高めて明晰夢を見よう

【毎日できる!】瞑想で自己意識を高めて明晰夢を見よう
みるみ

瞑想によって心を鎮め集中力を高めることは、明晰夢を見るだけに留まらず、普段の生活においてもあなたの精神に多大なメリットをもたらしてくれます。

僕はこの辺の話に興味を持つ随分前から瞑想に近いことをやっていて、ゲームをめっちゃやったあとのなにも働かなくなった頭を、まるでお風呂から出た後のようにすっきりリセットさせられるくらいには ”エセ瞑想” をマスターしていた。日常生活で大いに役立ちます(?)。

実は信じられないくらい種類が豊富で、しかも宗教的な印象も強く近寄りがたいイメージがある瞑想ですが、難しく考える必要は一切なくて、「単に静かに座って集中するだけ」という理解で全く問題ありません

楽しさが分かってきたり、さらに興味が湧いてきたら色々試してみるとよいでしょう。良い書籍もたくさん出回っています。こういった本を読むだけでも自分への理解に繋がるものです。

瞑想の目的

僕のこのブログに限っては「明晰夢を見るためのひとつの手段」という名目でこの記事を書いていますが、もちろんそんなことに限らず瞑想を行うことによって得られる効果はたくさんあります。

  • 心身のリラックス
  • 雑念の除去、頭をすっきりさせる
  • 慢性的なストレスの解消
  • 集中力を高め、脳力を鍛える
  • 自己意識の向上

夢の中での覚醒度を高めるためということで、今回は主に最後の「自己意識の向上」という項目を焦点に話をしていきますが、瞑想に定義はないし、上で挙げたようなそれぞれの目的によって方法が具体的に紐付けられているわけではありません(あくまでも僕の考えです。用途によって向き不向きはあると思います)。

なので、最初にも言ったようにあまり難しく考えずに臨みましょう。瞑想し始める前から緊張してちゃ世話ないですし。

瞑想の種類

瞑想には、その瞑想法が生まれ育った地域や歴史、関係のある宗教などによってびっくりするくらい種類が存在しています。

仏教(ブッダ)によって生まれたもの、ヨガが発祥のもの、キリスト教が源泉のもの、などのように大別されるようです。

ヴィパッサナー瞑想

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最もシンプルで簡単な瞑想です。一般の人が「瞑想」ときいて想像するような、まさにそんな感じ。30分ほどのわりと長い時間をかけて行う瞑想です。

仏教、つまりはインドが発祥の古来からある方法で、あのブッダも広く伝え歩いたといいます。仏教において真理とされる「無常・苦・無我」を洞察することを目的としているらしく、まあよく分かんない感じですが心を無にするっていう感じでいいんじゃないですかね(適当

「ヴィ」は「ありのままに、明瞭に」、「パッサナー」は「観察する、心の目で見る」という意味があるとのことで、これらからも物事をありのままに、客観的に見つめる「洞察の瞑想」とも呼ばれている理由が分かります。

自分の雑念すらも第三者的目線で捉えることによって、新たな気付きを得ることが肝要です。

後ろの項で、このヴィパッサナー瞑想をベースに一般的な瞑想のやり方を説明しています。

サマタ瞑想

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こちらも仏教系のシンプルな瞑想です。なにか1点に心と意識を集中させ、心が動かないようにすることで新たな境地へと向かいます。

ヴィパッサナー瞑想は実は動きながら行ってもよいのに対して、サマタ瞑想では基本的には動かず、静かな状態を作って実施します。まさに座禅などが適切でしょう。

サマタ瞑想は呼吸を数える瞑想法と言われ、しっかりとした呼吸法を身に付けて瞑想を続けることで、気分がすっきりしていきます。腹式呼吸に合わせてゆっくり数字を数えるようにするとうまく雑念を払うことができるでしょう。

鼻から吸ったときは鼻から吐き、口から吸ったときは口から吐くという呼吸法が推奨されているようです。この呼吸法に慣れてきたらそこへ「1、2、3…」と数字の唱和も行うようにしていくと進めやすいと思います。

サマタ瞑想では短時間の瞑想を何回かに分けて行うことも可能です。「集中力が途切れたら一旦停止、そしてまたすぐに再開する」ということができるので気楽に行えるのがメリットと言えます。

慈悲の瞑想

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慈悲の瞑想も仏教系の瞑想で、ヴィパッサナー瞑想の準備段階としてもよく用いられます。でも「慈悲」という言葉はどちらかというとキリスト教のイメージが強い気がしますね。

「 ”想” のための文章を祈りながら朗読する」という、今までのシンプルなものに比べて少し独特な方法で行う瞑想です。

また、「ネガティブを吐き出し、ポジティブを吸い込む」と言われているような呼吸の意識を持つとイライラやモヤモヤした感覚から解放されます。数ある瞑想のなかでもっとも仏教的な思想が表れている瞑想方法です。

瞑想に対しての全体的な土台づくりとしてもおすすめなのがこの「慈悲の瞑想」です。文章を祈るという手法をうまく利用して、自分自身の幸せや人々の幸せを願うような瞑想を行うと、心身が本当にリラックスしてきて心の疲れも取り除くことができます。

ゾクチェン瞑想

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ゾクチェン瞑想はチベットで行われていた修行がもとで生まれた瞑想方法です。

座ってから一旦心を落ち着かせ、空を見つめて意識を集中させます。空を見上げながらそこに梵字(ぼんじ)の「あ」を思い浮かべてから「あー」という発声をするという、いかにもオレンジの服を着た坊主さんがやっていそうな瞑想法です。

あまり一般的ではないと思います。ネタ枠ということで。(こんなこと言っちゃって、呪われたりしないかな)

梵語と書いてサンスクリット語と読むんだけど、それを表記するための文字です。梵字の「あ」はこんな感じ。↓

bonji-a

マインドフルネス瞑想

このマインドフルネス瞑想とは「脳の働きを研ぎ澄ませて集中力を高める瞑想法」だそうで、わりと新しい生まれのようです。

呼吸に意識を集中させることがほぼこの瞑想法の大部分になるので、初心者でもすぐに始められる敷居の低いものです。

記憶力や学力アップなど、脳の働きへ効果の出やすい瞑想法のため、何か結果を出したいときに最適です。

ポイントなるのは今という瞬間に注意を向け、評価・判断を挟まずに、ただ受け入れることです。呼吸法など実際のやり方だけ見ればヴィパッサナー瞑想などとの差を見つけるのは難しそうですが、このように各方法によって「考え方」が違うケースが多いです。

やる気の向上やストレスに強くなる効果もあるので、Googleやインテルなど名だたるIT企業の研修にも取り入れられています。

ヴィッパサナー瞑想のやり方→明晰夢

ここでは、基本的な瞑想方法であるヴィパッサナー瞑想のやり方をベースに、明晰夢を見るための意識づくりについて話をしてみたい。ようやっとこの記事のメインという感じです。

基本的なやり方

まずはヴィパッサナー瞑想の手順ですが、

  1. 静かな部屋で床に座ります。あぐらがおすすめ。
  2. 背筋を伸ばして目を閉じます。姿勢は保ちますが、余計な力が入らないよう身体全体をリラックスさせましょう。
  3. 腹式呼吸で深呼吸をします
  4. 呼吸に集中して、雑念が浮かんできてもただそれを眺め、観察します。ここでは意識を持ってはいけません。
  5. 10分~30分程度つづける

という感じです。あまりこの順番などに囚われすぎずに、単に無心になるだけと思っておくくらいの方が良いでしょう。

一番大切な4番の部分ですが、瞑想の最も基本ですが最も難しいところだとも思うので、少しお話を。

目をつぶってなにも考えないようにしていると、目の前に「なにか」が現れます。白くてもやもやしていたり、多彩に形を変化させたり、もしくはタイムマシンに乗っているときのようなワープ中のイメージ内に取り込まれる人もいるかもしれません。この「なにか」は人間の「自我」とされ、つまり「それぞれの宗教で追い払いたい対象である雑念」なんだと僕は思っています。

これをただひたすら眺め続けるのです。いや、「眺める」と思ってもいけません。「無」です。ただそこに「在る」のです。

きっとこの「なにか」に誘発されて色んな映像が流れてきたりすることもあるでしょう。しかしそれに対しても一切意識を向けてはいけません。「なにも考えちゃだめだ」と思ってはいけないのです。

非常に難しいところですが、ひとつコツを。

息を大きく吐くようなイメージでその雑念も一緒に吐き出すような感じで呼吸をしてみください。大きく「ハーッ」と。そうするとスーッと「なにか」がいなくなっていくのが分かるはずです。ちょうどさっき慈悲の瞑想でやった「ネガティブを吐き出し、ポジティブを吸い込む」の感覚にも似ています。

これらを繰り返すことでいつしかこの「なにか」は消え、心は今までに経験したことのないような清々しさを手に入れているはずです。しかし、これを感じたいからといって意識してはまた同じことの繰り返しです。「無」ですから、それを楽しむことはできません(少なくとも僕はそういう風に考えています)。 

ただ、在るのです。

「30分!?」と思うかもしれませんが、本当に集中できると驚くくらい時間の経過がはやく感じられます。ちょっと語弊があるかな、気付いたら思っているよりすごく時間が経っていたというか。

「座り始めてから10分経ったからはい終了!」っていうのを毎日繰り返していてもあんまり意味はないので、「4番の集中モードに入ってから少なくとも10分」と思っておくといいでしょう(実際は時間のことなんか当然気にしちゃだめですが)。

その状態を維持したまま「夢を辿る」

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上述の瞑想がうまくいっていれば、心がとっても静かな状態になります。あなたの意識は一切波の無い湖のように、明確で明晰になります。

この状態である鮮明な「想像」をすることによって、その明晰度のまま擬似的に夢を見て、あわよくばそのまま明晰夢への足がかりにしてしまおうというのがやりたいことです。

瞑想は明晰夢を見るための様々なテクニックの中で主に後半に使われる段階ですが、それが持つ意味と役割は決して1つではなく、どういう経路で明晰夢へ到達できるかは不確かなものの、あらゆる意味で役立つことだけは間違いないのです。

そういう「曖昧な感じ」でいいので、なんとなく明晰夢へ向かうというところだけは確固たる意思を持つと良いでしょう。

「想像」の世界で体感する

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これからあなたは自己意識を高め、物理的な身体からそれを切り離そうとします。
※実はやることは「ビジュアライゼーション」とやや被ります。

例えば、以下のようなシーンを想像してください。

 

あなたは今、美しく雄大な草原に立っています。自然に溢れ、動物たちが暮らし、風が語りかけます。
大きく息を吸ってみましょう。新鮮でおいしい空気をたくさん吸い込むことができました。
穏やかな静寂に耳を傾ければ鳥の鳴き声や木々が擦れ合う葉音、水のせせらぎも聞こえてきそうです。

 

このような想像をする目的は、瞑想→想像の流れを通して架空の環境の中の自己意識を高めると共に、心と身体のストレスを解放することです。そしてそれがそのまま眠りへと(模擬的に)繋がるのです。

架空の場所の想像が鮮明になればなるほど瞑想の効果は大きくなります。

というわけで次は触覚にも意識を傾けてみましょう。

 

緑の柔らかな芝生を裸足で踏んでみる。歩き出せば、足の周りに当たる草の感触も得られます。
美しい花を見つけたらそっと手で触り、鼻を近づけて芳醇な香りも楽しみましょう。

 

こんな調子で、心ゆくまでゆっくり大自然の散歩を続けてください。常に歩き続けたほうがシーンの移り変わりによって集中力が持続しやすいのでおすすめ。

瞑想状態になってからさらに10~20分ほどこのような想像を続けるとトランス状態(変性意識状態)のようになり、実際の身体の感覚がほとんどなくなっていることに気付けます。そこで「おっ!うまくいってる!」などのようになにか余計なことを思うと一気に脳が現実的な感覚を取り戻してしまうので注意です。

ここまで終わると、もしかしたらもう本当に眠りに落ちているかもしれないし、実際には「睡眠という状態」にはなっていなくとも同じような状態になっている可能性もあります。

おわりに

「瞑想→想像」という上記の最後の状況を言葉で形容することは僕には到底できませんが、明晰夢を見やすい意識状態を知り実際に体験することで、明晰夢を見られるようになる確率が圧倒的に上昇することだけは間違いないです。

しかも日常生活においてもたくさんのメリットがあるとなったら、これはもうやらない手はないでしょう。

毎日の中で瞑想の時間を確保することだけが課題として残りますが、それはまだあなたの中で「瞑想に時間を使うなんてもったいない」という意識があるからです。たしかに最初の数回はうまく行かず費やした時間の100%を有効活用することは叶わないかもしれませんが、長い目で見れば些細なものですし、本当に達成したい目的のためにはその疑念は無駄というものです。

ちなみに瞑想で得られた知見や「自意識の認知力」は体外離脱(幽体離脱)でも大いに役立ちます。

瞑想を身につけて、普段の生活のQOLもぜひ上げていきましょう。

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

趣味で夢や睡眠の研究をしている人。体外離脱が得意です。

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