【打楽器をひたすら紹介します!】吹奏楽でよく使われる打楽器を超主観的に紹介してみる

【打楽器をひたすら紹介します!】吹奏楽でよく使われる打楽器を超主観的に紹介してみる

ちょっと思い立って、「主に吹奏楽で使われる打楽器をとにかく紹介してみる」っていうのが楽しそうなのでやってみます。アホみたいに長いので暇つぶしにでもどうぞ。

吹奏楽ファンの人にも楽しんでいただけるように、その楽器が印象的な参考曲も収録アルバムとかと併せて紹介してみます。僕の趣味が多分に介入しているとは思うけど。

分類は大きく3つにしてみた。

  1. 膜鳴楽器
  2. 鍵盤楽器
  3. 体鳴楽器

実際は、たしか鍵盤は体鳴楽器に入るんだったような気がするけど、まああまり細かいことは気にしない!小物は数が多すぎるので今は一旦除外してます。そのうち足すかも。

あと、膜鳴楽器に多い民族楽器系の太鼓類(ジャンベとかスルドとかそういう系)も1個ずつ書いているとキリがないので割愛してます。

奏法だなんだと色々書いていますが、この記事(もっと言うとこのブログ)は事典を目指しているものじゃないので、書いてあるのは単なる読み物くらいに思って読んでください。完全に僕の主観で書いています。

それではどうぞ!思いついた順番でやっていきます。

◆記事内にはYouTubeの動画がたくさん貼ってありますが、サムネイル画像をクリック/タップしない限りは読み込まれないのでご安心ください。
1回触るとプレーヤーが出てきます。

◆参考曲は、僕が自分で購入して手に入れた音源を使って紹介しています。ただしこれはあくまでも「引用」であるとしていて、著作権法第32条に則っていると理解しています(問題のご指摘あればご教授ください)。でもブラウザからソース表示なりしてゴニョゴニョすれば保存もできてしまうので、「私的使用を超える範囲」に当たる複製とならないようご注意ください。

膜鳴楽器

膜鳴楽器とはですね、膜が張ってあるやつです(雑
まあ見ていけば分かるでしょうし細かい説明は要らんでしょう。

スネアドラム(Snare Drum)

yamaha-concert-snare-drums

概要

最初はこれでしょう!みんな大好きスネアドラム。

状態はさておき、どんな山奥の吹奏楽部にだって絶対あります。全国津々浦々色んな部活を見てきたけど、なかった学校見たことない。

そりゃそうでしょう、「たいこ」と言ったらまず基本形はこの楽器だと思います。色んな音楽ジャンルに合わせてその構造や趣旨もちょっとずつ変わっていて、例えば吹奏楽やオーケストラで使われる「コンサートスネア」とドラムセットの中にある「ドラムスネア」(っていう名称があるかは知らない)はかなり別の楽器です。

あとはマーチングスネアもありますよね。

打楽器と言うからには叩くことが基本である以上、やっぱりこの楽器は全ての中心にいるというか、「楽器としての表現より前にもっと大切なことがあるんじゃないか?」「もっと向き合える姿勢があるんじゃないか?」とか思いながらいつも練習してます。

この楽器を扱えずして他の打楽器を触ることは有り得ないと思うし、その逆もまたあってはいけないでしょう。

演奏方法や扱い方

この記事を一通り書き終わったあとに見返してみたらスティックの説明が一切なかったのでここに書いてみます。

my-drum-stick

ここ数年スネアに使っているスティック。個体差が大きい分お店でのスティック選びがすごく楽しい1本です。

スネアに限らずこいつに叩かれる打楽器は多いです。でも使われ方はわりと常識的で、マレットは4本とか持ったりするのに比べてスティックは基本2本だし結構平和な世界だと思います。「カウベル用のスティック」みたいのはだいたいどこに行っても悲惨な姿で酷使されてますが。

「バチ」と呼ばれることもある。僕も比較的バチ派だけど、混同するので現場ではスティックって言っていることの方が多いかも。

まあこれを使ってたいこを叩くわけなんですが、叩き方を説明してもつまんないし、やっぱり書くことないかな(爆

高校生の頃はスティックと一緒に寝たりしていたことを今思い出して死にたくなっている。

よく一緒に使われるもの

スネアを使う場合、多くは専用のスタンドに乗っけてセッティングします。まあ打楽器は例外だらけなのでスタンドを使わないシーンなんか多々あるとは思うけど。

snare-drum-stand

また、奏者がイス(スツール)に座って演奏されるケースも多々ある。僕も座る派です。

使われている曲とか

(打楽器セクションがある曲で)スネアがない曲なんて絶対ありません。…と言いたいところだけど、実はけっこうある。

例えばマッキーの「オーロラの目覚め」とかも結構打楽器多めなのにスネアはありません。

じゃあ「スネアが印象的な吹奏楽曲は?」ならどうかというと、やっぱりそれでもありすぎて選べないくらいだよね~。なので僕が好きなこの曲を。

曲名吹奏楽のための第一組曲 / G.ホルスト
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ《オーケストラル》ウィンズ2013

一組ほんとに大好き!!素晴らしい曲だよね。しかもこれは伊藤康英版という一般的な一組とちょっと違うアレンジでもっと好き。

特に三楽章「March」のスネアの旋律は秀逸で、あんなにメロディをそのまま歌い上げられるようなフレーズは他にないと思います。ブラボー!

いやー素敵。こんなに素晴らしい打楽器の扱われ方がされている譜面はそう出会えるものじゃないです。

ちなみに演奏は「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」というプロのオケ奏者とかを日本全国から集めた吹奏楽のスーパーバンドで、世界各国の色んな吹奏楽をこれまでに聴いてきたけどおそらく世界一上手いんじゃないかと思ってます。
単純なキッチリさとかではなくて、温かさと音楽の楽しさがひしひしと伝わってくるような演奏です。CD全部持ってます。

バスドラム(Bass Drum)

bass-drum-lefima

概要

バスドラ、BD、大太鼓、ベースなどなど、人によって色んな呼び方がある。

バスもベースもスペルが一緒であるように、その低音は音楽の土台となります。コンサートバンドでの大太鼓の役割りと立ち位置は一般に想像される以上に重要で、特に吹奏楽でマーチをやる場合は大太鼓奏者によって全体の演奏クオリティが上下するといっても過言ではないと思う。

譜面も単調、一見音を出すのも簡単そうということで、年齢層が下がるほど「つまんない楽器」と思われやすい傾向があるのだけど、いやいや文字通り物理的にもこんなに奥が深い楽器もないのでは?と思ってます(全部に対して同じこと言っちゃいそう笑)。

高校生のとき初めてプロの音を室内で聞いたとき、あまりに楽器を鳴らせるゆえに窓ガラスがビリビリ震えるというような現象を体感して、意味は違えど僕も同じく震えたものです。

演奏方法や扱い方

比較的奏法にも派閥があるタイプの楽器だと思っていて(これも全部かな笑)、プロを見ていても視覚的に楽しめる楽器のひとつ。言うまでもなく正解なんかないので、どうやったら自分が一番良い音を出せるか徹底的に研究しがいがあります。

「奏法や譜面(ふづら)がシンプルな楽器ほど音色や音楽性に魂が宿る」というのは僕が打楽器に対して思っている信条みたいなものなんだけど、大太鼓やシンバルはまさにその体現だと思います。

自分の一発でいつでもバンドをぶっ壊せてしまうということはいつも念頭に置いておきたいものです。

よく一緒に使われるもの

まあ「スタンドやバチは当然としてあと何があるかな」と考えたらシンバルアタッチメントを思いつきました。

bass_drum-cymbal-attachment

ひとりでバスドラムとシンバルを演奏する用の道具です(片手でバチ、片手でシンバル片方)。使ったことありますが、ただの筋トレです

ちなみに通常のスタンドを使わない用法というのも大太鼓に関してはけっこう有名なのがあって、例えば「シバの女王ベルキス」なんかに代表される平置きパターンや、「トリオ・パ・ウーノ」みたいに集団リンチに使用されることもある。

使われている曲とか

他の打楽器セクションが普通に存在するのにバスドラムが使われていない曲っていうと僕もすぐには思いつかないレベルです…。なにかあったら教えてください。

っていうくらいド定番の楽器なので、どれか1つを取り上げるなら…。

これにしよう。

曲名ブラスオーケストラのための「行列幻想」 / 團伊玖磨
演奏者ブリヂストン吹奏楽団久留米
収録アルバム全日本吹奏楽2001 金賞団体の競演

ジャストタイミングで打点はっきりのバスドラムなのに、このバンドへのブレンド感は素晴らしいものがあると思います。というかブリヂストンうますぎ…。最強です。

バンドを壊さないどころか、きれいにフレーズに乗っていけるバスドラムなんて、かっこよくないですか?

ティンパニ(Timpani、古くはTympaniとも)

Handmade_Symphonic_Pedal_Timpani

概要

「オーケストラで指揮者の次にギャラが高いのはティンパニ奏者」と言われるほど打楽器パートの中でも別格扱いの楽器。

なんでそんなことになっているかというと、演奏に必要な技術レベル、楽曲の音楽的理解、バンド全体の状況把握などなど、奏者一人に求められるものがものすごく多く、かつレベルも高いから。

キワモノを除くと打楽器と言われるものの中で逐一厳密なチューニングが必要な楽器はティンパニだけで、単純に音程やピッチに対する理解、そして鍛え上げられた耳を持っていないとその役割はこなせません。

楽器のポテンシャルを出し切って鳴らすのも圧倒的に難しいと思っていて、僕もティンパニをしっかり釜全体で鳴らすのは全然ダメで、13歳くらいからずっと苦手です。笑

演奏方法や扱い方

ティンパニはある意味叩き方の流派というかそもそも「決まった型」すらないような印象なので、本当に人によって色んな奏法があるなあ、というイメージがあります。いや、そういう意味では結構門下で特徴出やすい方かな、やっぱり。

ただ、並べ方などセッティングに関してはけっこうパターン分けはしっかりされています。

timpani-setting-german-style

「ジャーマン式」と言うと一般的には「逆向き」のこと。

これはなんでかっていうと、合理的な配置にしないと演奏自体が不能になってしまうから。ペダルは手前にしなきゃいけない、音程順に並べたい、全部が手の届く範囲にありたい、などなどを実現しようとするとたぶん行き着く形が今の状態なんだと思います。

奏法というか特殊な指定もかなり多くて、有名なのだと「シンバルを乗っける」(いにしえのときから)、「スーパーボールでこする」(海の男達の歌)など。

↑3:16くらいのとこでスーパーボール。

よく一緒に使われるもの

「よく」というか「必ず」でしょうが、ティンパニの演奏にはティンパニマレットが必需品です。

timpani-mallet_kato-b-k

よく使うのはKATOマレット。オール竹の完全ハンドメイドで、PLAYWOODとかと比べるとかなり高め。

このマレット選びだけで何年も勉強が必要とか言われたりしますが、初心者の段階で気をつけておきたいのは、ソロなどで粒立ちをよくしたい、目立たせたいときに「さわって分かるレベルの硬いバチ」をチョイスするのはちょっと危険、ということ。

timpani-mallet_playwood

こいつのこと。「あかだま」と呼んだりする。

これは安いのでわりとどこの学校にもあったりして選択しがちなマレットですが、客席で聞くと想像以上に鳴っていないことが分かります。

つまり自分ではけっこういい感じに聞こえても、実は全然音量は出てないっていう感じで、打楽器奏者としてはかなり気をつけたい現象です。素材と作りの問題で鳴りにくいのが原因なんだけど、良いティンパニマレットってすごく高いし、しかもすぐボワボワになるしね…。

難しいところです。

使われている曲とか

オーケストラでも常に活躍するパートなので、当然吹奏楽に範囲を広げてもティンパニが目立つ曲は山ほどある。というわけですごく迷ったけど、今回はこれを選んでみた。

曲名「カルミナ・ブラーナ」より / C.オルフ
演奏者大阪桐蔭高等学校吹奏楽部
収録アルバム全日本吹奏楽コンクール2009 Vol.9<高等学校編IV>

どうですか!!ティンパニの紹介にふさわしいと思いませんか!!

なんといってもちょっとレアな5個セッティングに加え、ベースラインそのまんまなそのフレーズの凶暴さと見どころはいっぱいです。

全体的に打楽器ドンチャンな曲で、クラシックだけどこういうタイプの曲は僕も大好物です。

タム、トム、フォートム(Tom-Tom)

tom-tom

概要

一番名前が安定していない楽器No.1ではないでしょうか。やっかいなのが、「トムトム」と「タム」は存在するのに「タムタム」というと「銅鑼」になっちゃう点。みなさんはどう呼んでますか?

色々な意味でけっこう現代的な楽器で、立ち位置的にはちょっと中途半端なところにあるイメージが強い。でも「響き線がついていない単なる太鼓」という意味では、むしろ太古の昔から存在しているのでは?とも思う。

ヘッドが両側に張ってあるもの、片側だけのもの、あとはフロアタムなんかを含めればかなり種類が豊富。「あれがないからこっちでやろう」みたいな代用がされることも多く、どのシーンでどの楽器を使うかの裁量はけっこう自分たちに任されることが多い気がします。

演奏方法や扱い方

吹奏楽で使うときは「フォートム」つまり「4-Tom」、同じシリーズの楽器を複数セッティングして使うことが多いですね。

 four-tom

実際はこんな風に置くことはほとんどなくて、なるべく手の移動距離が少なくなるように4つを密集させてセッティングする。

場合によっては5個だったりすることもあるし、スタンドがやたら重いので運搬とセッティングにはかなり苦労する楽器。タムのセッティングはよくじゃんけんで決めていた記憶がある。笑

チューニングでかなり化ける楽器で、楽器としての印象はもとより、全然違う音として使えるくらい色んなサウンドを簡単に用意できるのが魅力的。悪く言うと難しい。

僕はコンサートタムは表高め裏低め、ドラムセットは表ゆるめ裏高めでセットすることが多い。

よく一緒に使われるもの

コンサートトムの専用スタンド。だいたい2個ずつ付ける。

tom-stand

これらに合わせて「フロアタム」も一緒に使ったり、ボンゴやコンガもセットに組み入れることも多い(主にアンサンブル曲)。

toms-and-conga-bongo

ちょっと写真の一部しか載せられないので申し訳ありませんが、こんなイメージ。

重さのバランスが一極集中しちゃうのは物理的にしょうがないので、必ずその方向にスタンドの足が向くようにすると良い。また、足は広めに開いておきましょう。本番中に叩いてて倒れたシーンは何度も見たことあります

使われている曲とか

これは個人的にもうこの曲しかないです。

曲名Extreme Make Over / J.デ・メイ
演奏者Sociedad Musical “La Artística” de Buñol
収録アルバムSymphony No. 3: Planet Earth

「単純に音符的に今までで一番難しかった譜面はどれ?」と聞かれたらたぶん「Extreme Make Over」。中でもタムの譜面が異常で、メロディラインをそのまま5個のタムでなぞらせるっていう意味不明さだった。

※ただいま譜面捜索中。。見つかったら写真撮って上げます。。。

ここには英語でやたら長い指示が書いてあって、「できることなら、ここに書いてある譜面通りじゃなくてもいいからなるべくメロディに沿って音の上下を合わせて叩いて」みたいな無責任なことが書いてある。楽しかった(ドM

あとは「いにしえのときから」なんかもいい感じにフューチャーされているよね。

テナードラム、フィールドドラム(Tenor Drum,Field Drum)

tenor-drum

概要

ちょっとマイナーというか、立ち位置が微妙なシリーズ。

音楽ジャンルの世界から見ると、吹奏楽ってすごく近現代的で閉鎖されたコミュニティだと思っていて(少なくとも日本では)、そこでしか主に使われない楽器っていうのは同名楽器でも歴史上の違う楽器のことを主に指したりすることがある。

この楽器もそういう類のものだと思っていて、一般的に「テナードラム」というと「単に音が低い(つまり胴が長い)太鼓」や「マーチングで使う別の楽器のこと」を指してしまったりする。

すみません、話を戻しますが、じゃあ「吹奏楽でテナードラムって言ったら?」というと、だいたいは「響き線が張ってある銅が長い、独特な音色の太鼓のこと」だと思ってます。

ただし譜面上では色んな楽器名で指定がなされるので、「響き線を入れるべきなのか」「音程や響きはどうすべきか」「そもそもどの楽器を使うのか」などは各奏者の判断に任せられることが多い。打楽器あるあるでやっかいなところでもあり、同時に面白いところでもあるよね。

演奏方法や扱い方

さっきの写真のタイプなら、基本的な扱い方はスネアとほぼ同じ。ただし響き線のジャリジャリ感をうまく出すにはそれなりにチューニングをちゃんとやる必要があって(もちろん太鼓の音メインにしたい場合もある)、結構いじりがいのある楽器だと思います。

スネアほど表は張らないことが多いので、ロールとかは やや やりにくくなる。スティックの沈み込みも深めになるので、細かい音符を叩く必要があるときはちょっと調整するといいでしょう。

よく一緒に使われるもの

スタンドくらいだと思います。割愛。

使われている曲とか

うーんこれは難しいね。そもそもさっきから僕が紹介しているテナードラムと同じ楽器を「これ!」と明確に作曲家が想定しているケースって少ない気がするので…。

曲名組曲「東海岸の風景画」 / N.ヘス
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ《オーケストラル》ウィンズ2011

でもたぶんこれなら一般的にみんな同じテナードラムを使っているかな?
もう僕はイーストコースト大好きで、もっと言うとヘスが大好きで、本当に打楽器の使い方が素晴らしいのよね。色んな楽器を結構な数入れてくれるのに、全体で聞くと全くごちゃごちゃしていなくて、それどころか音楽にしっかりスパイスを添えてくれる譜面になっている。

テナードラムは三楽章の後半から登場して、最後はスネアとタムと掛け合いをしながらフィナーレになる。スネアとの音色を区別する必要があるので色々試行錯誤できるのもまた楽しいところでした。

タンバリン(Tambourine)

Tambourine

概要

あまりイメージがないと思いますが、タンバリンも実は太鼓の一種で膜鳴楽器です。丸い枠に皮が張ってあるからね。

たぶん一般の人に「タンバリン」と言うと、カラオケに置いてあるいわゆる「モンキータンバリン」の方がよくイメージされると思う。

monkey-Tambourine

こういうの。

でもどちらにもある共通点はそのまわりにいっぱい付いているジングル。この楽器全体の印象はほぼこの「鈴」が占めていると言っていいでしょう。ジングルが1枚だけだったり2枚付いていたり、素材が違ったりで色んな呼び名がある。
(ex.「シングル」「ダブル」「パンデイロ」)

クラシックでも古くから使われている楽器で、舞踊に使いやすい楽器ということもあって民俗楽器として発展したりもしている多様な楽器。

演奏方法や扱い方

タンバリンも、出したい音や演奏している音楽のジャンル、あとは物理的な事情などによってありとあらゆる奏法が存在している。そういう事情もあり文字通り “片手間” に演奏されがちな楽器で、ちょっとかわいそうだななんて思ったりもする。

タンバリンを演奏するとき、こと「弱奏のとき」はジングルを鳴らすことに意識が行きがちだけど、僕がよく教わったのは「まず太鼓としてちゃんと鳴らせ」でした。たしかに鈴だけをきれいに鳴らそうとする演奏って、客席から聞くとはっきりしなくてキレのないしょぼい音しか聞こえないんだよね。

どの楽器にも言えることだけど、しっかり楽器全体を鳴らした上できれいなピアノ(p)を出せるようになるのが理想ですね。

あ、枠に空いている丸い穴は指を入れるものじゃないからね!

ちょっと余談というか、笑い話。

「ギロ」っていう楽器があると思いますが、あれに空いている穴も指を入れるためのものではありません。

guiro

まあ「響かせるためのもの」みたいな感じなんですが、そうするとつまり、「塞がない方がいい」わけなんですよね。だから指を入れるなと。

……っていう話を、とある年の吹奏楽全国大会を客席で聴きながら友達と話していたまさにその次の瞬間、ある奏者がギロに指を入れて演奏し始めたwww

あれほど笑ったのも久しい。いやー、打楽器って面白い(違う

よく一緒に使われるもの

うーん、タンバリンは比較的単品で運用されることが多い楽器じゃないでしょうか。

強いて言うなら、スタンドを併用するときはそれなりにあるかも。

Tambourine_holder

こういう「タンバリンホルダー」と呼ばれるものがあったり、ないときはサスペンデッドシンバル用に使ったりする汎用のスタンドに「例の穴」から挿し込んで固定したりとか。でもちゃんと固定されなかったり皮がミュートされちゃったりもするので結構色んな工夫が必要です。

使われている曲とか

俗に言う「小物楽器」なんて言われたりする部類ではあるけど、吹奏楽の打楽器界では実は人気があるんですよ、タンバリンって。

そんなわけで基本的にどの曲も楽しいんだけど、今回取り上げるならこれにしてみます。

曲名エル・カミーノ・レアル / A.リード
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ〈オーケストラル〉ウインズ2008

これでもかっていうくらい吹奏楽でのタンバリンの楽しさを味わい尽くせる曲だと思います。演奏テクニック、音楽性、スペインの熱い音楽のような盛り上がり(っていうかエルカミのモチーフはスペイン)、全部楽しめます。リードの中でも一番好きかも。いやー、アルメニⅠといい勝負かな~。

あと今回の記事では紹介してないけど「波の通り道」とか「華麗なる舞曲」と並んでカスタネットもおいしい曲ですね。

flapper-castanet

エルカミでは持ち手タイプもよく見かけます(ちなみにこれは「フラッパーカスタネット」という)。

ティンバレス(Timbales)

Timbales

概要

少し毛色が変わってラテン楽器に。

たぶん楽器の写真を見てもピンと来ない人が多い上に、どの音の楽器なのか分からない人も多いと思う。というわけでちょっと探してみた。

ちょっとチューニング低めだけど、これの一番最初に聞こえているのがティンバレスの音です。結構日常のJ POPでも耳にしている気がするでしょう?「カンカン」という甲高い金属音みたいなサウンドが印象的ですね。

演奏方法や扱い方

太鼓楽器なんだけど、スネアなど他の太鼓類と圧倒的に違うのが「ほぼリムショットで演奏する」というところ。これが「カンカン」聞こえる所以です。

その他にも、金属部分の胴自体を叩き続ける奏法もスタンダード。リズムキープやグループ感を出したいとき、誰かのソロ裏とかで片手が暇な時にとりあえず叩いておくみたいなイメージ。

よく一緒に使われるもの

バチは専用のものが使われることが多いです。

Timbales-stick

この写真でもまだ太めに見えるくらい。実際はもっと細くて長い印象です。

普通のスティックより細く、長いです。リムショットをやりやすく、色んなものを叩きやすくするために太さも均一になっています。折れやすい。冗談抜きでシャー芯みたいなノリの消耗品です。

あとは、カウベルやウッドブロック類、8インチくらいの小さいシンバルも同じスタンドにセットして演奏することがほとんど。

Timbales-cowbell-cymbals

もっというと、これにスネアやバスドラも足してドラムみたいに演奏する形態(ドラティン(Drum-Timbales))なんてのも存在する。

使われている曲とか

吹奏楽曲でデフォルトでティンバレスが入っているようなポップス曲はだいたいセンスがないくっそダサい譜面とかしないし、ちょっと良いのが思いつきません…。

なんか良いのがあったら追記します。

コンガ(Conga)

conga-lp-galaxy

概要

この次に「ボンゴ」ってのも登場しますが、どっちがどっちなのか一般の人にはとてもややこしい。

原因は、ボンゴっぽいのに「ドンキーコンガ」っていう名前で発売している音ゲーがあったり、ネーミングイメージ的にボンゴの方が大きそうとか、コンゴ共和国とかいう国があるのでさらに混ざるとか、色々ある。

もともとはキューバの民族楽器ですが、今はティンバレスやボンゴと並んでラテン楽器なんていう風に区分けされることも多く、現代のJ POPでもバックに入っているパーカッションとしてよく登場します。

演奏方法や扱い方

手の使い方で音の鳴らし方がいくつかに別れていて、それを組み合わせて “それっぽいノリ” を作り出す。

色んな種類の音が混ざっているのが分かりますね。実は譜面にならないような音符ひとつひとつも無意識的に聞こえていて、「あっても気付かないけどないと全然ノリが違う」という音も無数に演奏されています。これらは「ゴーストノート」と呼ばれたりしています(意図的ではなく手癖みたいに出ちゃってる音も含んだりしますが、それも個性です)。

本場の黒人の方の演奏とかを見るといつも思うことなんですが。
日本人のプロ奏者でさえ、なんだか本場の彼らに流れている血には敵わないというか、全くもってリズムの感じ方やグルーブ感が違うんだなと感じます。彼らの中には「本当にリズムが生きている」ように思えるんだよね。民族や文化の違いが音楽に出る顕著な例だと思います。

ちなみに、慣れていないと手が死ぬほどかゆくなる。

よく一緒に使われるもの

吹奏楽という意味でいうと、今まで紹介したように「手で叩いてアイヤー!」みたいにするんじゃなくて普通にマレット(もしくはスティック)で演奏することもある。

上述したように他の太鼓と組み合わせて使ったり、それこそボンゴと4つ並べてフォートムみたいにするっていうのもよくあります。

ちなみにスタンドはこんなんで、

conga-stand

座って演奏する場合はすごく低いものを用意するか、直置きすることもあります。その場合は共鳴が床で閉じられないように工夫したりすることも。

使われている曲とか

コンガの音色が印象的な吹奏楽曲ってのもまた難しくて、あんまり有名じゃないけどこんなのを。ちょっと音源が手元にないのでYouTubeで。

曲名タイ北部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」 / 八木澤教司
演奏者名古屋ウィンドシンフォニー
収録アルバム八木澤教司 吹奏楽作品集 Vol.1

「響宴」という邦人作曲家のための吹奏楽イベントみたいのがあって、そこで八木澤さんに委嘱された曲です。タイってことなんで、まあ楽器の発祥とも絡んでますね。

ボンゴ(Bongo)

bongo

概要

こっちがその「ボンゴ」です。

コンガは想像以上に大きくて重いんだけど、ボンゴはけっこう小さめです。重さはものによってだいぶ違う。

ヘッドの直径も小さいうえかなりカンカンに張ることが多いので、イメージ通り出てくる音もかなり「スカーン!」と抜けの良いものになる。

ボンゴに限らず、ヘッドを強く張る楽器は割れやすいので、使わないときは緩めるとかっていう管理はかなり大切。本革ヘッドだと湿度が絡んできたりまたさらに事情は難しくなってきますが、いずれにしても大切に使いたいものです。

演奏方法や扱い方

奏法自体はコンガと似ている部分が多いけど、コンガほどトリッキーなことを組み合わせたりはしない印象があります(適当なこと言っているかも、僕の主観です)。

偶数拍で鳴らす上の太鼓がきれいに聞こえるようになると全体として気持ちの良いバランスになるでしょう。それに合わせて音程を含めたチューニングなどが楽しい作業になりそう。

実際ポップス曲のバック隊もそういう聞こえ方が多いと思います。

あとは座った状態で、足で挟むというか囲うというか、宙に浮かせて演奏するスタイルもオーソドックス。

bongo-foot

なんか見覚えありません?

よく一緒に使われるもの

あんまり思いつかない。コンガと立ち位置的にはだいたい一緒。

使われている曲とか

ボンゴが目立つ曲といえば「ウエストサイドストーリー」!

曲名シンフォニック・ダンス / L.バーンスタイン
演奏者昭和ウィンドシンフォニー
収録アルバムウェストサイド・ワイルドナイツ!

ボンゴの高くて硬い音色をバチで鳴らす良い表現ですよね。木管とシロフォンのメロディを辿るように音程感も上手に使われているのも素晴らしい。

この曲は他にも打楽器がたくさんあって、タムとか他の楽器でも登場させたいくらいだけど、被ってしまったらおもしろくないので他では我慢します。。
コンガもこれでもいいかもとか思ったり。

和太鼓(Japanese Drum)

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概要

ちょっと例外的に、ここは色んな和太鼓を1セットとして紹介します。吹奏楽ではこれらのうち1つが登場すれば他もだいたいいるのが理由。単にめんどくさい

和太鼓ってまたすごくおもしろい領域で、ここはここで独自の業界と文化の発展が進んでいるんだよね。「和楽器バンド」とかはすごく有名だけど、それ以外にも「和太鼓のみ」のパフォーマンスチームはたくさんある。

そんな独特の楽器を吹奏楽でも使ってみようっていう発想自体は至極普通なんだけど、それらが日本を代表する吹奏楽オリジナル曲として有名になっているのはやっぱり素敵だなと思う。

視覚的にも楽しめる側面が吹奏楽でもちゃんと残っているので、配置に工夫した演奏はコンクールでも楽しめる。

演奏方法や扱い方

一般によく使われるのは「締太鼓」と「宮太鼓」(もしくは「長胴太鼓」)という2つ。

shime-daiko

こちらが締太鼓。

miya-daiko

こっちは宮太鼓。横にして高めに設置すればお祭りの盆踊りでしょう?

ちなみに「鼓」と一文字で表現してしまうと「よぉぉお~~~ポン!」のやつになっちゃうので注意。笑

tsudumi

こっちじゃない。そしてちなみにこれは「つつみ」ではなく「つづみ」ですな。

締太鼓はスネアみたいなイメージで、構えやセッティングもだいたい同じ感じでいける。打面を傾かせて設置するのが普通(というか角度は調整できない木台のことがほとんど)なので、微妙に叩きにくい。

見た目ほど全然音量が出ない楽器で、叩いている本人も物足りなく感じます。でも実は遠く離れると「ポンポン」というきれいな音色がちゃんと響いていることも分かります。

お祭りでも必ず見かけるでっかい方が宮太鼓。

お察しの通りこっちはバスドラムみたいな扱いで、音量もインパクトも遥かにでっかい。もののけ姫の「タタリ神」でずっとドンドコしてるやつですね。

実はこれ、ずっと腕を上げて叩くからすんごい疲れるんだよ…。和太鼓の人たちがみんなマッチョなのは実は理にかなっているというわけでした。

よく一緒に使われるもの

逆に色々思いつきすぎるので割愛。

使われている曲とか

これは、、、どれにしようか思い悩むけど、、、三ジャポで!もちろん映像付きにします。

曲名三つのジャポニスム / 真島俊夫
演奏者神奈川大学吹奏楽部
収録アルバム2003 Wasbe : Kanagawa University Symphonic Band

和風で有名な吹奏楽オリジナル曲は数あれど、これはひとつの原点じゃないかなと思います。でも最近はコンクールでも見かけなくなりましたねえ。

マーチング楽器(Battery)

marching-battery-drum-line

概要

文字通りマーチングで使う楽器ですが、吹奏楽でも利用するシーンがあります(今思いついてるのあの1曲だけだけど…)。

マーチングについてはまた語り始めるとそれだけで別の記事になっちゃいますので例によって割愛するけど、とにかく破壊力バツグンの楽器です。色んな意味で。

演奏方法や扱い方

カット!

よく一緒に使われるもの

カット!!

使われている曲とか

カット!!! …じゃなかった。
ここのためだけに書いているんだから。

はい。

曲名「ミス・サイゴン」より / C.M.シェーンベルグ
演奏者北海道札幌白石高等学校吹奏楽部
収録アルバム全日本吹奏楽コンクール全国大会ライブ録音盤 2003 Vol.6

ミス・サイゴンの中でもキーとなる「ヘリコプター」の音を再現しています。たしかにそう聞こえるよね。

ちなみにこれはデ=メイ編曲版で、よく演奏される宍倉さんのアレンジとは別のものです。最初にヘリコプターから始まるのが特徴的で、この演奏は特にヘリコプターっぽく聞こえるのでチョイスしてみた。

ドラムセット(Drum Set)

drum-set-yamaha

概要

いやー、危うく忘れるところだった。

ひとつひとつの楽器を思い出しながらやっていたので、楽器の組み合わせであるドラムセットに気付き損ねるとこでした。

吹奏楽におけるドラムって本当に訳分かんないところにいる楽器だと思っているんですが、それに反して演奏自体の楽しさと持っている影響力はズバ抜けて高いとも思ってます。

音量という意味でももちろん、一番バンドのベースになることができるキック(バスドラ)を支配できているのがやっぱり大きいでしょう。ポップスじゃなくてもこの事実は変わりません。

バンドとは違って吹奏楽の中で叩くドラムセットって、まわりとの一体感やブレンド感を感じながらその中で自分の主張を思う存分できるのでもうすっごい快感なのよね(もちろん引っ込むときは引っ込みます)。

そんなわけで個人的にも一番好きな楽器かも?と思うので楽しい思い出もたくさん思い浮かびます。

演奏方法や扱い方

ドラムに関する教則本やテクニック集から練習法などは数あれど、「吹奏楽バンドの中で叩こうと思ったときにどうすればいいか」なんていう教えは一度も見たことがない。

それもそのはず、音楽的な歴史とジャンル的には全く趣旨が違う者同士が一緒になっていることになるので、そもそもどうやってもごちゃまぜ感が出てしまうんだよね。

そこを、バンドをぶち壊さないような「音楽的なドラム」を演奏できると超かっこいいと思います。どちらかというとパワーよりセンスが問われる感じ、と思ってます。

セッティングも大事な要素で、ドラムセットをどこに置くのかでドラム奏者本人とそれ以外のバンドの人、そして指揮者がやりやすいかやりにくいか結構変わる。

経験的には真ん中近く(フロア一番奥ひな壇下段手前)が一番やりやすいけど、音は飛ばしにくいのでその辺のバランスが難しいところでしょうか。打楽器セクションとも離れたくはないのでやや下手寄りになる。

drums-wind-orchestra-setting

拾い物の画像ですが…。これはピアノがいるので、気持ちもうちょっと内側に入りたいくらいでしょうか。

一番うしろ(ひな壇最上段中央)っていうパターンも見晴らしと支配感的には最高なんだけど、慣れていないのにホールへ行くとまわりが聞こえず僕はかなり不安になるw

よく一緒に使われるもの

だんだんこの項目めんどくさくなってきた。
もうなくていい?(無計画

使われている曲とか

「コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディー」のことですね!!!

曲名コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディー / P.ウィリアムズ
演奏者駒澤大学高等学校吹奏楽部
収録アルバム全日本吹奏楽コンクール全国大会ライブ録音盤 2003 Vol.5

2003年の駒澤が一番お気に入り。当時はスタンド(立奏)も珍しくて、お客さんはコンクールを聴きに来たはずなのにいつの間にかコンサートみたいな雰囲気になってしまったと皆口を揃えて言います。

鍵盤楽器

ではではジャンル2つめ、鍵盤系打楽器のご紹介。
「叩く」打楽器も良いですが、「弾く」打楽器もまた良いですね。

マリンバ(Marimba)

marimba

概要

「木琴」の仲間。

比較的柔らかくて大きい鍵盤が乗っている楽器で、「暖かい木の音」が特徴的。「森のなんたら~」みたいな曲調や音楽ジャンル、ヒーリング系のBGMなんかではだいたいマリンバがいるよね。

でも実はとっても多彩な楽器で、特に打楽器界では王様、いや女王様?みたいなイメージ。
打楽器アンサンブルでは最も活躍する楽器と言っても過言ではないし、その表現力の幅広さは色んな吹奏楽オリジナル曲の色んな使われ方を見れば一目瞭然です。

僕もとっても好きな楽器です!

ところで、プロの打楽器奏者って基本的になんでもできるしなんでもやるけど、なぜかマリンバだけは「マリンバ奏者」って名乗る方が多いよね。笑

それくらいこれひとつでビッグな楽器ということなんでしょう。

演奏方法や扱い方

初めての鍵盤楽器なのでマレットの紹介をここらでちゃんとしておくべきかと思いました。

mallets

総額いくらだろう…

これらがマレットと呼ばれるもの。これを2本ないしは4本、ひどいときは6本とか持って鍵盤を叩きます。いや、「弾く」の方が上品ですね。

ちなみにですが、英語でのマレット mallet という直訳は「木槌」です。

search-mallet-by-google

楽器に対して自分が常に移動するような楽器は実は珍しくて、せいぜいマリンバとヴィブラフォンくらいでしょうか。シロフォンもかな?

そういう「足の移動」や叩く手順も含めて譜読みが一番たいへんなのは間違いなく鍵盤系だと思います。いくらかは手元を見なくても初見である程度できるようになるとはいえ、しっかり音符を追えるようになるまでの序盤は太鼓系よりは反復練習が必要でしょう(個人差あるとは思いますが)。

トレモロ(ロール)やアルペジオなど、奏法としてもバリエーションは豊かで練習しがいがある楽器です。

余談だけど、昔とある強豪校がコンクール本番で「黒鍵をずれた状態で組み立てしてしまった」ことがあったという話はわりと有名です。組み立てたら必ず音板をテレレレレってドレミファソラシドする癖をつけましょうね…。

よく一緒に使われるもの

次からこの項目は廃止します(怒

使われている曲とか

マリンバがある曲はだいたいマリンバのいいシーンがだいたい聞こえるので、例によってどれも印象的に感じちゃいます。

というわけで、今回はちょっと趣向を変えて打楽器アンサンブルから1つ。

曲名彩吹 ~Ibuki~ / 山澤洋之
演奏者パーカッション・ミュージアム
収録アルバム15thアニバーサリー JPCアンサンブルコレクション

もともとはマリンバとユーフォニアムのための曲が原曲なんだけど、そこから金管アンサンブル、打楽器をもっと付け加えたバージョン、果ては小編成吹奏楽版までもがアレンジされて出版されている曲です。

とってもいい曲だけどマリンバは死ぬほど難しくて(特に後半やばい)、グレード的に言うなら6とか7くらいまでいっちゃうかも。

練習しがいがある曲なので選曲候補にもおすすめ。

シロフォン(Xylophone)

Xylophone

概要

木琴続きでお次はシロフォンです。英語圏では「ザイロフォン」と発音する。

キラキラ、カンカン、ポロンポロンといった明るいイメージの音色が楽しい楽器。静かな部屋で落ち着いて単音を聴くと、本当に明るくて楽しい音をしているんだよね。しかも実はちょっと倍音が聞こえるというか、パルス音みたいな単純な音形じゃなくてちょっと和音っぽい響きをしているのも特徴的。材質は木製だけではなくプラスチックのものもポピュラーです。

マリンバより音域も狭く(音板数が少ない)、音板自体の幅も小さいので細かい仕事を多くさせられるパート。

かと思えばマリンバみたいな暖かい音を想定した使い方を指示されるおもしろい曲に出会うこともある。打楽器って本当に楽しいよね。

ただ最近の吹奏楽曲だと残念な使われ方が多くて、特に課題曲のマーチなんかはお決まりの役割しか与えてもらえなかったりするのが本当に残念です。

出せる音色の方向性はある程度限定的でも、使い方によっては色んな表情を見せてくれるのが打楽器だと思ってます。そういう譜面が増えるといいな。

演奏方法や扱い方

マレットはこういうプラスチックみたいな樹脂製で、軽くて密度が低いものを使うのが基本。ゴムマレットもよく見かけますね。

playwood-xylophone-mallet

マレットの選定を間違えると音板を割ってしまったり、もしくは耳が痛いほどうるさい音色になってしまったりするのでシロフォンに関しては凝ったチョイスよりもいつも使う基本形3種類くらいで対応できるようにしたりするのがいいかも。

使われている曲とか

さっき言った「同じ音色なのに使われ方によって見せてくれる表情は違う」っていうのの良い例が「いにしえのときから」かなあと思ってます。名前だけは上でもちらっと出てますね。

曲名いにしえのときから / J.ロースト
演奏者不明(この演奏めちゃ上手くて超お気に入りなんですが詳細不明なんです…)
収録アルバム不明(同上)

6:40くらいのとこで、硬めのマレットの音色なんだけど柔らかく聞こえると思う。

タンバリンをはじめ、ローストも楽しい打楽器を書いてくれるよね。

ヴィブラフォン(Vibraphone)

Vibraphone

概要

ここからは鉄琴族。

ねっとりとしたジャズとかでよく聞こえる「アノ楽器」です。
発音原理自体はアコースティック楽器(生の楽器)なんだけど、「音の拡張」自体はかなりアナログな機構です。

なにかというと、ピアノみたいなペダルがついていて「これを踏んでいるときだけ音板の響きが共鳴管に伝わり続けるようになっている」んです。だから、ピアノとは違ってペダルを踏まないでただ音板を叩いてもまともな音はしない。「ハーフペダル」って言って、ちょっとだけ踏んで細かい演奏をすることもありますが。

vibe-pedal-motor

さらに、そこで出した音を電気の力を借りてより魅力的にします。

だいたいのヴィブラフォンはモーターが付いていて(一部後付品あり)、コンセントを挿してスイッチをONにすると共鳴管の上の「はね」みたいのがぐるぐる回ります。

vibes_motor_detail

これは上に乗ってる音板を外したところ。

これによって共鳴管への共鳴度合いが上下するので、音が「ゥワンゥワンゥワン」となるというわけ。

かなり多彩な楽器です。

演奏方法や扱い方

ゆったりとしたフレーズから細かな連符系、4本持って和音担当などなど、マリンバに負けず劣らずの色んな役がこなせます。

目に見える叩き方で出てくる音が顕著に変わるので、使いこなすにはちょっと慣れが必要な楽器と感じる、かな?

使うマレットは綿巻きのものが多くて、本当に音量を下げたかったりするときは毛糸系も使います。グロッケンと違って真鍮などカチン系マレットは色々やばいので基本は使わない。

あとクソどうでもいい話ですが、YAMAHAのヴィブラフォンの場合、同じくYAMAHAのハーモニーディレクターと電源アダプターが同じなので持っていくのを忘れたときによくお世話になる()

使われている曲とか

エルカミを紹介したいところだけどもう使ってしまっているので、リバーダンスにしよう。

曲名リバーダンス / B.ウィーラン
演奏者富山県立福光町立吉江中学校吹奏楽部
収録アルバム全日本吹奏楽2001 金賞団体の競演

僕は吹奏楽に限らずもともとリバーダンスが超好きで、もっというとケルト音楽が超好きで、それは吹奏楽アレンジでも変わりませんでした。なんなら最初はフルートの方が好きかもしれないくらい。

で、話を戻すと前半部分はヴィブラフォンを始めグロッケンやハープなどそういう系の音色をたくさん楽しめる雰囲気です。モーターの回し具合も調整しがいがありますね。

グロッケンシュピール(Glockenspiel)

glockenspiel

概要

グロッケンの音を擬音語で表すならなんだろう。「キーン」とか「チーン」かな。いや、「ピカピカ」とか「キラキラ」かな。でもこれって擬態語だし…。うん、超どうでもいいね。

でもよくよくこの音を静かなところで聞いてみると、すごい耳につくというか騒々しい音なんだよね、意外にも。そして倍音だらけ。「ギュワンギュワン」いいます(また擬音語

主要な鍵盤楽器の中では最も横幅が小さくて、立ち位置もほぼ動くことはありません。

楽器の形態も色々あって、

glockenspiel-stand-foot

こういう折りたためるスタンドタイプもあれば

glockenspiel-wheel

こういうキャスター付きの小物台みたいのに箱ごと乗っけるパターンなどもある。あとは「ペダルグロッケン」とも呼ばれるヴィブラフォンみたいなダンパーペダルつきのグロッケンもあります。

yamaha-pedal-glockenspiel

その音色の特徴と人間の耳への聞こえやすさから、シンバル系と並んでホールへ行ったらまず音量を気にするべき楽器のひとつ。「金物うるさい!」とかよく言われちゃうからね。

演奏方法や扱い方

グロッケンでマレットを2本より多く持っているのは僕も見たことがありません。やったことある方います??

そんなわけで、普通は1本ずつ持って丁寧に弾きます。

マレットはシロフォンで使うような系統のもの、もしくは

brass-mallet

こういう真鍮マレットといって、先っぽは小さいけどすごく重くて硬い金属製のものを使うこともよくある。

奏法ってほどのもんでもないけど、ヴィブラフォンと違って叩いたあとに音をどうこうすることはできないので、「叩いたあとに音板の近くで手を振るとビブラートみたいに聞こえる」とかいう謎手法がある。ほぼネタ。効果はたぶんない。

使われている曲とか

たぶんこの記事中で唯一の課題曲です。

グロッケンをソロっぽくアルペジオで美しく使ってくれたさくらのうたを聴いていただきましょう。

曲名さくらのうた / 福田洋介
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ《オーケストラル》ウィンズ2012(10周年記念特別盤)

ちょっとこの演奏はグロッケンの目立ち具合が少ないのだけど、実は解釈的にはたぶんこっちの方が正しくて、たしか譜面にはそこまでアルペジオにしろ、とかまわりが消えてからソロっぽく弾けとかは書いてなかった気がします(うろ覚え)。

習志野の全国も感動的な上手さでしたね。残念ながら銀賞だったけど…。

チャイム、チューブラーベル(Chime, Tubular Bells)

concert-chime

概要

「チャイム」よりかは「コンサートチャイム」という方がより正確な呼び名かもしれません。

のど自慢で使っているやつまんまの楽器で、それぞれの音程に即した共鳴管が順番に並んで吊り下げられているというもの。

チャイムもダンパーペダルが付いていて、踏んでいる間だけ音が伸びるしちゃんと鳴ります。ヴィブラフォンは踏まないで演奏することもまああるけど、チャイムで踏まないというのは聞いたことがない。100%踏んで使うものと思ってもらって差し支えないと思います。

ただし、音の長さや減衰のコントロールはちゃんと行うべきなので、叩いてからうまくペダルを調整する、もしくはすぐに離すなどはあるでしょう。

演奏方法や扱い方

基本的に「コーン」という歯切れの良い音が求められるので、手首を使ってかっちり叩くと良い音がなると思います。これが実は打楽器全般に関するすごい良い練習に使えると思っていて、こんな記事を書いたりもしました。

叩くのには「ハンマー」を使います。「ビーター」とも。

chime-mallet

ちょっと丸っこい音を出したい用に、ハンマーの片側だけ柔らかいものが付いていたりするものがよくありますが(上の写真にもついてる)あまり使ったことはない。良い音しないよね、あれ。

背が低い方は少し大変な楽器かも…。

使われている曲とか

今まで出会った一番意味わからない曲は「チャイムでアドリブ」をする「大序曲1812年」だけど、紹介したいのはやっぱりこれ!

曲名宇宙の音楽 / P.スパーク
演奏者東京隆生吹奏楽団
収録アルバム全日本吹奏楽コンクール2013 Vol.15<大学・職場・一般編V>

一番好きな吹奏楽曲は?と聞かれたら、超悩むけども、やっぱり宇宙の音楽かもしれない…。定番すぎるけどこの曲は本当に素晴らしいと思います。聴くたびに震える。スパークは天才だ。

ハルモニアの前のチャイムの部分を紹介するかとみなさんは思っていると思いますが(というかこの演奏のチャイムはちょっとヤバい)、実は僕が好きなのは中間部クラリネットとファゴットのソロ裏で控えめに入るチャイム。

使っていい音だけ指定されていて、それをセンスよくうまくやってねというこれもまたアドリブっぽいところ。

music-of-sphere-chime-dry-and-distant

宇宙っぽい雰囲気出ます。

カットも変だしちょっと破天荒感のある演奏だけど、このバンドが持っている勢いと爆発力がこの曲とすごくマッチしているし、歌うところはこれでもかと歌いこむところが僕はすごく好き。「うおおおお!」って拍手したくなるよね!!

クロテイル(Crotale, Crotalでクロタルとも)

Crotale

概要

一気に知名度が下がります。

一般には鍵盤楽器の扱いですが、このひとつひとつは実は小さなシンバル(フィンガーシンバル)で、叩くとグロッケンというよりはシンバルの倍音に近い音がします。

でも実際に聞こえる耳への衝撃はグロッケンタイプのもので、しかもグロッケンよりさらに耳が痛くなるような破壊力を持っています。これだいぶ兵器です。

グロッケンやチャイムと一緒に使われることが多いので、言うまでもなく音量注意の楽器です(と言ってもコントロールできる範囲も小さいけど)。

演奏方法や扱い方

見たまんまです。

使うマレットは経験上ほとんど真鍮やせいぜい硬めのプラスチック系だと思ってますが、他にもなんかあるかな?

使われている曲とか

ちょっとこれも選ぶの難しいと思ったのでフィーリングで。

曲名交響曲第3番 3楽章「ナタリー」 / J.バーンズ
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ≪オーケストラル≫ウィンズ2015

「バーンズの3番」というとだいぶ有名ですが、全曲をちゃんと演奏したことある人ってなかなかいないと思います。ちょろっと1~3楽章をやってあとは4楽章やって終わりみたいなカットが多いですが、この3楽章だけアホみたいに泣ける良い曲なんですよ!!

ナタリーという亡くなってしまった娘を偲ぶ音楽なので、悲しくも美しい、そんな曲です。ちなみに1と2が意味分かんないほど暗い系の音楽なのはそういう理由です。4になってようやく「前を向こう!」みたいになるわけです。

チェレスタ(Celesta)

Celesta

概要

いよいよ打楽器ではなくなってきましたが、吹奏楽の世界ではなぜか打楽器のメンバーがやらされることが多いという謎の風習により今回取り上げることに。
さすがにピアノは除外してます。

まあちょっと音が違うピアノのことです(全然違う

オルゴールみたいなすごくきれいでかわいい音が出る楽器で、個人的に超好きな楽器です。あまりお目にかかれないし、そもそも利用シーンも少なめなのが残念です。

演奏方法や扱い方

チェンバロは音の強弱を一切表現できないのでピアノ(フォルテ)という楽器が生まれたわけですが、チェレスタは僅かに強弱表現はできます。実用的かはさておき…。

トゥッティ(全員が吹いているところ)みたいなうるさいところで使われる楽器ではないので、楽譜に書いてあるところで普通に演奏すれば問題はないと思います。

ちなみにこいつもペダルがある。

使われている曲とか

すみません、ここはちょっと思いつかない…!
誰か助言をください!!

ハープ(Harp)

grand-harp

概要

ハープも、学校の吹奏楽部では打楽器のメンバーがやらされることが多い楽器ですよね。

…というのもあるんだけど、僕がもともとハープという楽器をとても好きだからぜひ紹介したいというのが強いです。

こんなに魅力的な音が出る楽器って他にある!?ってくらいハープの「ねいろ」が好きです。本当に心を癒やしてくれるような、そういう優しさを感じます。

実は僕もちょっとだけ練習したことがあって、微妙に弾けなくもない。慣れていないと数十分練習しただけで指の腹が水ぶくれだらけになってすごい痛いけどね。。

演奏方法や扱い方

ハープに張ってある弦は1オクターブに7本です。つまりドレミファソラシド。

じゃあ半音表現はどうやるのかというと、足元についているレバーを上下させると対応した弦(音名)が全部#になったり♭になったりするんです。

harp-pedal

左から順番に「レ・ド・シ・ミ・ファ・ソ・ラ」の順で並んでます。上に上げると#に、下に下げると♭になる。

ちなみに一般にイメージされるハープは「グランドハープ」というもので、足にペダルがないものを「アイリッシュハープ」と呼んだりします。

あんまりハープについてちゃんと調べたことある人っていないと思うので、この辺はけっこうおもしろい話じゃないですか?

見た目も音もとっても優雅なイメージのハープですが、実は足元はかなりバタバタ動いていたりするんですよ。

使われている曲とか

これもエルカミを書きたいんだけどww

曲名交響的序曲 / J.バーンズ
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ(オーケストラル)ウィンズ 2016

クロテイルのバーンズ続きでこんな曲を。

ザ・演奏会のオープニング曲みたいな華々しくて吹奏楽にぴったりな曲。でも音はけっこう細かくて、ちゃんと聞こえさせるにはかなりのバンドのレベルが必要と思われます。

打楽器もいっぱい入っていて、中間部にはきれいなハープのポロロンが聞こえるので紹介してみました。良い曲ですね。

体鳴楽器

いやーさすがにそろそろしんどくなってきたよ!
でもこっから楽しい楽器が多いよ!

クラッシュ・シンバル、合わせシンバル(Crash Cymbals, Pair Cymbals)

Cymbals

概要

ちょっとなにを書こうか考えあぐねてしまうほど奥が深い楽器だと思ってます。

「ただぶつけ合わせてガシャンとやるだけ」という単純さだけど実際には本当に難しい楽器で、バンド全体をぶっ壊せるだけの力を持っているゆえにその力の使い方を間違えると悲惨なことになります。

楽器のタイプもかなり色んな種類があって、合わせシンバルだけに限定しても見た目やら大きさやら音色やらピンきりです。というか、同じ型番同じ商品でも個体ごとにこんなに音が違う楽器はシンバルくらいな気する。

「太鼓系の楽器と全然違うし俺は苦手、好きじゃない」という方が本当に多いけど、シンバルが上手になれば太鼓も上手になるし、逆もまた然りです。その音楽に合う音色の作り方とかっていう考え方はシンバルだとすごく分かりやすいので必ず他の楽器でも上達があります。

ここぞっていうときに叩けるシンバルは本当に気持ち良いし、この機会にぜひいかが?

演奏方法や扱い方

シンバルの叩き方も「あれがいい」「これがいい」と論争が起きがちですが、大切なのは方法論じゃなくて「その叩き方で良い音が出せるのかどうか」です。

まあそういう意味ではどんなビジュアルで叩こうが勝手なわけで、実際にプロの演奏を見ても本当に色んな方がいらっしゃいます。そこに好みはあるでしょうけど。

楽器自体の見た目もとても大切なので、いつまでもずっとキレイに使うために管理にもそれなりに気を遣いましょう。指紋(油分)はくすみの蓄積に繋がるので、使い終わったあとのカラ拭きくらいは毎日できると良い。

シンバル磨きって楽しいから始めると1日やっちゃうんだよね。超疲れるけど…。

使われている曲とか

もうこれは正直なんでもいいやみたいなとこあるんだけど、「一番おいしくて気持ちいい一発」っていうのを目安に考えてみた。もっといいのがあるかもしれないけど、パッと思いついたのはGR(シンフォニックセレクション)でした。

曲名交響組曲「GR」より シンフォニックセレクション / 天野正道
演奏者西区民吹奏楽団
収録アルバム全日本吹奏楽コンクール2017<大学・職場・一般編V>

ほーんとにシンプルに「いい曲だよね~」って感じ。感動的です。
この気持ち良さを味わえるのは打楽器だけ、いや、シンバルだけです。特権行使!

ちなみにこの演奏、全国初出場のバンドがいきなり金賞を取った演奏なんですが、終わったあとめちゃめちゃ会場沸きました。僕も生で聴いたけど鳥肌やばかったです。即売CDも速攻で売り切れ。お見事でした。

サスペンデッドシンバル(Suspended Cymbal)

Suspended-Cymbal

概要

立ち位置微妙シリーズ。

クラシック、もしくはオーケストラでも登場するにはするけど、正式にこういう楽器としてすごい昔から存在しているっていうのでもないので、一般的には「よく分からん楽器」と思われていると思います(僕自身よくそういうこと言われた)。画像検索しても全然まともなのがヒットしなくて「やっぱり…」という感じです。

でも吹奏楽ではかなり幅をきかせている楽器で、オリジナル曲だとちゃんと「Sus.Cym.」とかって書かれていて普通に使われている。

イマイチなにがどうなればいいのかゴールが見えにくい楽器なので雰囲気でやってしまいがちだけど、聞いて分かる通り音量はすごく大きい楽器なので、客席などから客観的に聞くと「もっとこうした方がいいな」という風に気付けやすいです。

典型的な「自分ひとりで練習していても意味わかんねえ楽器」で、録音したり、誰かに協力してもらったり、色々工夫すると楽しくなると思います。

演奏方法や扱い方

打楽器界において「汎用スタンド」というものがあるんだけど、それに一番挿さっている率が高いのがこいつ。

cymbal-stand

ちょっと良い例がありませんでした。これは明らかにドラムセットのスタンド(たぶんライドとか)ですね。

また、こういうのもある。

suspend-cymbal-stand

上から吊り下げて固定するスタンドで、こっちの方がシンバルに対する抑える力が少ないからよく響くなんていう風にも言われたりする(実感したことはない)。ちなみに「サスペンデッド」は「吊り下げる/吊り下げてある」という意味です。

他にも、「シズルシンバル」といってジャラジャラ音が鳴るサスペンデッドシンバルみたいのもある。

sizzle-cymbal

穴が空けてあって、そこにネジみたいなものが通っている。叩くと振動でジリジリいうわけですな。

普通のサスペンデッドシンバルにこれを後付けできるようなグッズも存在する。

cymbal-sizzler

ちなみにこれ、「シンバル・シズラー」とかいうふざけた名前してます。

どれも基本はマレットでシングルストロークロールみたいに「ブワアァァー!」ってやる楽器ですが、スティックやトライアングルビーターで叩いて金属的な音を狙うこともよくあります。

あんまり紹介するべきではないかもしれないけど、人が足りなくてくそ忙しいときには

suspend-cymbal-one-hand

相変わらず神がかり的なイラストセンス…

こうやって持って片手で演奏する、とかもあるにはある…。

使われている曲とか

普通の「ブワアァァー!」っていう盛り上げる方のを紹介してもおもしろくないので、ちょっと特徴的な使い方をしている代表曲をご紹介。

曲名アルメニアン・ダンス・パートI / A.リード
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ《オーケストラル》ウィンズ2006

アルメニⅠもどの楽器で使うか迷っていたけど、ここにしました。中間部(?)が始まる前のティンパニとの掛け合い、変拍子のところ。いい響きが聞こえますね。

銅鑼、ゴング(Tam-tam, Gong)

gong-tam-tam

概要

中華街で叩いたことがある人も多いのでは。まさにアレです。

まあそうは言っても、現代で使われているのはちゃんと楽器として開発がされているもので、これまた楽器によって音がピンきりです。シンバルほど顕著に差が出るわけじゃないけど、叩いたときのレスポンスはけっこう違ったりします(バチの跳ね返り具合/吸い付き具合とか)。

低い帯域から高い帯域まで「ジョワーン!」と立ち上がりよくキレイに鳴らすのは相当難しくて、アマチュアの演奏会や吹奏楽コンクールに行って銅鑼が上手い人がいたらかなり「おっ!」って思います。もちろん僕もまだまだ全然だめなんですが。

こういう楽器をさっときれいにかっこよく、それでいてダイナミックに演奏できると「あの人打楽器うまいなあ~」ってなって超かっこいいしモテる。ちくしょう。

演奏方法や扱い方

たたく。以上。

足のロックは必ずチェックしておくべし。
過去に、「叩いたあとに銅鑼の揺れと一緒にキャスターが後ろに移動して反響板に銅鑼がぶつかる」とかいう珍事を何度も目撃(体験)しています。

それとよく話題に上がるんだけど、「叩いたあとにバチを銅鑼の上でくるくる回してミュートする」ってやつ、なんも意味ないどころか「良い音の部分」ばっかり先に消えちゃって、習っていた先生曰く「絶対やめろ」だそうです。

今まで何度もそういう場面を見てきていて、見る度に爆笑してしまうんだとか…笑

これまた最近にコンクールを見に行ったときのことですが、「二大ドラでやっちゃいけないこと」である「ぐるぐるミュート」と「ド真ん中を叩く」をそれはもうすごい勢いで何回も連続でやっている演奏を目にしまして、なんかもう僕も笑いが止まんなくなってお腹が痛くなり…(省略)

使われている曲とか

どう考えても一番ふさわしいのはカルミナしか思いつかないんだけどティンパニで先に使っちゃっているので思いつたらなんか書きます(無計画

トライアングル(Triangle)

Triangle

概要

いやー素晴らしい楽器きましたよ。トライアングルちゃんです。

僕の一番好きな小物楽器はトライアングルです。なぜかというと、演奏方法や音色、できることの幅広さに加えて、「合奏の中での緊張感」がたまらないから。はい、Mです。

おもちゃでも存在するし、小学校の音楽教育とかでも登場するような楽器なのでどうしても「ちゃちでレベルの低い楽器」に思われがちなのが本当に悲しい。

でも実際はというとなんて高貴で美しい楽器なのかといつも思います。

歴史的にも古くから著名な作曲家に使われている楽器だし、打楽器奏者ならトライアングルは自由に扱えるようになっておきたいところ。

余談だけど、僕が習っていた先生がドイツのホールで修行していたとき、毎日ひたすらティンパニを練習し続けていた小部屋の壁に「トライアングルは天使の歌声」と書かれていたそうです。なんか超かっこよくないですか???

演奏方法や扱い方

僕は「三角から指揮者を見るように構えろ」と習いました。まあ実際に三角から見るかは別として、それなりの高さに構えるのは今でも正しいと思ってます。

すごく繊細な楽器なので「楽器本体とビーターが当たる角度、スピード、強さ」が少しでも変わると出てくる音は超変わります。

倍音がメインの楽器なので、「チーン」という響きが少ない音より「ジーン」みたいな音を目指すと良いと思う。

ああ、ビーターの説明をしていなかった。

triangle-beater

よく見かけるPLAYWOODのビーターセット。僕もこれ使ってました。

普通「ビーター」という言葉を使ったらだいたいトライアングルのビーターのこと。バスドラのバチとかなんでもかんでもビーターと呼ぶ人もけっこういるけどね。

小さい音を出したいからって細いビーターを選択しがちだけど、上級者でもない限り基本的に細いものは使うべきじゃないと思っておくとベストです。

まずはしっかりとした音で、音の量だけ減らしていけるようなイメージを持ちましょう。トライアングルに限らないけど。

使われている曲とか

これもパッと思いつく曲はもう全部使ってしまっているのでまたあとで書きます!!!(この項目もめんどくさくなってきた

ウッドブロック、テンプルブロック(Wood Block, Temple Block)

playwood-woodblock

概要

別の楽器ですが、似たようなものということで今回はまとめて紹介します。

ウッドブロックはその名の通り本当に木オンリーでできている楽器(上の画像)、テンプルブロックは今はほとんど樹脂製だと思います(ジャムブロックと呼ばれるティンバレスにつけるようなものと素材的にはほぼ一緒)。

「コンコン」「ポンポコ」みたいな音が出せる楽器で、たくさんあるサイズからいくつかを選ぶことで出したい音程をコントロールする。「木魚」のより実用的な楽器みたいな感じなのかな。

temple-block

テンプルブロックの方はある程度のサイズが揃って1セットになっていることが多くて、スタンドも複数並べて設置できるような設計になっているものがほとんどです。

特にウッドブロックは意外にもかなり頻繁に登場する楽器で、ニューサウンズみたいなお手軽系の曲でも登場するし、この特徴的な音色を上手く使っているオリジナル曲も多い。

演奏方法や扱い方

ウッドブロックは、1個しか使わなかったり3個くらい使ったりするのでセッティング方法というか置き方はまちまち(複数使うならテンプルブロック使えよという意見もある)。

wood-block-stand

めんどくさいときは小物台に直置きしたり、その辺に固定したりする。

テンプルブロックはさっきの写真みたいに1セット丸ごとセッティングできるようなスタンドに乗っけていく。

個数や配置は奏者の自由で、曲によって演奏しやすい配置を考える必要がある。

叩くマレットは主にシロフォンで使うような系統をメインに、少し硬めのゴム系などもよく使います。柔らかい音が欲しいときは綿など糸系を使うこともあるでしょう。

使われている曲とか

ウッドブロックはちょっと良いのが思いつかなかったので、テンプルブロックで。

曲名ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス / D.ギリングハム
演奏者フィルハーモニック・ウィンズ大阪
収録アルバムオオサカン・ライブ・コレクション Vol.4

聞こえている通り、これ相当難しいんです。笑
でもこの曲の中では一番微妙な部分っていうか、音楽的な意味は薄いところだけど…。

でも、いつ聴いてもウィズハートはほんといい曲ですね。特にクリスマスに聞きたくなる感じ。

ウィップ(Whip)

Slapstick49-whip

概要

鞭(むち)です。
「スラップスティック」なんて言ったりする気もしますが、studio49の固有名詞かな?

打楽器なら本当の鞭を使いそうなとこあるけど、これはちゃんと専用に作られている楽器です。

持って、手拍子をするみたいに「パン!」ってやるだけ。

演奏方法や扱い方

実はちょっとコツがあって、うまくハマらないと空気を含んだ音のようになってしまって本当に「パン!」になってしまう。シンバルでパスるのとちょっと似ている。

狙うべき音は「バチン!」の方が良いイメージだと思っていて、当て方ももちろん、スピード感も大切。

可動部のネジが緩んでいるといいポイントに当たる確率が減りやすいので調整はキッチリやっておきましょう。

使われている曲とか

使っている曲はいっぱい思いつくんですが、どれもわざわざ選ぶほどのものではないという気がしてしまって…。

良いと思うものがあったらここも追記します。

ベル・鈴系(Bells)

Sleigh-Bell

概要

だいぶ疲れてきたのでちょっと端折ります…。

スレイベルなどを主とした鈴系の楽器。他にも大阪俗謡で使う神楽鈴やベルツリー、リン(お仏壇のやつ)などがある。

kagurasuzu

神楽鈴。もとは祭礼具です。

bell-tree

ベルツリー。手で持って使える「ハンドベルツリー」もある。

rin

リン。打楽器アンサンブルでよく見かけます。

カウベルもまあ一応ここに入るんだろうけど今回は除外…。

この楽器は効果音的な側面が強いけれど、どう聞こえているかはやっぱり常に気にするべきでしょう。一応金物だし。

演奏方法や扱い方

振る。なぞる。叩く。

使われている曲とか

スレイベルがすごく思い出に残っている曲はメリー・ウィドウ。

曲名喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション / F.レハール
演奏者津山西中学校吹奏楽部
収録アルバム全日本吹奏楽2001 金賞団体の競演

鈴の「シャンシャン」っていう音じゃなくて振り続ける(ロールっていうの?笑)鳴らし方が好きでした。この曲は鍵盤主導のアンサンブルみたいなとこも聞き所ですね~。

鈴っぽい曲なら樽屋さんの「ペドロの奇跡の夜」とかが定番ですね。

今ではもうこういう「セレクション系」とかオケアレンジものはコンクールでは全く流行らなくなってしまって、この演奏自体も「昔はこういう演奏が評価されたんだよなあ…」という感じがひしひしと伝わってきますね。時代を感じる。

ウィンドチャイム(Wind Chime)

Wind-Chime

概要

「キラキラ~」ってやつ。
…段々説明が雑になってきているのは否めません。本当に申し訳ありません、想像以上にこの企画は大変でした。。

歌手が生出演で歌うときバックにいるパーカッションで使われることなんかもけっこう多いし、最近だと路上ライブでカホンとかと一緒に置いてあることも多いのでわりと知名度は高いかも。

カホン

箱みたいな楽器(カホン[cajon]は箱という意味)。この上に座って演奏する楽器で、手数の多いドラムみたいな役割を担える。僕も以前買ったのをまだ今の家に保管しています。

my-cajon

構造的には相当単純な楽器で、似たような仕組みの楽器は他にも多いと思います。バンブーチャイムとか。

bamboo-chime

ぶっちゃけドアにかけるチャイムとほぼおんなじですよね。

演奏方法や扱い方

上から、もしくは下からきれいになぞるように演奏してもいいし、「ガシャーン」とした音の表現に使ってもいいし、かなり自由に使える楽器だと思います。ちょっと前の課題曲、ネストリアン・モニュメントでは「ステンドグラスが割れるように」っていうのがありましたね。

nestorian-monument-stenglass-wind-chime

✕みたいにクロスしているのは「両方向から、もしくは方向の概念なく」みたいなニュアンスで僕は理解してました。「damp.」はダンパーで音を止めろという意味。

さわるときに使うのは素手でもビーターでも、忙しいならマレット類でもいいと思います。演奏者が思っているほどの細かな違いは客席ではほぼ伝わらない楽器です。

使われている曲とか

一番気持ちよくきれいにウィンドチャイムが良い仕事をしているのは、という風に考えてみました。かなりマイナーな曲だけど。

曲名シテール島への船出 / 坂田雅弘
演奏者東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部
収録アルバム21世紀の吹奏楽 響宴XV~新作邦人作品集~

典型的な急・緩・急パターンの曲で、その中間部のゆったりとした盛り上がりの頂点にセンスよくウィンドチャイムが入っているのがお気に入り。急の部分の演奏はちょっとひどいですが、これ以外に音源があまりないので…。

普通なら「クレッシェンドして盛り上がって~」の先はシンバルみたいな楽器でピンポイントに頂点が来る感じだけど、これはウィンドチャイムだけが伸びやかに山を飾るのがとっても美しい。聴いてみてください。

おまけ:そのほか

おまけ。楽器じゃないようなものを集めてみました。

アンヴィル(Anvil)

Anvil

概要

線路のこと。「キィーン」という甲高い金属音が特徴。

「アンヴィル=線路」かはちょっと自信がなくて、僕ら打楽器奏者には有名でも一般ではこんなものは全く認知されていないようで、ググってもらえると分かるけど情報もかなり少ないです。
※ちなみに「Anvil」の直訳は「鉄床(かなとこ)」といって、上の写真のものです。産業用具みたいな。

もともとは本当に線路の一部を短く切り取って使ったりしていたようだけど、最近は「とにかくなんでもいいから鉄の固まりを金槌で叩け」みたいな風潮あると思います。一番楽器からかけ離れているというか、本当にその辺のもので代用されているんじゃないかな…。正式な楽器とかも見たことないです。

昔、「本当にJRから本物の線路の一部を切り取ったアンヴィル」というのを見たことがあります。音はしょぼかった。

あと、「ブレーキドラム」という似たような音が欲しいときの楽器(?)もあります。

break-drum

でも実はこれ、「ドラムブレーキ」という車のブレーキそのまんまのこと。名前もダイレクトすぎるというかなんというか…。

譜面上ではAnvilで書いてあったりBrake Drumって書いてあったり、はたまた全く意味分からんことが書いてあったりするので適宜対応しましょう。打楽器奏者に求められる謎の臨機応変対応力。

演奏方法や扱い方

これがけっこう設置に苦労させられるのよ!

平面に平らに置こうとすると共鳴しなくなるっていうか、思いのほか音量も出なくなったりして、未だに正しいセッティングはよく分かっていない。というか使う鉄塊によって事情は千差万別だろうし、正解なんかないんでしょうね…。

叩くのに使う金槌も重いので、スピード感を出したりテンポ感に合わせて叩いたりするのも難しいです。なんか色々上手くいかない楽器で、あんまり好きにはなれなかったな…。

使われている曲とか

デ・メイ作曲の「指輪物語」をご紹介。

アンヴィルの音は鍛冶屋の描写に多いので、本当ならホルストの第二組曲とかがふさわしいんでしょうが、僕は指輪物語の方が単純に好きなのでこっちにしました。もう~~めちゃめちゃいい曲!!

曲名交響曲第1番: 指輪物語 第1楽章: 魔法使いのガンダルフ / J.デ・メイ
演奏者陸上自衛隊中央音楽隊
収録アルバム指輪物語/ライヴ・オン・ステージ

しかも陸自がまた上手い…!
1楽章のアンヴィルが登場したあとの金管のコラールが特にたまらんですね!!

ウィンドマシーン(Wind Machine)

Wind-Machine

概要

宇宙の音楽などによってここ数年でかなり有名になった感がある。

風の音を表現するための楽器(というかマシン?)で、たぶんだいたいが自作とかそんなんだと思います。ウィンドマシーンとしてこういうものが売っているのは見たことがない。例によって画像も全く良いものが見つからず難儀しました(「Wind Machine」で検索したら扇風機ばっか出てきた)。

音自体は作ったときに全て決まってしまうので、オリジナルを考えるならわりと真面目に作る必要があるんでしょう。最近は学校間での貸し借りも盛んだし、なんならこういうののレンタルサービスとかもひょっとしたらあるのかな?

演奏方法や扱い方

回すだけ。
速く回せばビューンってなるし音量も出る。

こういう楽器は「顔」が大事ですよ「顔」が。DVDバッチリ写りますからね。

使われている曲とか

モンタニャールを使っていなかったのでこれにしよう!

曲名交響詩「モンタニャールの詩」 / J.ロースト
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ〈オーケストラル〉ウインズ2008

曲の一番始めは、ウィンドマシーンに加え「シンバルonティンパニ」やシズルなどなどちょっと珍しい効果音系をたくさん楽しめます。

本当に壮大な山々を思い起こさせるようなすごい曲ですよね。ローストの真骨頂が出まくっている曲だと思います。

サイレン(Siren)

tokyo-Siren

概要

本当に「ウー」というあのうるさいサイレンの音を出せるマシンというか道具というか、なんだ、これ。

全く楽器ではないどころか、実は消防局の公式ホームページから買えちゃったりする※以前はたしかに見た記憶あるんですが、今は「東京サイレン株式会社」という消防用品メーカーでヒットしました。

tokyo-siren-hand-siren

ちなみに図面まで見つけた。「いかに楽器ではないか」がご理解いただけるかと思います。

tokyo-siren-cad

このサイレン自体をピンポイントに指定している楽譜は今まで見たことがないけど、本当にごく一部、使われているのを見かけます。

演奏方法や扱い方

レバーを回すと音が鳴るようになっているんだけど、一定時間かなり高速に回し続けてからじゃないと高いサイレンの音が鳴ってくれないので、いきなり鳴らすためには「ミュートしながら高速で回して一気に解放する必要がある」とかいう作業を要求されます。超ムズイです。

まあ普通の人は一生触ることなんかないでしょうからこんな情報は要らないと思いますけど…。

使われている曲とか

最後の最後に申し訳ないんだけど、どうしても他に思いつかないのでダブっちゃうけど前にも紹介した曲を。。イーストコーストです。

曲名組曲「東海岸の風景画」 / N.ヘス
演奏者なにわ《オーケストラル》ウィンズ
収録アルバムなにわ《オーケストラル》ウィンズ2011

譜面では「Silen Whistle」という風に書いてあって、あの「ピョオオォ~」っていう吹くと伸びるやつ(↓)みたいのが正しいんだけど、

toy-fue

もちろん実際はこんなんではなくて、片手でびよーんて動かしながら音の高低を変えるような楽器です(伝わらないよね…)。

この演奏ではより曲の状況を理解した上でこのサイレンを選んだということです。

大砲(Cannon)

canon

概要

最後を飾ってもらうのはこれにしようと一番最初から決めていた。
文字通り、写真通り、「大砲」です!!

チャイコフスキーの「大序曲1812年」以外に大砲を使う音楽なんていうのはまずないはずですが(ないよね…?)、この曲の有名さのために「大砲という楽器」は意外にも有名です。なんというパワーワードでしょう。

実際の譜面上でも「Cannon」とクレジットされているので本当に大砲を使ってほしいんだろうけどそうもいかないので、多くは大きいバスドラムなんかで代用したりします。

と、言いつつ…。
実は過去には軍隊が持つ本物の大砲を使用したケースも多くて、日本でも自衛隊が同じことをやったりしています。

使われている曲とか

これがその動画。これに限らず数は意外と多いです。特に海外。
※大砲まじでびっくりするんで音量には十分ご注意を。

曲名大序曲「1812年」 / P.l.チャイコフスキー
演奏者陸上自衛隊音楽隊
収録アルバム-(収録されたことあるのかな笑)

この場合どうしても野外演奏になってしまうので音楽ホールで演奏自体を楽しむことはできないけど、まあ一種の見世物だよね。

大砲一発打つのに桁が分からんほどのお金がかかるというし、そう何度もできるものでもないでしょう。生で見れたらぜひ見たいものです。

あとがき

いやあ、なんにも見ないで思いつくままに書いたんですけどものすごい量になってしまいました…。この時点で3万文字超えてます。

好きなものについてはいくらでも書けるとは言うけど、たぶん僕にとって一番これが当てはまるのが今回みたいな記事だったと思います。超楽しかった。
とか言って書く内容はどんどん減らしていったり如実に手抜きが見えたりしてひどい体たらくでしたが…。

しかしながら、ひとりよがりで読む人のことを考えない文章ほどつまらないものはないことはよく承知しているつもりなので、そこは気をつけたつもりです。感想とかあったらぜひ聞かせてください~。

あと、「この楽器が抜けてるよ!」っていうのもあったら教えてください(今は小物とかはほぼ書いてないけど)。まあ珍しいもの特集じゃないので吹奏楽曲で一般指定される楽器に留めたいけど…。

それでは、長きに渡りお付き合いありがとうございました。気に入ってくれたらシェアしてくれたり、もしくは他の記事読んでいってくれたり…しません??

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みるめも

この記事へのコメント  皆様もぜひどうぞ

  1. すやま より:

    実に面白かったです!内容も文章も!一気に読めました。
    打楽器、本当に楽しいですよね!大好きです!

    • みるみ より:

      コメントありがとうございます!

      うおおお!嬉しいです!!こんな主観的な記事を楽しんでくれる方がいるなんて!!!
      ありがとうございます。